◆僕が小説を読むときに、その作家の心理といえばいいか、その作品を書かしめる基点となっているものは何なんだろうかとすぐ考えてしまう。作品そのものより、それを書く作家自身の考えの原動力みたいなもの。無論、本来は文章の書き方がうまい、というのが本当なのだろうけれど。そんなことを考えていると、実は面白くないのだろうが、僕にとっては、創作された文章そのものが事実よりその時代にそのことばをもち、その作品を著した生身の人間、作家の心理を思う方がのちのち残るのではないだろうかと思うし、その解明はきっと作家でないわれら凡人にもいいい意味で多くのことを教えてくれるのではないだろうかと思っているのだ。◆それで、だいたい、作家のその書く原動力というようなことがわかれば(と勝手に思っているだけだが)あとは読もうとは思わない。これはあくまで、小説の類でノンフィクションは別である。作家(これじゃ著者と書くのが適切か)の手法はあるだろうが、これは事実という対象の追及であろうから。だからというか、けれど、と言えばいいいか、僕の求めるジャンルは宗教的な類である。そして、その起源というか、その派生でいかに社会や歴史が動いてきたかなど、など・・・である。◆しかし、人生は短く、学なりがたしであり、体を動かし農作業でもしないと生きてることの真実は見えてこないと僕は思っているのである。使徒パウロは言う。「文字は人を殺し、霊は人を生かす」と。覚える事柄はまったく多くないのだ、と。
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