ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

太田第四ダム

2017-03-31 21:16:04 | 兵庫県
2017年3月26日 太田第四ダム
 
太田第四ダムは兵庫県神崎郡神河町にある関西電力の発電用ロックフィルダムで、揚水式発電の大河内発電所の上部調整池である太田ダムを構成する5基のダムの一つとして1995年(平成7年)に建設されました。
 
第一~五ダムの位置は下の地図の通りです。
第一ダムは地図の黒線 第二ダムは緑線 第三ダムは茶色線 第四ダムは青線 第五ダムは赤線。
 
第五ダム右岸広場から遠望。
 
同じ場所からズームアップ。
 
第四ダムは右岸そばまで接近できます。
堤頂長は406メートルで太田ダムを形成する5基のダムの中で最も長くなっています。
 
 
1531 太田第4ダム(0901)
兵庫県神崎郡神河町南小田
北緯度分秒,東経度分秒
DamMaps
市川水系太田川
29.3メートル
406メートル
千㎥/千㎥
関西電力(株)
1995年

太田第五ダム

2017-03-31 20:30:52 | 兵庫県
2017年3月26日 太田第五ダム
 
太田第五ダムは兵庫県神崎郡神河町にある関西電力の発電用ロックフィルダムで、揚水式発電の大河内発電所の上部調整池である太田ダムを構成する5基のダムの一つとして1995年(平成7年)に建設されました。
 
第一~五ダムの位置は下の地図の通りです。
第一ダムは地図の黒線 第二ダムは緑線 第三ダムは茶色線 第四ダムは青線 第五ダムは赤線。
 
第五ダムは5基の中では規模は小さいものの、すぐ手前に駐車場があり堤体そばまで接近できます。
下流面と天端。ともに立ち入りはできません。
 
天端の門扉
これが太田ダムの正門にあたり、天端の道路は第一ダムと第二ダムの間にある管理事務所へと続いています。
 
門扉左手にある太田第五ダムの石碑
たぶん5基のダムすべてにこのような石碑があるんでしょうね?
 
上流面。
 
 
奥は第一ダム。
 
第五ダム右岸(左手)に広場があり石碑や周辺案内図、展望台などがあります。
桜や藤棚があり春には花で包まれます。
 
 
下流面も見ることができます
きれいなリップラップ。
 
太田第五ダムがダム巡りを始めて節目の900基目のマイルストーンとなりました。
いよいよ1000基が視野に入ってきました。 
 
1532 太田第五ダム(0900)
兵庫県神崎郡神河町南小田
北緯度分秒,東経度分秒
DamMaps
市川水系太田川
26.5メートル
101.5メートル
千㎥/千㎥
関西電力(株)
1995年

太田第三ダム

2017-03-31 20:08:18 | 兵庫県
2017年3月26日 太田第三ダム
 
太田第三ダムは兵庫県神崎郡神河町にある関西電力の発電用ロックフィルダムで、揚水式発電の大河内発電所の上部調整池である太田ダムを構成する5基のダムの一つとして1995年(平成7年)に建設されました。
 
第一~五ダムの位置は下の地図の通りです。
第一ダムは地図の黒線 第二ダムは緑線 第三ダムは茶色線 第四ダムは青線 第五ダムは赤線。
 
太田第三ダムは太田ダム東側に位置しますが、立ち入り制限などがあり遠望するのみです。
第五ダム右岸広場から。
 
ズームアップ
ダムの右手に大河内発電所への取水設備があります。
 
 
1530 太田第三ダム(0899)
兵庫県神崎郡神河町長谷
北緯度分秒,東経度分秒
DamMaps
市川水系太田川
23.5メートル
208メートル
千㎥/千㎥
関西電力(株)
1995年

太田第二ダム

2017-03-31 19:40:14 | 兵庫県
2017年3月26日 太田第二ダム
 
太田第二ダムは兵庫県神崎郡神河町にある関西電力の発電用ロックフィルダムで、揚水式発電の大河内発電所の上部調整池である太田ダムを構成する5基のダムの一つとして1995年(平成7年)に建設されました。
 
第一~五ダムの位置は下の地図の通りです。
第一ダムは地図の黒線 第二ダムは緑線 第三ダムは茶色線 第四ダムは青線 第五ダムは赤線。
 
太田第二ダムは管理事務所を挟んで第一ダムの東側に位置していますが、直接第二ダムに立ち入ることはできず遠望するのみです。
ダム北東部の樹間から
右が第一ダム 左が第二ダム。
 
