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所詮、虚飾にすぎなかったとはいえ、
いちおう「セレブ」として生活していた日々と、
その虚飾がはがれ、転落してしまってからの日々のことが、
まるで、同時進行しているように描かれるので、
なんでこんな語り口なのだろう?と不思議に思いながら観ていたのですが、
ラストで、ああ、そういうことだったのか!と納得しました。
映画はやはり、オスカーを獲得した、ケイトの独壇場で、
いつものウディ・アレン映画のように、1時間半くらいの尺ながら、
彼女の「混乱」に、ずっとつき合うことになる鑑賞時間になります。
ある意味、人生の限界を感じ始めているような自分のような世代の人が見ると、(笑)
ちょっとツラい時間にもなりそうな作品なのに、
それでも、どこか笑えてしまうのが、映画の奥深さを感じます。
http://blue-jasmine.jp/
『ブルージャスミン』日本公式サイト
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