先日、約1年ぶりに絵葉書研究会に参加しました。その後、超人気ブロガー「Y氏は暇人」山田君のブログで「古写真で読み解く福岡城(後藤仁公著・海鳥社)」が詳細解説で紹介されています。後藤さんも山田君も、実は絵葉書研究会メンバー。後藤さんのリクエストで私が海鳥社との繋ぎ役を担い書籍化が実現しました。後藤さんの本は現在、天神のジュンク堂書店1Fにコーナーが作られ、後藤さん作の福岡城模型なども展示されています。
さぁ次はいよいよ最年少・山田君の本の発刊が待たれますが、彼については出版社側からの強い要望で紹介し、順調に企画編纂も進んでいるようで楽しみです。彼と私のネタがカブっているのでライバル関係なのか、と思う方もいるようですが(TV番組のディレクターさんにそう言われる事多し)、実際のところ二人にそんな壁は皆無。
彼のモチーフにはありがたい事に私の書籍や本ブログのネタもあり、私とは違う視点でエンタメ的に詳細考察してくれるので、実は楽しみにしています(笑)
実は、私の最初の本「ふくおか絵葉書浪慢(2004年・海鳥社)」は絵葉書研究会会長の平原健二さん(なんでも鑑定団の常連)らのコレクションをもとに書籍化したものでした。そういった意味で絵葉書研究会は、私にとって現在の活動と知識の原点の場所。お互い刺激しあうも干渉しない絶妙の環境は居心地が良いのです。一昨年はメンバーの古城さんのコレクションをまとめた「絵はがきの別府(左右社)」が刊行されて、新聞各紙で取り上げられるなど話題になりました。
とにかくメンバー皆さん専門収集分野は博識、昭和をテーマにした写真集の多くに平原さんらの名前が登場します。過去自分がそうしてもらったように、出版社と皆さんを繋ぎ、メンバーの本が出るたびに次世代の著者を紹介し育てる役割の一端を担う幸せを感じてます。絵葉書研究会は偶数月の「筥崎宮蚤の市」開催日の午後に開催(ジャズ喫茶JAB)しています。
余談ですが、ちなみに蚤の市を開催している「モダンラヴァーズ」支那海さんは、劇衆「上海素麺工場」を運営しつつ骨董商をされていますが、支那海さんや「宝珠山小劇場」を運営されていた故・田村悟史さん(SPレコード研究会、戦後雑誌コレクション他)も私に様々な影響をくれた恩人です。彼らのご縁は「宗像大社」記録写真(アーカイブ)や福岡市広報の無料公開写真を担当している写真家・遠江氏(伝統工芸者の記録、九州沖縄サミット福岡蔵相会議ポスター写真など代表作多数)である事を考えると、人の縁はホントに無限で貴重、刺激し合う事で妥協せずに質を高める事ができます。
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