先月テーマにした「血統と血の濃さについて」
丈夫で大きなオオクワガタ血統作出を目的とした場合、
果たして血の濃さはどれ位の配合量が適正なのか?
来期のブリードについて構想(妄想)を考える中で、
血統管理をされているブリーダーさんの累代作出実績から血統表を作り、
寝る前に色々見比べています。o(^-^)o
我が家の場合は大型血統は久留米産のみですが、
その中ではっきりしていることは「ある祖先の特別な血筋の存在」です。
来期我が家では、その幾つかある特別な血統個体と思われる中から
「マツノインセクト2003年3番血統」をターゲットに絞り、その血の濃さの割合(配合量)
による比較検証を実施することに決めました。
来期ブリード予定
1.配合量100%
3代前祖先が全て84.3mm3番累代血統のライン
12.5%×8=100%
(♂の父方祖父祖母と母方の祖父祖母、♀父方祖父祖母と母方の祖父祖母が全て84.3mm3番血統)
インラインブリード
2.配合量87.5%
12.5%×7=87.5%
アウトラインブリード。
3.配合量75%
12.5%×6=75%
インラインとアウトラインブリード。
4.配合量62.5%
12.5%×5=62.5%
インラインとアウトラインブリード。
5.配合量.50%
12.5%×4=50%
インラインブリード。
6.配合量37.5%
12.5%×3=37.5%
アウトラインブリード。
(もしくは50%配合の組み合わせになるかもしれません)
※種親は改めてご報告します。
来期の検証目的は、餌、温度管理とあるのですが、
オオクワガタ血統についてはサラブレッドの血統にも共通し、
私自身が興味関心のある配合量に着目してみたいと思っています。
血統表から察するに、♂♀の組み合わせの当たり外れの要因もあるし、
♀のポテンシャルも大きな要因のようです。
ですがある一つの超優良個体をターゲット絞り、その配合量の割合による
比較検証を実施している方はあまりいないようで面白いかなと。
そして血の濃さによる優位性と進化、血統重複遺伝子説を結びつけた仮説・・・
遺伝子の変化(進化)に生存を困難にする程の変化はない。
逆に重要な遺伝子の突然変異の制御は、ホメオティック遺伝子のように
生物の形状を制御するような仕組みが存在する。
遺伝子には数多くの重複があり、同じ遺伝子が幾つも存在するが、
重要なもの程重複が多く突然変異の影響が少ない。
逆に考えれば、重複の一方が正常に機能していれば、
生物の生存に支障がないため単一の遺伝子よりはるかに進化があり得る。
同じ機能を持った遺伝子はそのままに、新たな遺伝子を作り出すことを可能にする。
要するに同じ祖先から伝わった遺伝子は、ホモ接合体になる確率が高くなり
遺伝子が均一になりやすく、ある程度の血の濃さを作り出した中で、
別血統を掛け合わせる事で進化(突然変異)の可能性があるのではないか?
正常なる進化。
素人発想につき、間違っていたらご指摘下さい(^O^)
この仮説どうでしょう?
昨年は別血統アウトラインでしたが、今年は84.3mm3番の配合比率を変えた
インラインと、同血統アウトラインライン(クロスライン)ブリード中心です。
まぁ数年のテーマになりますね。o(^-^)o