おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

自然との共存は生易しくない

2016年03月14日 09時30分39秒 | 社会

  カルデラの中、南郷谷白水周辺

                                              

 

昨日、天気に恵まれて地元では阿蘇山一体で「野焼き」が行われた。

人口減少の過疎地域。どんな風光明媚で自然環境に恵まれているといっても、その景観を維持するために

、あるいは観光客を楽しませるために、そこに住む人間は自然に働きかけなければならないことが色々ある。

ひとつが「野焼き」。

春の恒例行事なのだが、見た目に勇壮で楽しそうに見えるのだが、実際はとても厳しい作業らしい。

私は都市部から移住してきた人間なので一度も参加したことがないので詳しくは知らないが、話を聞くと

危険でもあるらしい。

毎年のように事故が起きている。火に取り巻かれてやけどを負って、大けがしたり亡くなったり・・・

人口が減少を続けている地域であり、さらに超高齢化社会、参加する人たちはほとんど高齢者。

昨日、テレビのニュースで事故を知った。火に包まれて全身大やけどを負い、危険な状態でドクターヘリで

熊本市内に運ばれたらしい。今朝の新聞ではその方は死亡されたとあった。

そして、その方は知人のご親戚だった。

さっき、お悔やみを伝える電話をしたところ。

春の風物詩ではある。この後、山にはぜんまい、蕨が芽を出し、街からたくさんの人たちが山に入って

「ワラビ狩り」を楽しむのだ。野焼きによって焼いた灰は土壌の肥料になり、ダニを殺す。

まだ阿蘇では野焼きが続く。世界最大級のカルデラ火山。全地域が終わるのは1ヶ月後ほどかー

この後事故の無いように心から祈願したい。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