
猛暑のロケから2ヶ月余り、ようやく10月3日(土)ブラタモリ「福岡と鉄道」編が放送されました。シナリオ段階からどっぷりと関わらせていただいた本編をご覧いただきありがとうございます。全国各地の知人からの電話着信が軽く50件を超え、SNSやメールのメッセージはおかげさまで100件超えました。電話はその場で対応し、メール等は少しずつ返信していますがまだ全てに返信できてません。改めて全国放送&ブラタモリの反響に驚いてます。
放送前、放送後すぐに担当ディレクターMさんから電話をいただきましたが、ロケ本番まで悪戦苦闘の2ヶ月間。幾多の壁を越えてテーマ&ロケコース絞り込みの苦労も、ロケ当日のタモリさんの満面の笑顔で報われました。放送をみても終始笑顔のタモリさん、スタッフさん達が言った「過去最高のテンションです」は本当だったみたいです。
写真はロケ本番直前、大勢のスタッフさん達と本番さながらの全行程リハーサル時の記録です。実際の貸切バス移動の工程や時間の経過、カメラ位置確認など一つずつ確認しつつの移動でした。
本番では撮影できませんでしたので、結果として西鉄313形の在りし日(解体前)最後の記録写真になりました。一部解体されて日本初のモノコック構造がなんとなくわかるカットも撮影できたのはブラタモリのロケのおかげですが、本編では放送されなかったようですね。
馬出電停やバス移動中の車内でのエピソードなど、予想以上に面白かった部分も全カットだったので、ひょっとするとスペシャル版もあるかもと期待してます。放送日がズレた影響で通常はある翌日の再放送も無く、見逃した方も多かったようですね。
NHKさんに皆さんの要望が届けば、番組編成の中で少なくとも再放送は可能性ありそうです。完全版が見たい!という要望が多ければ、鎌倉編のようなスペシャル放送も可能性0%ではないかもしれません。私などに質問されても(質問が多いんです)この辺は対応できないので、ご要望はぜひNHKさんにお願いします。
放送みての感想、タモリさん上京の年(昭和50年)をコンセプトにしよう、という思惑は正解だった気がします。気軽に提案した全体の流れ案(薬院駅前フリから新幹線まで)をディレクターさんが最高の状態に組み立てていただき、スタッフの皆さんが「過去最高のテンションだった」という言葉通り、終始笑顔のタモリさんでした。作り手側のコンセプトは「タモリさんを喜ばせる」で早い段階でまとまっていた訳です。
私の出番が少ないんじゃないか、というありがたい感想も多くいただきましたが、私自身はTV出演が得意ではないと思っているので(今回もディレクターさん達に配慮いただき出番は最小限、あくまでネタ元でありたい)、悪しからず了解ください。古地図や吉田初三郎といった狭い世界では名前をご存知の方もいるため、遠方からの知人の電話はほぼ「古地図ネタが少ない」でした(笑)。
放送後、NHK福岡放送局「きん★すた」10月9日(金)予告も出ました!
ブラタモリ案内人が再び登場し、ガレッジセール川田さん&HKT48坂口さんを身近なブラ歩きに導いてます。私は中洲の近代史パートを担当してあるテーマの感動シーンを案内させていただいてますので、九州・沖縄エリアの方々は本編同様ぜひご覧ください。このロケはホントにブラタモリ以上に楽しく「TV出演も案外いいかも(笑)」と思わせていただきました。