まこねこまどかブログ

マンガ家まこねこの気ままな日記

ミス・ワシントン

2013年05月22日 | 明治人物伝


1845年(弘化2)上海に、イギリス人でサイルというアメリカ監督教会(聖公会)の宣教師がいました。
病期療養のため、1858年(安政5)に長崎に来たとき、アメリカに日本伝道の必要を訴えました。
1870年(明治3)には、自分自身が横浜に来てイギリス領事館付き仮牧師となりました。
そして、横浜クライスト・チャートの牧師になったのです。
この、サイルは、日本アジア協会の設立に尽力し、開成学校と東大で哲学を教えました。
彼の奥さんは、再婚でしたが、なんと、アメリカの初代大統領ワシントンの直系だと言うことです。
前夫との間にできた娘は、クララの日記では、ミス・ワシントンとして出てきます。
ところで、ワシントンを調べたら、彼の奥さんのマーサは、大金持ちの未亡人で連れ子が二人いました。
ワシントンは、2回会っただけでプロポーズして、結婚によって財産を増やし、社会的地位も増したのです。
ワシントンとの間には、子供はできませんでした。
彼は、天然痘にかかり、その後に結核にかかったので子供ができなかったと言われています。
二人の連れ子をかわいがり、その子供たちもかわいがったのです。
ですから、血がつながっていないので、彼の直系はいないわけです。
クララは、ミス・ワシントンのことを大統領に似ていないと書いていますが、それは当たり前の話ですね。
そのミス・ワシントンは、東大で機械工学と物理学を教えていたユーイングと結婚しました。
ユーイングは、スコットランド出身で、大学校内に観測所を設け、実測地震学の基礎を築きました。
1883年(明治16)に、帰国しましたが、後にケンブリッジ大学の教授となったのです。
血が繋がってはいませんでしたが、ワシントン大統領の子孫が宣教師の義理の娘となり、おまけにご主人は日本の地震学のために基礎を築いたなんて面白い話ですよね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

庭の花

2013年05月22日 | Weblog


山桜桃(ユスラウメ)の実の大きさは、1センチ位です。
たくさん獲れたときはジャムにします。
今年は、1本しか無いので、ジャムにはできそうもありません。
ここに引っ越してきた時に、私が植えたすずらんは、ちらりと咲いているのを見ましたが、いつの間にか終わっていました。
また、紫陽花の花は、冬にバッサリ枝を刈り込まれたので、咲かないと思っていたら、今たくさんの蕾をつけています。
梅雨の花、紫陽花が咲くのが楽しみです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする