チベット、ランガル・ゴンパ 修行僧プンツヲ 取材時 彼の部屋には、キング牧師、オバマの写真が貼られたいた。チベット仏教布教のためにインターネットを配信する。
しかし、中国の改善、改革路線で中国愛国一つという基に、その修行と祈りの場が観光地化となっていく。
この世の罪、来世での再生。輪廻転生を信じ、死んで最後の功徳として自分の肉体を他に与えるという意味で死体を鳥葬としてハゲワシにあた与える。これが中国漢民族の観光の目玉にもなっているようだ。
修行僧4000人が追われ住居が取り壊され、観光地化の為に重機が入り彼ら多数の修行の村が整備されていく。取材班が数年後訪れた時にはプンツヲの部屋には違う修行僧がいて、彼の行先は分からないという。
さて、『改善か信仰』かという表題に対し、伝統を踏まえた信仰はまだしも、これが改善かと呼べるものか、といって改善という言葉自体も字ずらからいえば、改めて善くなるなのだが、この事実が中国という国にとっての改善なのだろう。
4000人が追われた信仰の村は、道路が整備され、村全体が一望できる展望台までの階段が引かれ、数年前の映像だが今はどうなっているのだろう。
************
人の信仰心とは何なのか、その大衆となった政治とは何なのか、思想や哲学の発祥の起源はどこに、その真意は、そして今というこの時代に何を語り掛けるのか?