Rikoの再建日記~気ままな恋文

病期3の乳がんから自家組織再建、リンパ浮腫治療、抗がん剤後の薄毛治療など、心身共に毎日が昨日からの再建って感じの日々♪

3.11の記憶

2015年03月11日 15時50分39秒 | 日々の事
この日は、私も特別な環境にいた。
とても恵まれた環境だった。
乳房再建後の入院中で個室のベットでぬくぬくと幸福感の中にいた。そんななか見せつけられた被災の光景に、罪悪感にも近い憤りで気持ちが揺れたことを、今でも思い出す。

あの日多くの生命が天へ。
それからこの四年の間でも、旅だった命は数知れない。
被災以外でも、この間、私のまわりでは別れを送った身近な命もあった。


生きているのが辛いとラインに入れてくれた友。

だから、やすらかな旅立ちだったのか?もう、頑張ったから
いいよね、なのか?

いや、

生きているのが辛い、イコール死にたいではない。

辛いこと何とかして、と、

彼女は言いたかったんじゃないなか。

まだ、生きていたいと。

辛い、辛いは死にたいじゃない。
生きたいと聞こえる。

人は辛いばかりの人生に終止符を打つことを求めてもがく。死ではない終止符。辛さの終わり。考えなきゃ。

悲しいけど、病気には勝てないこともある。
だから、せめて、彼女は温かなベットで愛する人に看取られ安らかになれたのだと信じていける。

でも、病気でもない、災害のあとのケア、復興はちがう。

生きているのが辛い。そんな言葉いわせてはいけない。
生きてたい!生きていきたい!その切実な願い、当たり前な願いを、私は刻んでおきたい。