マリーのアトリエ

札幌時計台近くのハンドメイドショップ、マリヤ手芸店のスタッフブログです。

アジアの手仕事展・4

2010-10-04 14:55:02 | クラフト全般


マリヤ手芸店で開催中の、「アジアの手仕事展」。
最後は榊龍昭さんが集めた、キリムをご紹介します。

キリムは遊牧民の女性達が織った絨毯(ラグ)で、
鮮やかな色彩と緻密な柄が美しい織物です。
遊牧民の生活には欠かせないものなので、
キリムを織るのは、代々受け継がれた女性達の大切な仕事です。

手織りをなさる方でしたら、独特の美しい模様も参考になるのではないでしょうか。




小振りなラグマットなどは、展示即売しています。
榊龍昭さんは、アジアやアラブのキリムを集めて多くの方に紹介してくださってる方です。
今回の展示会でも、沢山の作品を持ってきてくださいました。
それぞれの民族の手仕事などについても、たいへん詳しいです。
会場にいらっしゃっているので色々なお話が聞けるかもしれませんよ

キリムに関しては、こちらのサイトもどうぞ 

アジアの手仕事展は、10月5日までまりや手芸店で開催しています。
滅多に見れない作品ばかりですので、ぜひいらしてくださいね

10時~18時 最終日5日は16時まで


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アジアの手仕事展・3

2010-10-03 12:18:44 | クラフト全般
 

札幌在住、長谷川由紀子さんのアイヌ刺しゅうの作品です。
アイヌ刺しゅうは北海道ではとても人気があります。
独特の模様と色合いが美しいですね




長谷川さんの作品は、色合いがとても上品で素敵です。
古いアンティークな風合いと、現代のエレガントなセンスがミックスされた感じで、
マリーがこれまでに見たことのあるアイヌ刺しゅう展の中でも、
個性が際立ったとても良い作品だと思いました。
(あくまでマリーの主観ですが)




アイヌ刺しゅうも、様々な刺しゅうとアップリケの技法を組み合わせた
とても細かい手仕事です。
アイヌ刺しゅうに関しては、保存しようと努力されている方々のおかげで
お教室もありますし、技法書も何種類か出ています。
これも大切に伝えていきたい文化ですね。




こちらは米谷キミエさんの、韓国のポシャギです。
麻布を縫い合わせた韓国風のパッチワークで、落ち着いた色合いと
布の透け感が美しいです。




独特のとても細かい針目で縫い合わせてあります。
ポシャギも日本で人気があるので、文化出版局などから本が出ています。
お教室で習っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
細かい針仕事と麻布の風合いが、日本人の好みにも合うのかもしれませんね。


 

小さなポシェットなどは、展示即売もしているので早めに。

この展覧会は10月5まで、マリヤ手芸店3階クラフトギャラリーで開催しています。
(10時~18時。最終日は16時まで)


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アジアの手仕事展・2

2010-10-02 11:13:37 | クラフト全般


マリヤ手芸店で開催中の、アジアの手仕事展です。
アジアの民族に伝わる美しい手仕事の作品が、会場いっぱいに展示されています。




望月真理さんの作品、「カンタ」というインドの刺し子です。
ものすごく緻密な針目で、全面に模様を刺してます。
とにかく針目の細かさに「へぇぇ~」と言うしかないって感じで・・
針仕事をなさる方にはぜひ見てほしいです




かなり大きな作品ですが、こちらも全面に刺し子が施されています。



民族衣装を着た女性や、お家などの可愛いモチーフです。
この一家の生活の様子なのでしょうか。




帽子の部分などは、とても細かいステッチで模様を描いています。
背景にも全面に地刺しがされています




小さな作品には、お値段が付けられていました。
藍色の風合いが素敵ですね。
小さいけどほとんど全面に刺してあって、立派な作品です。
本当は実際に使うものなのでしょうけど、もったいなくて使えないかも・・




こちらの白い羽織も・・



全部にこんな細かい刺し子が刺してあるんです
白い布に白い糸で刺してあるので、本当にきれいです。
これは晴れ着なのでしょうか。
一針一針思いを込めて服を縫うって、今の日本ではほとんどなくなってしまいましたね。
望月さんによると、インドでもこの「カンタ」は今は誰もする人がいないそうです。
望月さんは、この貴重な文化が途絶えてしまうのを残念に思い
古いカンタを譲り受けて研究なさり、この日本で受け継いでいるのだそうです。


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アジアの手仕事展

2010-10-01 10:16:35 | クラフト全般

 

マリヤ手芸店の3階、クラフトギャラリーで開催中の展覧会をご紹介します
アジア各地の手仕事を集めた大変見ごたえのある作品展です。

望月真理さんの、インド刺し子「カンタ」とベトナム刺しゅう。
米谷キミエさんの、韓国のポシャギ。
長谷川由紀子さんの、アイヌ刺しゅう。
榊龍昭さんが集めた、部族のキリム。

北海道内外の作家の方々の素晴らしい作品を見ることができる、
滅多にない機会ですので、ぜひ足をお運びください




写真OKということなので、会場の様子を撮らせて頂きました。
ちらっと写っているのが望月真理さんです。
大正15年生まれということですが、とてもお元気で創作活動をされてます。
望月さんは「カンタ」というインドの刺し子を制作されていますが、
とにかく仕事の細かさにビックリです。

望月さんの作品をはじめ、どの作品も手仕事のぬくもりと精緻な美しさが見事です。
マリヤの社長も、博物館に飾ってもよいくらいだと言ってる一押しの展覧会ですよ。


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