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Time Machine ~1983~

2022-11-05 20:05:40 | 懐かし洋楽
今回は、1983年の今ごろ、
チャートインしていた曲、
Michael Sembelloの
"Automatic Man"です。
(Pop #34)



同年に、映画『フラッシュダンス』の
サントラ収録曲"Maniac"で、
堂々No.1に輝いていた、
フィラデルフィア出身のSSWで、
マルチプレイヤー、さらに、
プロデューサーでもある、
Michael Sembelloの、
その"Maniac"も収録した1stアルバム
"Bossa Nova Hotel"からの
カットでしたね。



Michael Sembelloという人は、
早熟なミュージシャンだったようで、
プロとしてのキャリアのスタートは、
セッションギタリストとして、
Stevie Wonderの74年リリースのアルバム
"Fulfillingness' First Finale"に
参加したのが最初だったらしく、
そのころ、まだ10代だったみたいですから、
恐れ入ったものですね。

Stevieには、その後も気に入られ、
次作"Songs in the Key of Life"でも、
起用されて、あの大ヒット
"Sir Duke"でリードギターを弾いているのも、
Sembelloさんのようですね。

残念ながら、この曲は、
Top40入りは果たしたものの、
"Maniac"のような大きな話題とはならず、
アルバムのほうも、セールス的には、
物足りないものに終わってしまいましたが、
このあとの80年代は、『グレムリン』や、
『コクーン』などの人気映画のサントラに、
曲を提供して、活躍していました。

また、Michael Sembelloといいますと、
この曲の共作者でもある、実弟の
Danny Sembelloも、優秀な、
ソングライター&プロデューサーとして、
広く知られておりますが、
ふたりのお兄さんの、
John Sembelloさんというのも、
70年代に、Ralph Dinoという人と、
Dino & Sembelloというデュオを組んで、
音楽活動をしていた人で、
Chaka Khanの84年のヒットアルバム
"I Feel For You"収録曲"Eye To Eye"は、
兄弟3人が、作者に名を連ねた
楽曲となっております。

で、Raiph Dinoという人も、
Jermaine Jacksonの85年のヒット
"Do What You Do"の
作者の1人だったりして、
このへんは、たどって調べて行くと、
いろいろと面白いですね。

1983年11月5日付けのビルボードHot100
です。

1位は、仲良しだった、
カントリー界のビッグスター2人の、
あの、デュエットの名曲です。

<1983年11月5日、何があったか?>

2010年から11年にかけて、
東北楽天ゴールデンイーグルスにも
在籍した、元プロ野球選手、
フアン・モリーヨさんが誕生したのが、
この日だったようです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/フアン・モリーヨ

※次回は、reminiscing
("true one-hit wonders")
第9回です。