ニャンコの餌は縁側には出しっぱなしにはしていない。一応、けじめをつける。
リコとトラが来なくなるようになると、ミーシャが子猫らを連れて朝飯を食べに来るようになった。
きちんと両膝をついて、こちら向いて座っている。
何故か、子猫らを連れてくる。
・・・お、お、お前の子供だったのかい! (外形は明らかに違っている、ミーシャの子供らではないはずであるけれど。)
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先方からはこちらが丸見えというわけではないけれど、僕が朝寝坊しても黙って猫らは待っている。
待ち時間のリミットはそれなりにあるのだろうけれど、先方もご飯を食べているのはここだけではないだろうから、おなかの空き具合は当方は気にしない。
この辺は、非情であろうと猫屋敷にするつもりもないし・・・。
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縁側引き戸を開けるとミーシャが共にいると子供らは逃げもしないで一緒にご飯を食べ居る。子供らはミーシャを親と思って守ってくれるからだろう、怖がらない。
共にむしゃむしゃ、カリカリと食べる。
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ミーシャは決して品が良いのか猫パンチなどの仕草はしない。なでても気にはしない。これは後で分かったことだがミーシャは道路筋向かいの飼い猫だった。
どこの馬の骨なのかという言葉があったけど、どこの飼い猫なのか・・・。飼い猫は常時ご飯にありつけるけど、ほっつき歩く猫は自由でいい。
猫の生態は・・・などと知ったかぶりで「人」と比較して考えてしまうのが僕のよくないところか。
トラ(雄:茶)がマウンテング仕草をミーシャにもするからミーシャも雌と思っていたけど、リコ(雌:黒)のその仕草を拒絶する時の一度だけで彼女の猫パンチを見たことがない。
第一トラのお尻の下には玉々がついていたので雄だと分かっていたけけど、猫も雄は阿呆なのか僕も手に猫パンチを食らって血を出したことがある。
したり顔で雌は、そもそも人を手懐けるのは ”かわいくいることよ~” と語っているような気がしてくる。無論、しっかりご飯にありつける。
前に書いたけどリコが少しご飯を残していくのは、仲間にここでご飯にありつけるなどの合図なのかな。
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その残りご飯を求めミーシャは子猫らといつ頃からか来るようになった。(それはリコが仲間のために残していくのか、後で自分が食べるためなのか、相棒のほっつき歩くトラの他ためなのか、ただお腹が満杯の為なのか分からんけれど。)
猫にも個性があるのがよく分かる。特に白の写真に写っていない子猫1匹は、食べるより遊ぶのが楽しく動き回っている。それをミーシャが気にしているのが冒頭の写真。
その4のお話はここまで・・・続く