Rikoの再建日記~気ままな恋文

病期3の乳がんから自家組織再建、リンパ浮腫治療、抗がん剤後の薄毛治療など、心身共に毎日が昨日からの再建って感じの日々♪

お別れ

2018年09月10日 02時17分41秒 | 母親のこと
夜が明けたら母を東京へ連れて行く 。
不思議なもので3人で行くのに新幹線代はふたりぶん 。
それが遺骨というものなのかな だけど魂はあると思っているのにね 、他の人にはわからないよね。

不思議なひと夏を経験しました 、生きてる間ではきっとこんなふうに いろんなことを話したり彼女のことを思うことはなかったと思う 。

彼女の死に様を見て 私も彼女の人生に対して 敬意を 抱くようになった ということもあるし 彼女の人生を不幸なものと考えることは 死に方だけでは決して決める ことはできない ましてや私という娘がきちんと骨を拾って 無縁仏に はしないでいるのだから
、、、
そして骨になってからようやく 彼女は幸せな人生だったと 心から思えるようになったこと 何より今の私が幸せに生きているということ この二つで十分彼女は恵まれた、価値ある人生の主人公だったと思う。 何も苦しむこともなく誰にも迷惑もかけず あっけなく逝ってしまった 彼女 ひと夏一緒に暮らして 明日はもうさよならの日 ちょっと寂しいね不思議だね骨なのにね 毎日 どんなお花を飾ろうか 何をお供えしようか 考えるのが 楽しかったよ これからは東京に行く意味もちょっとだけ変わってくるかもしれない 。
私の 生まれ育った故郷である東京に あなたと兄が眠っていると思うと、それはある種の 里帰りだね。

由良子さん、
みんながあなたを立派だといってくれたよ。
もし、わたしが何年か介護をすることになったり、だれかに頼んでいたとしても、よわっていく由良子さんにわたしは優しい言葉もかけられず自分を嫌ったでしょう。

早く発見できなかったことを最初は悔やみ自責の念からやり場のない苦しみがあったけど、今は自分を責めないし、あたなにも感謝してる。

私の家からさようならだね。

今の寂しい気持ちは、純粋な寂しさ。

気持ちがほぐれていくようなあたたかな涙がでるよ。

死んでから心が通うこともあるんだ。

もうすぐ、兄のもとに行けるからね。

すこし、太ったって言われるね、きっと(笑)