第二ダムをズームアップ
ダム右岸に管理事務所とインクラインがあります。
 
第四ダムから遠望
右手が第一ダム 左手が第二ダムです。
 
1529 太田第二ダム(0898)
兵庫県神崎郡神河町南小田
北緯度分秒,東経度分秒
DamMaps
市川水系太田川
44.5メートル
397.1メートル
千㎥/千㎥
関西電力(株)
1995年

太田第一ダム

2017-03-31 18:36:04 | 兵庫県
2017年3月26日 太田第一ダム
 
太田ダムは兵庫県神崎郡神河町にある関西電力の発電用ダムで、揚水式発電の大河内発電所の上部調整池として1995年(平成7年)に建設されました。
もともとこの地には1909年(明治42年)に当時の姫路水力電気によって建設された南小田発電所の貯水池である太田池がありましたが、揚水式発電所の上部池として1995年に再開発され5倍に拡張されました。
太田ダムは下部ダムとの落差394.7メートルを利用して大河内発電所で最大出力128万キロワットの揚水式発電を行っているほか、小田原川で取水された水が太田ダムを経由して南小田第1発電所に送られています。
 
太田ダムは第一~第五の5基のロックフィルダムで形成され、それぞれ堤高が15メートル以上あることから河川法上のダムとしてダム便覧に掲載されています。
第一~五ダムの位置は下の地図の通りです。
第一ダムは地図の黒線 第二ダムは緑線 第三ダムは茶色線 第四ダムは青線 第五ダムは赤線。
 
関西電力のPR館の『エルビレッジ おおかわち』から県道39号を砥峰高原方面に走り長谷ダムをやり過ごすと太田ダムを示す標識が現れます。
これに従って左折し九十九折れを上がって行くと太田ダムに到着します。
樹間から
右が第一ダム 左が第二ダム
 
第一ダムをズームアップ
ダム左手に管理事務所がありインクラインが見えます。
 
第五ダム手前に駐車場があり、ここに駐車して第五ダム右岸広場へ向かいます。
太田ダムの石碑。
 
太田ダム案内図。
これがないとどれがどのダムかわかりません。
 
第五ダム(手前)と第一ダム(奥)。
 
第一ダム上流面。
 
第一ダムは下流面も見ることができます。
 
第四ダムから遠望
右が第一ダム 左は第二ダムです。
 
標高800メートルを超える高原にあるため、ダムへの道は一部雪が残っていました。
立ち入り制限区域が多く見学ポイントは限られますが、明治時代からの発電用貯水池を再開発してできた太田ダムはある意味レアなダムとも言えます。
そして訪問ダム数にこだわる我が家には1カ所で5基稼げるおいしいダムでした。
 
1517 太田第一ダム(0897)
兵庫県神崎郡神河町南小田
北緯度分秒,東経度分秒
DamMaps
市川水系太田川
55.5メートル
175.3メートル
千㎥/千㎥
関西電力(株)
1995年

長谷ダム

2017-03-31 16:53:14 | 兵庫県
2017年3月26日 長谷ダム
 
長谷ダムは兵庫県神崎郡神河町にある関西電力の発電用重力式コンクリートダムで、揚水式発電の大河内発電所の下部調整池として1995年(平成7年)に建設されました。
上部ダムの太田ダムとの落差394.7メートルを利用して大河内発電所で最大出力128万キロワットの揚水式発電を行っています。
 
兵庫県には『長谷』と名のつくダムが3カ所あり丹波市の長谷大池とたつの市の長谷ダムはそれぞれ『ながたに』と読みますが、この長谷ダムは『はせ』と読みます。
 
市川沿いに県道404号線を北上し長谷駅手前で県道39号を左折すると関西電力のPR館の『エルビレッジ おおかわち』に到着します。
長谷ダムと太田ダムのダムカードがここで配布されているほか、大河内発電所の見学ツアーも実施されています。
見学ツアーには是非参加したかったのですが、今回はスケジュールが込んでいることもあり泣く泣くパスしました。
 
