出雲大社が新十津川にあった!?
縁結びの神として知られる出雲大社(いづもおおやしろ)の分院が同じ空知管内新十津川町にあるということを全く知りませんでした。
きのう札沼線新十津川駅まで行った帰り道、偶然にも見かけ島根県出雲市まで行かなくても出雲大社本殿同様、ご利益が得られるよう「二拝四拍手一拝」心静かに感謝を込めてお祈りした。
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ご本殿左側には手を差し伸べる「だいこく様」と足元に「しろうさぎ」の像
像の前に立つと童謡「だいこくさま」の歌が流れてきた。
像の前に立つと童謡「だいこくさま」の歌が流れてきた。
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御祭神は大国主大神(おおくにぬしのかみ)
奈良県十津川村で明治22年8月死者186人という未曽有の豪雨が襲い村が壊滅するという大惨事となってその後、600戸2489人が北海道に集団移住してきた。
十津川郷士として苦難に耐え、励ましあい、助け合いながら入植して20年をかけて自分たちが信じる出雲大社の社殿を建て故郷から持参した霊璽を納めたという。
十津川村は険しい山々に囲まれた陸の孤島。藩の支配が及ばず自ら十津川郷士と称し調停に尽くした勤王の人々であった。それだけに集団移住してきた人たちは故郷を思い祖先から受け継いだ「郷士」としての誇りを大切にしてきた。