爺のつぶやき

石狩川のほとりに住む田舎の爺です。見たり聞いたり、その日の出来事などをつづっています。

問われる外交能力

2010-11-03 18:12:00 | あれこれ
きょうは朝から冷たい雨となり、峠は雪になったようです。

ロシアの大統領が北方領土の国後島を訪問した。
昭和20年突然侵攻してきたロシア兵に家も土地も奪われて引き上げてきた人達の衝撃と怒りは計り知れないであろう。
国後空港に降り立った大統領は自ら日本車のハンドルを握って視察したとの記事も載っていた。
国後のロシア住民は大統領の訪問によって勇気づけられ益々郷土意識が高まったであろう。


衆院予算委員会で、わが日本国の菅直人首相は「大変遺憾だ」と述べた。
昨年の7月北方領土を「わが国固有の領土」と明記した特別処置法が成立し今年6月カナダで首相とロ大統領が会談し、北方領土問題で首脳間で協議を進めることで一致していたはずである。
尖閣諸島をめぐる中国との対立を見て、わが国の外交能力を見抜かれたとしか言いようがない。


道民は、領土返還を求めて今日まで北方領土の人達と交流し、命の危険にさらされている人達も救ってきたはずである。
外交は国家の浮沈に係わることである。
もっと、国際的にも国民にも信頼される政治を進めて欲しい。





コメント
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