エルビレッジから県道39号を砥峰高原方面に進むと左手に長谷ダムが見えてきます。
V次の導流壁が美しいすっきりしたダムです。
 
アングルを変えて
クレストには10門の自由越流式洪水吐
堤体下部にはコンジットゲートがあります。
 
ダム湖上流から遠望。
 
堤体も見学可能。
 
右岸から。
 
天端も立入可能です。
 
ダム湖
特に名前はありません。
 
減勢工
河川維持用のバルブ放流が行われています。
 
右岸の揚水式発電の放流口。
 
1518 長谷ダム(0896)
兵庫県神崎郡神河町長谷
北緯度分秒,東経度分秒
DamMaps
市川水系犬見川
102メートル
254メートル
千㎥/千㎥
関西電力(株)
1995年

菅生ダム(再)

2017-03-31 15:33:21 | 兵庫県
2017年3月26日 菅生ダム(再)
 
菅生ダムは兵庫県姫路市夢前町の揖保川水系菅生川にある兵庫県営の治水目的の重力式コンクリートダムで、菅生川の洪水調節と河川流量の保持を目的として1978年(昭和53年)に建設されました。
当初はローラーゲート2門を備えていましたが2010年(平成22年)にかけて再開発され、クレストはゲートレス化されるとともに左岸に堤趾導流壁が追加されました。
 
菅生ダムは県道411号線沿いにありアプローチは容易です。
まずは下流から
クレストのローラーゲートが撤去され自由越流式洪水吐が並びます
コンクリートの色が違うので再開発された部分がよくわかります。
 
右岸上流から
いかにもゲートがあったことが伺える形状
対岸は管理事務所。
 
下流面。
こちらから見てもコンクリートの色が違うため再開発された部分がよくわかります。
 
天端は車両通行可能
ゲート部分だけクランクになっています。
 
クレストゲートを上から。
 
導流部と減勢工
導流部下部に減勢目的のデフレクターが設置され越流した水が三方に割れています。
 
再開発による自由越流式クレストゲートは左岸川に設置されたため、堤趾導流壁も左岸のみ増設されました。
フーチングを流下した水の減勢目的で減勢工左側にバッフルピアが3基並びます。
 
明神湖と命名されたダム湖は総貯水容量195万立米。
 
再開発で追加されたクレストの自由越流式洪水吐。
天端道路が扶壁上にあるので、越流部が上流側にせり出した珍しい形状。
 
管理事務所前には兵庫県営ダムではおなじみのタイムカプセル。
 
左岸に公園があります
期待した展望は得られませんでしたがプラント跡にはケーブルクレーンの滑車跡がありました。
 
1505 菅生ダム(元)
兵庫県姫路市夢前町莇野
揖保川水系菅生川
FN
55.7メートル
157メートル
1950千㎥/1700千㎥
兵庫県県土整備部
1978年
--------------------
3622 菅生ダム(再)(0895)
兵庫県姫路市夢前町莇野
揖保川水系菅生川
FN
55.7メートル
157メートル
1950千㎥/1700千㎥
兵庫県土木部
2010年再開発竣工


安富ダム

2017-03-31 14:38:50 | 兵庫県
2017年3月26日 安富ダム
 
安富ダムは兵庫県姫路市安富町の揖保川水系林田川にある兵庫県県土整備部が管理する治水目的の重力式コンクリートダムで、林田川の洪水調節と河川流量の保持を目的として1985年(昭和60年)に建設されました。
ダム湖の富栖湖上流には親水公園が整備されているほか、林田川上流には多段の滝や滝坪が並ぶ名勝鹿ヶ壺があり、夏季を中心に多くの人々が訪れるレジャースポットになっています。
 
安富町中心部から県道430号を北上すると安富ダムに到着します。
県道沿いの右岸ダムサイトに駐車場がありここに車を止めてダムを見学します。
右岸上流側から
県道沿いに管理事務所があり平日は職員が常駐しておりダムカードが配布されています。
ダムはゲートレスで、クレストは自由越流式洪水吐が9門、緑色のかごの中にオリフィスゲートがあります。
 
