日々の幸せを育んで

ワンちゃん達がいて、孫達がいる日々の生活。小さな幸せのある暮らしを綴っています。

アンの不調

2019年11月01日 10時00分00秒 | 日々の暮らし

あっという間に、10月も終わりました。

お庭のキンモクセイが、例年よりずっと多くのお花を咲かせて・・・もう咲き終わりました。

「こんなにたくさんのお花が咲くって、すごいよね。」
って主人と話しました。

季節を感じられる香りがする、沈丁花とキンモクセイが大好きな主人が、とても喜んでいました。

               

腰が治ったのに脚の不調は、まだ治らず、なかなか思う様に日々の物事を進める事ができません。

そんな中、アンがご飯を食べなくなりました。
私達が食べているおかずを、お湯で洗って味を取った後あげると、喜んで食べるのですが・・・ドッグフードは、殆ど食べなくなりました。
元々、食の細い子で、今までにも食べない事はあったのですが、何日間もこんなに少ししか食べない事はありませんでした。
痩せて来ています。

アンは、もうすぐ15歳を迎えます。
動物病院が大嫌いで、病院へ行くと分かると、ぶるぶる身体を震わせて、私から離れなくなる子です。

「病院へ連れて行くべきなのか?」
を、主人と娘と3人で相談しました。

               

「これから5年も10年も生きられないのだから、喜んで食べられる物を食べさせてあげよう。」
「嫌な思いをさせて、無理に病院へ連れて行っても、アンは食べる様にはならないだろう。」

『病気・・・? 注射・・・? お薬・・・?』
『う~ん・・・』

「病院には行かずに、薄味のついた食事を作って、アンが喜んで食べれる様にしてあげよう!」
って事に決めました。

初めて飼ったワンちゃんのリー。
7歳の時、洗面所に倒れて死んだ様になっていたリーを抱きかかえ、タクシーに乗って病院へ連れていった事を思い出しました。
立ち上がる事もできなかったリーが、病院の診察台の上で、しっかりと前足を踏ん張ってお座りし、注射を打ってもらった事を。

「こんな状態で死ぬなんて事はない。」
って先生に言われて帰って来ましたが、帰りのタクシーの中でも、帰って来てからも、もうしっかりとお座りする事も、立ち上がる事もできませんでした。

その日、リーは亡くなりました。
洗面所で倒れる前に、和室でパソコンを打っている私に、リーはきちんと「さよなら」を言いに来ました。
その時の私は、その事に気づいてあげれませんでした。

リーは、病院へ行きたくはなかったんだと思います。
私はただひたすらリーを助けたいという思いで、病院へ連れて行きましたが、
『あの時のリーの気持を、考えてあげていたんだろうか?』
と、今アンを見ながら思います。

               

手作り食になってから、アンは喜んで食べてくれています。

アンが、ドッグフードを少ししか食べなくなってしまっていた間、マリーはアンの事が気になっていた様です。
アンが寝そべっている傍に行っては、クンクン、クンクンしていました。

アンが手作り食をすべて食べて、得意の360℃回転をしているのを久しぶりに見た日、私達はホッとしました。
マリーも同じ様にホッとしたみたいで・・・どっと疲れた出たのか、夕方から眠ってしまいました。

次の日2人共とっても静かで穏やかに、1日中寝て過ごしていました。

今は、普段のアンに戻りつつあるのが、何よりも嬉しいです。

               

リーとナナが、病院では助けてもらえなかった事で、私達家族は、
「どうしてあげれば、マリーは喜ぶんだろう?アンは喜ぶんだろう?」
「何をしてあげれば、悪い状態からいい状態になって行くんだろう?」
・・・・・
など、いろいろ考える様になりました。

そんな事を考えていると・・・『きっとリーとナナが、遠くからマリーとアンを見守ってくれているんだ。』って気がします。

もうあと少しすれば、いつもの元気なアンに戻りそうです。
嬉しいです!!