記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

大正広重・吉田初三郎が描く「讃岐観音寺御図絵」

2020年04月12日 19時02分24秒 | 福博まちの記憶

手持ちの吉田初三郎の鳥瞰図に観るサクラ景探し、この「讃岐観音寺御図絵」も大好きな作品です。

観音寺のサクラと有明浜の銭形砂絵が特に。観音寺は一度だけ立ち寄ったことがありますが、善通寺や高松へ行く途中の短時間だったので、有明浜には行けてないという残念さ。コロナ渦が収まったら行きたい観光地のひとつです。

実は「讃岐観音寺御図絵」の投稿は、4月10日に新作映画が公開予定だった大林宣彦監督の過去作品の中で一番好きな「青春デンデケデケデケ」を自宅DVDで観た感動そのままに、ロケ地だった観音寺の初三郎作品があったと思い出してSNSに4月9日夜に投稿。コロナ渦で自宅待機のなかで大林監督の作品を好きな順番に観ようとした矢先の訃報で、けっこうショックです。

80年代から90年代に公開された作品は必ず公開初日に映画館へ行きました。83年夏に公開された「時をかける少女」は高校2年時で、始発列車に乗って小倉に出て東映会館に並んだなぁと思い出しました。

また、唐津を舞台にした大林監督の前作『花筐/HANAGATAMI』は昨年2019年秋、唐津市に新しく開業した映画館「THEATER ENYA」で毎月8日に定期的に上映しているとのことで、ゆかりの場所でぜひ観たいと考えていました。作品は永遠に遺り魅力は永遠です。謹んでご冥福をお祈りします。

新型コロナ渦が落ち着いて四国へ行く機会ができたら、ぜひやってみたいこと。観音寺さんに調査依頼をした事はないのですが、次に伺う際にはぜひこの絵の絹本肉筆画が遺っていないかを確認したいです。また、初三郎の一番弟子・高弟(義理の弟)だった前田虹映も独立(1936年)第1作に「観音寺御図絵」を描いていますので、一緒に確認できれば最高です。

この「讃岐観音寺御図絵」は、私の運営する地図の資料館サイトでも公開中。作品全体をご覧いただけます。

 

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