デザインチックな竣工記念碑。
 
管理事務所前には兵庫県営ダムおなじみのタイムカプセル。
 
オリフィスゲートは半円越流タイプのダム穴風洪水吐
この日はきれいに越流しています。
 
 
ダム湖の富栖湖
小さく見えますが奥行きがあり総貯水量は295万立米となっています。
 
減勢工
下流側からもアプローチできるようですが、ちょうど逆光になるのでこの日はパスしました。
 
天端は歩行者のみ通行可。
 
上流面
インクラインはなく管理事務所から浮き桟橋に階段が続きます。
 
下流面
クレストに自由越流式洪水吐が並びます。
 
(追記)
安富ダムには洪水調節容量が配分されていますが、治水協定により台風等の襲来に備え事前放流を行うための予備放流容量が配分されました。
 
1513 安富ダム(0894)
兵庫県姫路市安富町皆河
北緯度分秒,東経度分秒
DamMaps
揖保川水系林田川
FN
50.5メートル
145メートル
千㎥/千㎥
兵庫県土木部
1985年
◎治水協定が締結されたダム


権現第1ダム

2017-03-31 12:56:16 | 兵庫県
2017年3月26日 権現第1ダム
 
権現ダムは兵庫県加古川市にある工業用水目的のダムで、兵庫県企業庁の加古川工業用水道事業により1981年(昭和56年)に建設されました。
ここで取水された水は播磨工業地帯へ工業用水として供給されています。
 
権現ダムは主堤である第1ダムと副堤である第2ダム、第3ダムの計3基のダムで構成され、このうち堤高11.6メートルの第2ダムを除く2基が河川法上のダムとしてダム便覧に掲載されています。
第1~3ダムの位置は下の地図の通りです。
第1ダムは地図の赤線 第2ダムは緑線 第3ダムは黒線。
 
県道79号線がダム左岸を通っておりアプローチは簡単です。
権現第1ダムは洪水吐を備えた権現ダムの主堤となるロックフィルダムです。
まずはダム下流から
平荘ダム同様下流面には太陽光パネルが並びます。
 
下流面右岸側
右手は洪水吐導流部、左手は放流設備。
 
左岸から天端に上がります。
下流面にずらっと並ぶ太陽光パネルはある意味不気味。
 
上流面。
 
天端は歩行者と自転車に開放されています。
 
右岸の洪水吐とインクライン。
 
右岸の取水設備を遠望。
 
洪水吐はラビリンス型。
 
洪水吐導流部と減勢工。
 
堤体下はグラウンドになっています。
 
権現ダム最大の特徴はラビリンス型の洪水吐と、兄弟ダムである平荘ダム同様下流目に並ぶ太陽光パネルです。
また権現湖上流部には山陽道権現湖パーキングエリアと一体化した権現総合公園があり遊歩道などが整備され市民やドライバーの憩いの場となっています。
 
1508 権現第1ダム(0893)
兵庫県加古川市平荘町上原
北緯度分秒,東経度分秒
DamMaps
加古川水系権現川
32.6メートル
357.4メートル
千㎥/千㎥
兵庫県企業庁
1981年


権現第3ダム

2017-03-31 12:54:30 | 兵庫県
2017年3月26日 権現第3ダム
 
権現ダムは兵庫県加古川市にある工業用水目的のダムで、兵庫県企業庁の加古川工業用水道事業により1981年(昭和56年)に建設されました。
ここで取水された水は播磨工業地帯へ工業用水として供給されています。
 
権現ダムは主堤の第1ダムと副堤の第2ダム、第3ダムの計3基のダムで構成されており、このうち堤高11.6メートルの第2ダムを除く2基が河川法上のダムとしてダム便覧に掲載されています。
第1~3ダムの位置は下の地図の通りです。
第1ダムは地図の赤線 第2ダムは緑線 第3ダムは黒線。
 
第3ダムは権現湖北東部に位置するロックフィルダムで堤頂長は255メートルとそこいらのダムに引けを取らない規模になっています。
 
右岸下流側から遠望
堤体直下は芝生の公園になっています
手前の水路は農業用水路で権現ダムとは直接関係はありません。
 
天端は歩行者及び自転車のみ開放されています。
 
上流面。
 
権現湖。
 
権現ダム案内板。
 
3333 権現第3ダム(0892)
兵庫県加古川市平荘町磐
北緯度分秒,東経度分秒
DamMaps
加古川水系権現川
22.6メートル
255メートル
千㎥/千㎥
兵庫県企業庁
1981年


平荘第3ダム

2017-03-30 23:39:23 | 兵庫県
2017年3月25日 平荘第3ダム
 
平荘ダムは兵庫県加古川市にある工業用水目的のダムで、兵庫県企業庁の加古川工業用水道事業により1969年(昭和44年)に建設されました。
ここで取水された水は播磨工業地帯へ工業用水として供給されています。
 
