2月に入ってそろそろ花粉症の季節。まだ症状は出てこないが、いつ
始まるかと思うとイヤな気分である。3日、あいにくの雨天だったが、
櫛田神社の節分祭に行った。今年は中学受験に合格した娘に、年女役を
体験させた。上下を着て、市会議員やおたふくわたの社長ら、名士の方
々に混じっての初豆まきである。
昨年までは蒔かれた豆を拾えず文句ばかりの娘だったが、今回は初の
豆まき役を堪能し満足したようだ。博多座大歌舞伎の面々も見たかった
が、雨に濡れて風邪をひきそうだったので、早めに帰宅した。
5日夜、福岡市西区まるごと博物館推進会の企画広報会議に出席、そ
の後の懇親会も参加した。仕事を終え参加する個性的・活発なメンバー
に受ける刺激は、よくある勉強会よりも数段学ぶべきことが多い。大半
が私よりも先輩の方々だが、最近は同年代の方も加わり交流も楽しい。
ドキュメンタリー映画の高岩監督の訃報を新聞に見つけ、とても残念
な思いである。98年に「教えられなかった戦争・沖縄編」が同年度の
キネマ旬報ベストテン文化映画の1位に選ばれた。福岡市出身、4年前
に高岩さんを招いて宝珠山小劇場で開催された映画上映会でお会いし、
作品と視点に感銘を受けた。
「教えられなかった戦争」シリーズはどれも私たちが通常のニュース
等で知っていることが全てではないこと、内紛やテロと呼ばれているも
のも裏を返せば少数民族が自身達の古来からの生活を守る「聖戦」であ
る場合もあるのだと教えてくれた。視点を換えてその国の成り立ちや民
族の歴史を理解して初めて本当の姿が判る。日本の近代史や太平洋戦争
に関しても同じであろう。自分たちの価値観を押しつけることの愚かさ
を気付かせてくれる作品が高岩作品の特長だったように思う。
7日、8日と福岡・北九州の鉄道友の会の重鎮の方々にお会いした。
私自身は鉄道のある風景は大好きだが、その細部に至るまでの詳細につ
いては浅学である。お会いして様々な話を聴くことで初めて気付くこと
も多く、また写真の年代特定手法の幅が広がるなど、自身が吸収すべき
ことの多さを実感する。
ポストカードブックについても、鉄道ファンとして辛口意見を多くい
ただくことができて、それも真摯に受け止めながらより良い商品ができ
るように日々努力すべきと実感させられる。特に写真選定や印刷手法に
ついては鉄道ファンならではの意見、より多くの写真資料を観てきてい
る方の意見として、本音で率直な意見を聴かせていただける機会だけに
教訓として活かす方法を常に考えねばならない。
「電通『鬼十則』 植田正也著・PHP文庫」を最近じっくり読み返
している。1年半ほど前に買って何度か読んでいるのだが、日々の経験
の中で「そうか、こういう事か」と気付くことも多く、今の自分に合う
読むたびに新しい発見のある教材本である。
今日の写真は、戦前の天神町の銘旅館・青木旅館の絵葉書。
前田虹映の作品、画面の左手奥に旧福岡県庁、右手奥には開店した
ばかりの岩田屋百貨店が描かれている。
ポストカードブックシリーズ解説・通販
冷泉のあゆみ1945~2007まちづくり戦後史
アンティーク絵葉書に観る懐かしの風景・町並み
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鳥瞰図絵師・前田虹映
オールド地図鳥瞰図コレクション・吉田初三郎ほか
始まるかと思うとイヤな気分である。3日、あいにくの雨天だったが、
櫛田神社の節分祭に行った。今年は中学受験に合格した娘に、年女役を
体験させた。上下を着て、市会議員やおたふくわたの社長ら、名士の方
々に混じっての初豆まきである。
昨年までは蒔かれた豆を拾えず文句ばかりの娘だったが、今回は初の
豆まき役を堪能し満足したようだ。博多座大歌舞伎の面々も見たかった
が、雨に濡れて風邪をひきそうだったので、早めに帰宅した。
5日夜、福岡市西区まるごと博物館推進会の企画広報会議に出席、そ
の後の懇親会も参加した。仕事を終え参加する個性的・活発なメンバー
に受ける刺激は、よくある勉強会よりも数段学ぶべきことが多い。大半
が私よりも先輩の方々だが、最近は同年代の方も加わり交流も楽しい。
ドキュメンタリー映画の高岩監督の訃報を新聞に見つけ、とても残念
な思いである。98年に「教えられなかった戦争・沖縄編」が同年度の
キネマ旬報ベストテン文化映画の1位に選ばれた。福岡市出身、4年前
に高岩さんを招いて宝珠山小劇場で開催された映画上映会でお会いし、
作品と視点に感銘を受けた。
「教えられなかった戦争」シリーズはどれも私たちが通常のニュース
等で知っていることが全てではないこと、内紛やテロと呼ばれているも
のも裏を返せば少数民族が自身達の古来からの生活を守る「聖戦」であ
る場合もあるのだと教えてくれた。視点を換えてその国の成り立ちや民
族の歴史を理解して初めて本当の姿が判る。日本の近代史や太平洋戦争
に関しても同じであろう。自分たちの価値観を押しつけることの愚かさ
を気付かせてくれる作品が高岩作品の特長だったように思う。
7日、8日と福岡・北九州の鉄道友の会の重鎮の方々にお会いした。
私自身は鉄道のある風景は大好きだが、その細部に至るまでの詳細につ
いては浅学である。お会いして様々な話を聴くことで初めて気付くこと
も多く、また写真の年代特定手法の幅が広がるなど、自身が吸収すべき
ことの多さを実感する。
ポストカードブックについても、鉄道ファンとして辛口意見を多くい
ただくことができて、それも真摯に受け止めながらより良い商品ができ
るように日々努力すべきと実感させられる。特に写真選定や印刷手法に
ついては鉄道ファンならではの意見、より多くの写真資料を観てきてい
る方の意見として、本音で率直な意見を聴かせていただける機会だけに
教訓として活かす方法を常に考えねばならない。
「電通『鬼十則』 植田正也著・PHP文庫」を最近じっくり読み返
している。1年半ほど前に買って何度か読んでいるのだが、日々の経験
の中で「そうか、こういう事か」と気付くことも多く、今の自分に合う
読むたびに新しい発見のある教材本である。
今日の写真は、戦前の天神町の銘旅館・青木旅館の絵葉書。
前田虹映の作品、画面の左手奥に旧福岡県庁、右手奥には開店した
ばかりの岩田屋百貨店が描かれている。
ポストカードブックシリーズ解説・通販
冷泉のあゆみ1945~2007まちづくり戦後史
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