記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

「あさが来た」繋がり、明治中期と昭和初期の炭鉱資料

2015年12月29日 23時35分22秒 | 福博まちの記憶

週末も祭日も関係なく、アーカイブの年末の駆け込み依頼が続きます。画像ライブラリや監修依頼、拙著出版物の掲載写真の問い合わせに加え、企画系出版や番組等で必要な映像や画像の捜索相談多し。

2015年後半はNHK朝ドラ「あさが来た」の影響でNHK出版さんをはじめ10社以上から主人公のモデル・広岡浅子さんが経営した潤野炭鉱に関する資料提供や企画協力依頼が続き、ドラマの高視聴率に合わせて雑誌編集担当者からの相談も続きます。

炭鉱の写真というとボタ山をイメージする方が多いのか、潤野鉱のボタ山写真がないため、他のボタ山写真を希望指定する方が後を絶ちません。「指定の写真は広岡浅子さんと関係ないけど、いいですか。潤野鉱の写真でないことをキャプション等で必ず記載ください。」と念を押して、本日も依頼に対応しました。

写真は、筑豊石炭鉱業会の創立50周年記念絵はがきセット。明治中期と昭和初期の採掘・運搬方法の違いなどが写真で紹介されていて相応に貴重な資料かもしれません。1935(昭和10)年発行の同会50周年史には「あさが来た」主人公のモデル、広岡浅子さんのご主人・広岡信五郎氏が潤野炭鉱経営者として記載があり、当時地元以外の外部資本有力鉱となっています。


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