平荘ダムは主堤である第1ダムと副堤の第2~第4ダムの4基の堰堤で構成されており、このうち堤高7メートルの第4ダムを除く3基が河川法上のダムとしてダム便覧に掲載されています。
第1~3ダムの位置は下の地図の通りです。
第1ダムは地図の赤線 第2ダムは緑線 第3ダムは茶色線。
 
第3ダムは平荘湖西側にあり堤頂長は165.8メートルと短いですが唯一コンクリートダムとなっています。
右岸から下流面。
 
第三堰堤の銘版。
 
天端は歩行者及び自転車にのみ開放されています。
 
上流面。
 
3332 平荘第3ダム(0891)
兵庫県加古川市東神吉町升田
北緯度分秒,東経度分秒
DamMaps
加古川水系加古川
15.7メートル
165.8メートル
千㎥/千㎥
兵庫県企業庁
1969年


平荘第2ダム

2017-03-30 22:46:31 | 兵庫県
2017年3月25日 平荘第2ダム
 
平荘ダムは兵庫県加古川市にある工業用水目的のダムで、兵庫県企業庁の加古川工業用水道事業により1969年(昭和44年)に建設されました。
ここで取水された水は播磨工業地帯へ工業用水として供給されています。
 
平荘ダムは主堤である第1ダムと副堤の第2~第4ダムの4基の堰堤で構成されており、このうち堤高7メートルの第4ダムを除く3基が河川法上のダムとしてダム便覧に掲載されています。
第1~3ダムの位置は下の地図の通りです。
第1ダムは地図の赤線 第2ダムは緑線 第3ダムは茶色線。
 
第2ダムは平荘湖東側に位置するアースダムで堤頂長は670メートルと主堤である第1ダムを凌ぎます。
右岸から上流面。
 
上流面はロック材で補強されています。
 
天端は歩行者及び自転車にのみ開放されています。
 
下流面はきれいに刈り払われています
670メートルの芝面はある意味圧巻です。
 
 
3331 平壮第2ダム(0890)
北緯度分秒,東経度分秒
DamMaps
兵庫県加古川市平荘町里
加古川水系加古川
19.5メートル
670メートル
千㎥/千㎥
兵庫県企業庁
1969年


平荘第1ダム

2017-03-30 17:37:50 | 兵庫県
2017年3月25日 平荘第1ダム
 
平荘ダムは兵庫県加古川市にある工業用水目的のダムで、兵庫県企業庁の加古川工業用水道事業により1969年(昭和44年)に建設されました。
ここで取水された水は播磨工業地帯へ工業用水として供給されています。
 
平荘ダムは主堤である第1ダムと第2~第4の3基の副堤で構成され、このうち堤高7メートルの第4ダムを除く3基が河川法上のダムとしてダム便覧に掲載されています。
第1~3ダムの位置は下の地図の通りです。
第1ダムは地図の赤線 第2ダムは緑線 第3ダムは茶色線。
 
県道79号線で加古川市平荘町池尻に入ると北側に平荘第1ダムが見えてきます。
堤体直下の野球グラウンド脇に車を止めてダムを見学します。
左岸の洪水吐に沿って遊歩道が天端に続いています。
 
堤体下流面左岸側には太陽光パネルが並びます。
 
天端から洪水吐導流部
堤体すぐ下流には野球グラウンドがあります。
 
天端は歩行者と自転車には開放されています。
 
ダム湖の平荘湖は総貯水容量940万立米。
 
洪水吐のローラーゲート。
 
取水塔。
 
右岸に回ります
上流面はロック材で補強。
 
右岸から下流面
こちらは本来のアースの堤体。
 
平荘ダムの概要図。
 
平荘湖には一周5キロの周回路が整備され好天の休日ということで多くの皆さんがウォーキングを楽しんでいました。
また湖畔には少年自然の家やアクア交流館、ウェルネスパークなどがあり市民の憩いの場となっています。
 
1486 平荘第1ダム(0889)
兵庫県加古川市平荘町池尻
北緯度分秒,東経度分秒
DamMaps
加古川水系加古川
26メートル
570メートル
千㎥/千㎥
兵庫県企業庁
1969年

