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最近、モノ忘れが多い。前日のブログを書く際、確かに書きたい時事ネタ
があったのだが、それが何か思い出せず別のストックネタで書く。常に10~
20のストックネタを持つよう心がけているので、そのタイミングを測って
いることも多いのだ。で、ブログを書き終えた途端に思い出した。「そうだ、
コウノトリだ!」。
11月初め、野生のコウノトリを豊岡まで観に行った。サンケイ新聞さんに
城崎温泉の前田虹映の肉筆画情報をいただき、取材がてら訪れた訳だ。そこ
までは良かったのだが、ムリが祟って帰福早々に過労で入院したため、豊岡
でのエピソードなどを書く機会を逸してしまった。26日のニュースで今秋放
鳥した鳥たちの消息が続けてニュースで報じられた。
コウノトリの郷公園
日本から野生のコウノトリが絶えて久しいが、豊岡で行われている飼育・
保護・増殖活動の詳細は、2年半前の第14回マイタウンマップ・コンクール
の授賞式で知った。この年、内閣総理大臣賞を受賞したのが豊岡市の「コウ
ノトリの郷公園」からすぐの処にある新田小学校のコウノトリ観察隊が制作
した「ニッタン大空へ」だった。
「ニッタン大空へ」選評
同じ年、私は博多・冷泉地区自治連合会(現在は自治協議会)の「博多・
冷泉のあゆみ」で優秀賞を受賞している。授賞式での新田小の子どもたちの
発表(内閣総理大臣賞はプレゼン発表)が実に見事で印象的だった。パーテ
ィで指導した先生や子ども達とも話ができて、以来ずっと豊岡を訪ねる機会
を待っていた。
「博多冷泉のあゆみ」選評
マイタウンマップ・コンクールは今年も応募受付中!1月12日(火)まで。
本当は、今年5~6月にギンギラ太陽sが行った演劇ワークショップは、これ
に応募するとたぶん入賞候補だと思う。せっかく生徒たちがまちと商店の歴史
を調べ、お芝居として上演までした訳で、まさにこのコンクールにピッタリ、
かつ演劇での応募はこれまで無かったと思うので、面白いのだが。
「第16回マイタウンマップ・コンクール」
コウノトリは公園へ行く途中、普通に川の中や田んぼにいた。以前は普通
に九州でも同様の光景が見られていたのだが、それはとても新鮮で何枚もカ
メラのシャッターをきった。同行した母は私以上に喜んだが、野生のコウノ
トリを故郷(宇佐市)で見たことはないという。驚いたことに、野生に放た
れたコウノトリは佐賀や福岡でも観測されている。そこまで飛んで来たとい
うことだ。
子どもの頃、鳥を飼うことが趣味のひとつだった私は、鳥が今も大好きで
ある。十姉妹に始まり、縁日(八屋祗園)で買ったヒヨコ、セキセイインコ
など。セキセイインコは高校卒業まで買い、進学で博多へ来た時に2羽だけ
連れてきたが、多い時は50羽近く飼っていた。ヒナの頃から餌をスプーンで
やり、手のりインコに育てた。
変わり種というか、大半の人が経験していない鳥も飼った。小学生の時に
は神社で傷を負って踞っていたカラスの子を拾って帰った。2日もすると、
カラスたちが家に押し掛けてきて泣き叫び、足の治療をして餌を与えてから
元の場所へ戻した。そのカラス(らしき)は、その後10数年間、毎日夕方に
なると家の前の電柱にとまって様子を観ているのが日課だった。
高3の夏、義父がカワセミのヒナを5羽拾ってきた。土木工事中に誤って
地中にある巣を壊してしまったそうだ。巣を壊されるとカワセミの親はヒナ
を育てることを放棄する。私と母、弟の3人でのヒナ飼育作戦が始まった。
生きた小魚(メダカ)しか食べないヒナに、交代で毎日毎食メダカを確保し
た。丸裸のヒナ5羽のうち生き残ったのは2羽。飛び立てるようになり、餌
を取ることができるまでの1ヶ月半、魚臭さが家の中に充満し大変な日々が
続いた。
カワセミは保護鳥のため、本来は家庭で飼うことを禁じられている。しか
も飼育記録が少なく、当時は生態も判らないことが多かったようである。そ
れを間近で、実際に空中で静止したように高速で羽を羽ばたかせる状態を観
て、最終的には野生へ戻すことができたのだから、まさに幻のような素晴ら
しい体験をした夏だった。惜しむらくは、ちゃんとした写真が遺っていない
ことである。暗い室内で撮影したピンぼけ写真ばかり(笑)。
今日の写真は、豊岡・円山川の支流で見かけた野生になったコウノトリ。
フォトブックシリーズ解説・通販
福岡市内線の思い出ブログ
写真集「西鉄ライオンズとその時代」
美しき九州「大正広重」吉田初三郎の世界 九州・初三郎研究会
