2回目リンパ浮腫の主治医M先生は、前回のリンパシンチのときの診察で、面白いお話をしてくださった。
私の身体という意味ではなく、広くリンパ浮腫一般についての見解という感じで。
形成外科医であり、血管外科医でもあるM先生ならではの探求の証かもしれない。
先生は人体の血管とリンパ管の模型を映像化したようなものをパソコンで見せてくれながら、
「こんなに、リンパと血管ってのは人体の表面から奥深くまで張り巡らせれているんですよ~」と、
ちょっと怖いその画像をみながらお話してくれる。
ほら、ほら、と、何枚かの画像がぱらぱらと出てくる。そのたびに、ホーとか、ひゃーとか、
うわわぁ!とか、私は半薄目的な観方をしながらも、耳だけはすましていた。
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LVAとはリンパ管静脈吻合手術のこと。
先生いわく、
人類の8割くらいが生まれつきこのLVAされた状態になっているのだという。
そうではない残り2割と、プラスアルファ1割くらいの割合でリンパ浮腫になるという。
これは、生まれつきLVAがされた状態の体質のひとでも、生活に無理があったり、スキンケアをおこたったり、加齢などなんらかの原因でリンパ浮腫になるということ。
逆にいえば、LVAだけしても、それでは完璧ではないということ。
先生はそれを言いたかったのだと思う。
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以前とさき治療院で、戸崎先生に言われたことが、このことと私の頭ではリンクされる。
戸崎先生の話。
蒔絵さん(私の姓と思ってね)はLVAをしてるのだから、そんなにそっとってことにこだわらなくっても、
このくらい強く、ドレナージしても大丈夫なのよ。
ウレタンだってLVAした腕だからこそ不安なく治療できるのよ。(随分前のことだし、ドレナージうけながらのたわいのない会話だったので、あくまで私が言われて受けた印象を書いてます)
そっかそっか、
M先生の言葉と戸崎先生の言葉を合わせて考えれば、
LVAというのは、より効果のあるハードな治療も(ウレタン)安心してできる身体つくりのためでもあるのだと思った。
そうなると、
①LVAにはエビデンスがないとか、
②逆に悪くなる可能性もあるとか、
③皮膚はそっとそっとあつかうのだとか、(注射、血圧測定など禁忌といわれてきた)
こうしていわれてることのすべてが、私として反証できる。という感じか、、、、ね。ま、反証ってのは大げさだけど(笑)私なりに合点が合わせられるという意味。
①のLVAにエビデンスがないのは、それをしたから完璧もう大丈夫という間違った着地点を見てるだけじゃない。
②の逆に悪くなるってのは、ドクターの技量やその後のフォロー正しい知識が徹底されてない中でのこれまでをいってるんじゃないかな。
③のそっとあつかう、てのは、つまりは、LVAを否定していれば逆にそっとするしかないよね~ってことに到達する。この③については、この頃では(先週のCS放送なんかでは)大雑多に否定してた。圧迫化での運動はいいとかね。でも勘違いする人多いような印象をうけたな。
ま、あくまでこれらは私の、つまりは素人の「これまでリンパ浮腫を取り巻く状況をなんとなく肌で感じてきた私の感覚」での個人的考えなんだけどね。
先週かな、
CS放送のリンパ浮腫の番組をみていて、どうも違和感を感じたことへの私なりのちょっとした答えというところ。もっとちゃんとすっきりさせたいんだけど、先ずは大雑把に書いてみた。
修整しなきゃいけないこともあるかも・・・・・
CS放送の内容はここ、リセットさんが主観をいれずそのままに正確性をもって記載してくれてます。
私もみたので、番組内容はこれで間違いはないと感じました。
追記
ここの記事だと、とさき治療院が、LVA体質状態の人、 またはLVAをしてる人のみを対象に治療しているような受けとめられかたをするような書き方になってしまってますが、あくまで私個人との会話から抜粋して書いたことです。
とさき治療院では、LVAを受けていな人も個別の症状に応じて対応してくれてると思います。状態は様々なのでご自身でHPで判断、確認して下さい。