加古川大堰

2017-03-30 15:09:13 | 兵庫県
2017年3月25日 加古川大堰
 
加古川大堰は兵庫県加古川市の加古川本流河口から12キロ上流部にある可動堰で、建設省近畿地方建設局により1988年(平成元年)に建設されました。
現在は国交省近畿地方整備局が管理を行い、加古川の洪水調節、既得取水権の補給及び適正な流量の確保、上水道用水の供給を目的としています。
加古川大堰の堤高は6メートルで河川法上のダムの要件である15メートルに及びませんが、特定多目的ダム法に基づき特定多目的ダムとして建設されたため、法律上もダムとして分類されています。
 
加古川左岸の県道18号線沿いに走ると加古川大堰が見えてきます。
県道沿いの大堰記念公園に駐車場がありここに車を止めて見学をします。
 
左岸下流から
左手が加古川大堰、右手は支流の草間川水門。
 
草間川への逆流を防ぐ草間川水門
ゲートに書かれた魚がかわいい。
 
主ゲート5門、調節ゲート2門、微調節ゲート2門、魚道ゲート2門で構成されます。
 
天端は歩行及び自転車の通行のみ開放されています。
 
 
左右両岸に魚道があります。
 
上流から。
 
総貯水容量は196万立米。
 
右岸の取水口
上水道用水が取水されます。
 
1521 加古川大堰(0888)
兵庫県加古川市八幡町中西条
北緯度分秒,東経度分秒
DamMaps
加古川水系加古川
FNW
MB
6メートル
422.5メートル
千㎥/千㎥
国交省近畿地方整備局
1988年


千苅ダム

2017-03-30 11:37:27 | 兵庫県
2017年3月25日 千苅ダム
 
千苅ダムは兵庫県北区の武庫川水系羽束川にある神戸市水道局が管理する上水道用水を目的とする粗石モルタル造表面石張りの重力式ダムです。
神戸港の発展に伴う水道需要の高まりから布引五本松ダム、立ヶ畑ダムに続いて1919年(大正8年)に竣工、その後1931年(昭和6年)に6メートルかさ上げされました。
千苅ダムは技術的・文化的価値から国の有形文化財に登録されているほか、Aランクの近代土木遺産、近代化産業遺産、近代水道百選、日本100ダムに選定されており、日本を代表するビンテージダムの一つとなっています。
 
完成当初は千苅ダムから神戸水道により西宮市の上ヶ原浄水場に送水され、さらに武庫川送水路を経て神戸市に水道用水として供給されていました。
その後1967年(昭和42年)に千苅ダム下流に千苅浄水場が完成し神戸市北区に上水道用水の供給を始める一方、神戸市の水道の大半が淀川で取水された阪神水道企業団からの受水となり、現在では千苅ダムの水は千苅浄水場を経て神戸市北区北部への供給にとどまっています。
しかし災害等万一の事態に備え神戸市最大の自己水源である千苅ダムの水をいつでも給水できるよう導水路は確保・維持されています。
 
国道176号線の新道場交差点から県道327号を東進、道場駅から武庫川支流の羽束川に沿って進むと神戸市水道局千苅貯水場の正門前に到着します。
ここから貯水場の敷地右手の近畿自然歩道を10分ほど歩くと千苅ダムに到着です。
 
ダムを望む千苅橋には登録有形文化財と近代化産業遺産のプレートが設置されています。
 
左岸のトンネル式導水路吐口
水位が高いせいか滝のように水が流下しています。
 
ダムの本体
運よくいい感じで放流しています。
手前の千苅浄水場へのアーチ式水道橋もいいアクセントになっています。
 
 
 
天端。
 
ダム手前の千苅橋、この橋も登録有形文化財に含まれます。
 
下から見上げると美しいレースのカーテン。
 
切石がきれいに積み上げられています。
 
右岸越流面の水の流れもうっとりするような美しさ。
 
堤体は下部で緩やかにカーブしウェディングドレスの裾のよう。
 
 
ずらっと並ぶゲート群
スライドゲートは現存する最古のスライドゲートとされています。
 
天端は立入禁止。
 
竣工記念碑。
 
ダム本体の造作に加えて美しい放流
いつまでも立ち去り難い千苅ダムでした。
 
1467 千苅ダム(0887)
近代化産業遺産
兵庫県神戸市北区道場町生野
北緯度分秒,東経度分秒
DamMaps
武庫川水系羽束川
42.4メートル
106.7メートル
千㎥/千㎥
1919年