記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

2月10日で見納め、九州大学箱崎キャンパス閉校企画「ありがとう箱崎」を堪能

2019年02月09日 22時58分57秒 | 福博まちの記憶

明日2月10日で見納め、九州大学箱崎キャンパス閉校企画「ありがとう箱崎」へ。総合博物館等の希少収蔵品展示を朝から見学堪能、溜まったストレスを発散した土曜日になりました。

親子連れを含めて、今日も大勢の方々が見学に来られていました。明日は最終日、天候がよければいいですね。

旧工学部本館には個人的に色々な思い出もありますが、最後に訪れたのは市原さんが九大100年史担当で在籍されていた2年前でしょうか。

2004年当時、クリーンパーク臨海「臨海リサイクルブラザ」運営団体(NPO法人エコネットふくおか)の広報担当理事を務めていた関係から、箱崎キャンパスを含む東箱崎校区でグリーンマップを制作しました。マップを持って、翌2005年の「愛・地球博」での「世界グリーンマップサミット」に出席した経緯もあり(公民館事業として、地域の方々と美化活動をしながらのいいところ探し)、私的にも閉鎖に色んな想いが湧き上がります。

世界共通の地図アイコンを使っての地域魅力発信、今ならもっと有効な活用方法がある気もしますが、残念ながら国内での活動事務局が休止中。

鉱石等は地元福岡・九州のものも多く、それぞれ見応えがありました。1点ずつ採取地を細かくチェックし、興味は増すばかり。

個人的に、大学受験に失敗して地質学への進学をあきらめ、第二志望だったデザイン系に進んだ経緯があるだけに、予感していたとおり鉱石鉱物や生物標本などの展示資料に喰いつきました。なんと昼食を挟んで、朝から夕方ギリギリまで計6時間余も滞在してしまいました^_^。

貴重な実物を見ていると、子どもの頃に図鑑や学研雑誌の鉱石付録で大興奮していた事をふと思い出しました。この「筑豊炭田最後の石炭」、今後も閲覧できるような展示機会を設けてほしいです。

見慣れた図鑑や本に掲載されている昆虫標本などの実物、これは大人でも興奮でしょう。

今日現物を初めてみたのは「箱崎水族館」のニホンアシカ剥製。絵葉書や古写真に写っているものだったらスゴいなと思ってます。(絵葉書の多くはオットセイと記載されていますが、それもニホンアシカかも)以下、手持ちの絵葉書から。

ニホンアシカの希少剥製らしいのですが、近年は存在を知る方が居なくなり幻の剥製になってました。伺うと最近、資料整理中に倉庫に眠っていたものを発見し展示しているとの事。

岡本標本も改めて拝見すると興奮します。地元採取の膨大な資料群、今後もいい方向で展示されることを期待します。

九州大学箱崎キャンパス閉校企画「ありがとう箱崎」


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