記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

博多・中洲川縁の一斉清掃と博多よもやま話

2008年01月29日 23時56分55秒 | 博多部
 週末の土曜日、冷泉地区の一斉清掃に参加した。キャナルシティ博多
そば、中洲の南端の清流公園を出発して、北端の中島公園まで。幸い陽
がさしてきて暖かい日差しに感謝しながら、公園や路面の植え込みの中
中心の清掃を行った。私は記録係りも兼ねているので、カメラとゴミ袋
を同時に操っての二刀流である(笑)。

 お昼は「かろのうろん」でごぼう天うどんを食べた。そこから清流公
園まで徒歩2分、土曜日でキャナルシティ周辺は人通りが多い。清掃に
は地元の方々70名余りが集まって、約1時間かけて那珂川沿いと博多
川沿いに分かれて中島公園を目指した。

 途中、植え込みの中から出てくる、出てくる。空き缶や瓶はもちろん、
煙草のポイ捨て、自転車、背広、そして携帯電話…。酔って落としたの
だろうか、私一人で携帯を6つ拾った(笑)。

 清掃が終わり公民館へ戻る途中、川端通り商店街のアーケードを通る。
40年ぶりの床面大理石の改修作業も終盤、キレイになった床がまぶし
い。もちろん、改装中の記録はほぼ3日おきに撮影した。

 月曜日の朝、清掃活動の記録写真をサイトへアップしている最中に、
応募した第14回マイタウンマップ・コンクール事務局から、最終選考
に残った旨の連絡が入った。できれば何かの賞に入ればいいな、と考え
る。博多のまちづくり活動の追い風になるのは間違いないから…。

 某地元TV局の某人気番組に協力、昔の福博の町並み写真をヒントな
しでその場所へ辿り着く内容。最終的にどんな構成になるか楽しみであ
る。先週末、ディレクターさんが事務所へ来られ、打合せの楽しい時間
を過ごした。

 29日の西日本新聞朝刊、福岡空港の地主組合や空港の歴史が数頁で
取り上げられている。戦時下、旧日本軍の強制接収によって空港用地を
僅か10日で明け渡さなければならなかった住民の苦悩が、今に至るま
で続いていることを上手くまとめている。昨年、私もブログに書いたこ
とだ。

 ラグビー日本一になった地元、東福岡高校の校舎が、強制接収の舞台
となった場所。もうすぐ取り壊される本館校舎、なんとか遺せないもの
かと考えたりもする。

 ポストカードブックの購入者プレゼントの〆切間近。毎日、10通以
上の感想ハガキが届く。中には封書で数枚にわたり感想や想い出を綴っ
てくれる方もいて、それぞれの感想がとても印象深い。興奮気味に電話
をかけてくれる方も毎日数人いる。作ってよかったと思う瞬間だ。

 ポストカードの一枚の場所が表記と違うのではないか、といった意見
や指摘もよく届く。編纂時にその点は可能な限り調べているつもりだが、
そんな意見が届くといつもドキッとする。今日も、感想応募者への御礼
に進呈している写真が場所が違うのでは?との指摘が届いた。念を入れ
て、改めて写真に映った建物・看板を確認し同時代の住宅地図を確認す
る。写真角地の店と、その隣の寿司店などから場所は正しいと確認し、
そのまま指摘してくれた方へ電話をし説明した。

今日の写真は、中洲中島町に今も盛業中の老舗料亭・老松の
戦前(昭和11年頃)の絵葉書セットの一枚。地名の浜新地は昔の呼び名。
戦災に合い、戦後現在地に再建され隣接地の料亭敷地を吸収して
建て増しし、現在の敷地に拡大したそうだ。
一斉清掃では老松の周辺も皆で巡った。

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