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The Artist : The First & The Final Hit (#6 Donna Summer)

2020-05-04 11:04:29 | 天国へ行ってしまったアーティストたち
すでに、天国へ行ってしまった
アーティストたちの、
最初のビルボードHot100入り曲と、
生前最後のエントリー曲を紹介して、
超ざっくり、そのアーティストの、
偉大な功績を振り返る、このコーナー、
第6回目は、今月の17日で、
没後8年となる、Donna Summerです。

Donnaが亡くなった2012年は、2月に、
Whitneyも帰らぬ人となった年でしたね。
どちらも、その日の朝のニュースで知って、
がく然としたのを覚えております。

Donna Summer、ヨーロッパで、
ミュージカルデビューして、
最初に人気になったのも、
ドイツ(当時の西ドイツ)や
オランダからだということは、
広く知られておりますが、
初めて、USチャートにランクインし、
世界中のチャートを席巻したのも、
この曲だということは、有名であります。
そのナンバー
"Love To Love You Baby"です。
(Pop #2 R&B #3)



75年にリリースされた
2ndアルバムのタイトルトラックで、
邦題は『愛の誘惑』でしたね。
シングルバージョンは、3分と少しですが、
アルバムバージョンは、当時の
レコードのA面全部を使った、驚がくの
16分超えバージョンなんですよね。(^^;

そのころは、リアルお子ちゃまゆえ、
この曲を最初に聴いたのは、
もっとずいぶん後でしたが、
それでも、かなり刺激的でありましたね。
曲の作者は、Donnaさまと
Giorgio Moroder師匠に、
プロデューサーのPete Bellotteでした。

そして、Donna Summer、生前最後の
Hot100入りとなってしまったのは、
1999年に、最高位79位を記録した、
この曲でした。
"I Will Go with You (Con te partirò)"
です。



ディスコブームが去った80年代も、
いろんなプロデューサーたちと組んで、
そこそこのセールスを収めていた
Donnaさまでしたが、
91年リリースのアルバム
"Mistaken Identity"の大惨敗以降は、
クリスマスアルバムやベスト盤、
また、そのベスト盤に収録した
新曲の発表はあったものの、
もう、過去の人になってしまったかな...
と思っていた時期でしたが、
そんなころにリリースされ
ひさびさに、健在ぶりを示した1曲でした。
Hot100では79位が最高だったものの、
ダンスチャートでは、
No.1になっておりました。

テレビ局、VH1で放送された番組を、
そのまま、ライブ盤としてリリースされた
"Live & More Encore"に収録された
当時の、スタジオ録音の新曲で、
オリジナルは、Andrea Bocelliが、
1995年にリリースしていた
2ndアルバム"Bocelli"で歌っていた
"Con te partirò"。

それに、Donna自身が、
英語詞を書き加えて
発表した曲でありましたね。

日本では、オリジナルの
"Con te partirò"よりも、
BocelliとSarah Brightmanが歌った
"Time To Say Goodbye"のほうが、
有名かもしれません。

さて、Donna Summer、
亡くなってしまったあと、
毎年のように、ベスト盤や、
DX盤などが出ておりますが、
ことしは、すでに、3月に、
なんと、33枚組BOXっていう、
すごいのが発売されているのですが、
ちょっと、さすがの今、
手が出ないですね。(^^;


・Encore - Donna Summer