2016年4月30日 浅瀬石川ダム
浅瀬石川ダムは左岸が青森県黒石市袋、右岸が同市板留の岩木川水系平川右支流浅瀬石川にある国交省都北地方整備局が直轄管理する多目的重力式コンクリートダムです。
浅瀬石川は八甲田山系に源を発し、洪水の際には流域に大きな災害をもたらしてきました。
これに対処するために戦後間もなく沖浦ダムが建設されましたが、人口増加による水需要が増大、さらにダムの能力を越える洪水の発生で沖浦ダムの能力増強の機運が高まりました。
そこで沖浦ダムの下流に国交省直轄ダムとして新たに建設されたのが浅瀬石川ダムで、浅瀬石川及び平川の洪水調節、不特定利水、青森県主要部40万人分の上水道供給、及び東北電力浅瀬石川発電所でのダム式水力発電を目的としています。
今回は4月30日の特別見学会に合わせて訪問しました。
黒石インターから国道102号を東に走り、黒石温泉郷を過ぎると浅瀬石川ダムが見えてきます。
ダム関連施設がピンク色で統一されているのがわかります。
前々日に試験放流が行われ導流部がまだ濡れたままです。
クレスト放流見たかったなあ・・・
発電所からの余水路。
天端です。
エレベーターや各種取水設備、機械室はリンゴをモチーフにしたピンク色で統一されています。
減勢工と発電所
ゲートもピンク色
左岸から
逆から減勢工と発電所
ずらっと並ぶピンク色の各種建屋。
ダム見学会の翌日にライトアップを見に再訪しました。
まるで放流してるように見えます。
ゲートは鬼の顔のように見えます。
放流がない静かなライトアップもなかなか乙なものです。
追記
浅瀬石川には洪水調節容量が設定されていますが、豪雨災害が予想される場合には事前放流によりさらなる洪水調節容量が確保されることになりました。
0207 浅瀬石川ダム(0344)
左岸 青森県黒石市袋
右岸 板留
岩木川水系浅瀬石川
FNWP
G
91メートル
330メートル
53100千㎥/43100千㎥
国交省東北地方整備局
1988年
◎治水協定が締結されたダム