6年前の9月28日「記憶探偵キノレオ」福岡市内線路面電車の遺構探しロケの際、ディレクターOさんにお願いして冒頭にロケを入れてもらったのが、この翌月に廃業予定で博多区住吉にあった活版印刷の寺田印刷さんでした。
失われる技術や機器風景を記録に留めたいとの思いでしたが、番組が放送された10月18日は寺田印刷最後の営業日となりました。
ここの設備を譲り受けたのがデザイナーの中川たくま氏だったと記憶しています(手元に寺田印刷さんの紹介で交換した名刺があるけど、その後は機会なく会っていない)。
中川さんは今月も活版印刷の日本での発祥地・長崎で「活版巡礼祭」を開催されるなど、精力的に活版印刷の魅力を伝える伝道師、資料は活かしてこその好例です。
(長崎新聞「長崎発祥地・活版巡礼祭」記事)。
余談ですが、寺田印刷さんは廃業まで50年以上、RKB毎日放送の名刺すべてを印刷されてました。今だったらRKB「豆ごはん。」でドキュメントやってそうなネタです(笑)