アンティーク絵葉書に観る懐かしの風景・町並み
ギンギラ太陽's
冷泉のあゆみ1945~2007まちづくり戦後史
鳥瞰図絵師・前田虹映
オールド地図鳥瞰図コレクション・吉田初三郎ほか
人気blogランキングへ
があったのだが、それが何か思い出せず別のストックネタで書く。常に10~
20のストックネタを持つよう心がけているので、そのタイミングを測って
いることも多いのだ。で、ブログを書き終えた途端に思い出した。「そうだ、
コウノトリだ!」。
11月初め、野生のコウノトリを豊岡まで観に行った。サンケイ新聞さんに
城崎温泉の前田虹映の肉筆画情報をいただき、取材がてら訪れた訳だ。そこ
までは良かったのだが、ムリが祟って帰福早々に過労で入院したため、豊岡
でのエピソードなどを書く機会を逸してしまった。26日のニュースで今秋放
鳥した鳥たちの消息が続けてニュースで報じられた。
コウノトリの郷公園
日本から野生のコウノトリが絶えて久しいが、豊岡で行われている飼育・
保護・増殖活動の詳細は、2年半前の第14回マイタウンマップ・コンクール
の授賞式で知った。この年、内閣総理大臣賞を受賞したのが豊岡市の「コウ
ノトリの郷公園」からすぐの処にある新田小学校のコウノトリ観察隊が制作
した「ニッタン大空へ」だった。
「ニッタン大空へ」選評
同じ年、私は博多・冷泉地区自治連合会(現在は自治協議会)の「博多・
冷泉のあゆみ」で優秀賞を受賞している。授賞式での新田小の子どもたちの
発表(内閣総理大臣賞はプレゼン発表)が実に見事で印象的だった。パーテ
ィで指導した先生や子ども達とも話ができて、以来ずっと豊岡を訪ねる機会
を待っていた。
「博多冷泉のあゆみ」選評
マイタウンマップ・コンクールは今年も応募受付中!1月12日(火)まで。
本当は、今年5~6月にギンギラ太陽sが行った演劇ワークショップは、これ
に応募するとたぶん入賞候補だと思う。せっかく生徒たちがまちと商店の歴史
を調べ、お芝居として上演までした訳で、まさにこのコンクールにピッタリ、
かつ演劇での応募はこれまで無かったと思うので、面白いのだが。
「第16回マイタウンマップ・コンクール」
コウノトリは公園へ行く途中、普通に川の中や田んぼにいた。以前は普通
に九州でも同様の光景が見られていたのだが、それはとても新鮮で何枚もカ
メラのシャッターをきった。同行した母は私以上に喜んだが、野生のコウノ
トリを故郷(宇佐市)で見たことはないという。驚いたことに、野生に放た
れたコウノトリは佐賀や福岡でも観測されている。そこまで飛んで来たとい
うことだ。
子どもの頃、鳥を飼うことが趣味のひとつだった私は、鳥が今も大好きで
ある。十姉妹に始まり、縁日(八屋祗園)で買ったヒヨコ、セキセイインコ
など。セキセイインコは高校卒業まで買い、進学で博多へ来た時に2羽だけ
連れてきたが、多い時は50羽近く飼っていた。ヒナの頃から餌をスプーンで
やり、手のりインコに育てた。
変わり種というか、大半の人が経験していない鳥も飼った。小学生の時に
は神社で傷を負って踞っていたカラスの子を拾って帰った。2日もすると、
カラスたちが家に押し掛けてきて泣き叫び、足の治療をして餌を与えてから
元の場所へ戻した。そのカラス(らしき)は、その後10数年間、毎日夕方に
なると家の前の電柱にとまって様子を観ているのが日課だった。
高3の夏、義父がカワセミのヒナを5羽拾ってきた。土木工事中に誤って
地中にある巣を壊してしまったそうだ。巣を壊されるとカワセミの親はヒナ
を育てることを放棄する。私と母、弟の3人でのヒナ飼育作戦が始まった。
生きた小魚(メダカ)しか食べないヒナに、交代で毎日毎食メダカを確保し
た。丸裸のヒナ5羽のうち生き残ったのは2羽。飛び立てるようになり、餌
を取ることができるまでの1ヶ月半、魚臭さが家の中に充満し大変な日々が
続いた。
カワセミは保護鳥のため、本来は家庭で飼うことを禁じられている。しか
も飼育記録が少なく、当時は生態も判らないことが多かったようである。そ
れを間近で、実際に空中で静止したように高速で羽を羽ばたかせる状態を観
て、最終的には野生へ戻すことができたのだから、まさに幻のような素晴ら
しい体験をした夏だった。惜しむらくは、ちゃんとした写真が遺っていない
ことである。暗い室内で撮影したピンぼけ写真ばかり(笑)。
今日の写真は、豊岡・円山川の支流で見かけた野生になったコウノトリ。
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