一昨日ちょっとしたトラブルに見舞われました。
在宅勤務が必要となったため昨年購入したモバイルルーターですが、最近やたらと熱を持つことが多くなり、充電中に赤ランプが点灯することも度々。そして持ちも明らかに悪くなりました。バッテリがへたってきたようです。(それで調べて判ったことですが、残量が20%を切ったら充電し、80%程度で留めておくのが長持ちの秘訣のようです。空っぽにしたりケーブル繋ぎっぱなしでフル充電するのはNGとのこと。)それは寿命だと割り切るとしてもSIMカードの方はまだ契約が丸々5ヶ月残っており、このままお蔵入りにするのは勿体ない。ということで、スマホで使うことを思い立ちました。これまで幾度となく「ポンコツ」「糞」呼ばわりしてきた現行の回線(MVNO)は遅いし(時にノロノロになることも)、すぐ制限がかけられるので。
スマホのスロットはnanoサイズのため、そのままではmicroSIMは入りません。それで園芸用の剪定鋏で周囲を切って押し込んだらちゃんと認識しました。(もちろん金属部分を傷つけないよう慎重に慎重を重ねました。ちなみに専用のカッターも売ってるみたいです。)それで止めとけば何も起こらなかったのですが・・・・・・やはり端末のパスワードだけでなく、SIMカードにもPINを設定しておきたい(注)と考えたのが躓きの始まりです。(注:紛失・盗難の際にSIMを抜き取られて使われるのを防ぐためです。)
このPINコード入力画面で4桁の数字を入れれば完了のはずでした。が、スマホに設定しているPINを入力するものと思い込んでいた私は、右画像下の「SIMカードのPINコードが間違っており、残り試用回数は○回」云々の警告に全く気付かぬまま3度間違えてしまうことに。ソフトバンク系のSIMではPINコードの初期設定が「9999」であることを後で知っても手遅れ。(言い訳ですが、数ヶ月前にOSのアップデートをしてから反応が遅くなり (数秒から10秒程度フリーズすることもしょっちゅう)、その時の動作もギクシャクしていたことが影響したのは間違いありません。旧機種を通り越してロートルですから、買い換え時期はとっくに来てるみたいです。あと、使用言語をスペイン語に設定しているのも悪用されぬようにと考えてのことですが、やはりこのような錯覚を引き起こすリスクは高くなりますね。)
それで、いきなりこの背景真っ黒の画面になりました。メッセージは「SIMカードがブロックされています。続けるにはPUKコード(注:PINロック解除コード)を入力して下さい。」ぐらいの意味。他社への乗り換えを防ぐための「SIMロック」とは別物の「PINロック」がかかった状態(注)です。(注:こちらなどで言及されていますが、あるテレビ番組で紹介されていたため私と同じくドツボにはまった被害者が多数出たようです。ついでながら、私はその「授業」とやらを受けたいとは夢にも思いません。以前たまたま観たのがあまりにも軽薄&お粗末だったので。)また右画像に「8」と出ているのはやはり試用回数の残りで、もしPUKコードを10度間違えるとSIMカードは永久に無効(復活不可能)となり有償で再発行を受けるしかなくなります。
こうなると自力ではどうにもならないことはすぐ判りました。実は2度目だったからです。初回はNOKIAの端末を使っていた10年ほど前のことですが、その時はMVNOのサポートセンターに電話し、数時間後に8桁のPUKコードを教えてもらえたので同日中に危機から脱出できました。ちなみにAUの場合はカードを送る際のプラスティック製台紙にPUKコードが記載されているとのことですが、それ以外は問い合わせて教えてもらう必要があるようです。そういえば、かつて何度も出張していたナミビアではSIMカードのケースにPINとPUKを印字したシールが貼ってあったっけ。
まずはルーターの日本正規代理店のサイトを訪れ、「お客様サポート」のページに書かれていた番号に電話。ところが、オペレーターによると「うちではハードの問題しか対応できません」として、SIMカードを発行したY!Mobileに連絡するよう指示。それはそうかもしれませんが、あまりにつれない対応にガッカリ。続いて「ワイモバイル公式 - カスタマーサポート」へ。最初にチャットでしばらくやり取りしたものの、「申し訳ありませんが、お近くのショップ窓口でご相談下さい」で打ち切り。どうやら私が同社の端末を利用している契約者ではないことが理由と思われました。それで対応時間(9時〜)になるのを待ってカスタマーセンターに電話。先に書いておくと、またしても時間の無駄に終わりました。
まず携帯端末の番号を尋ねられましたが、「データ専用回線なのでありません」と答えたら、先方はそれでもSIMカードに番号は振られているはずと指摘。確かに「070」で始まる数字の列が表示されていたのは見ましたが、端末がロックされてしまった今となっては確認不可能。(記録するかスクリーンショットを撮っていれば、ですが、まさかこんな事態になるとは誰も思いませんよね。)そこで本人確認のためとして住所、氏名、自宅&職場の電話番号と立て続けに訊かれましたが、いずれも該当するものはなし。そりゃそうでしょう。そちらとは契約してませんから。私がいくらモバイルルーターに入っているSIMであることを強調しても向こうはよく理解できないのか押し問答の繰り返し。
その通話中、SIMカードを切った時に出た破片に数字が書かれていたのを思い出したので、ゴミ箱から拾い出して伝えましたが、それでも埒はあかず。結局「店舗へ行って下さい」となり、私は「アホか!」と暴言を吐いて受話器を叩き付けたろかと一瞬思いましたが我慢。(ここでクールダウンのため余談ですが、「PUK」は「プック」とは読まないみたいですね。対応したオペレーターは「ピーユーケーコード」と言ってました。でもそれだと「ピンコード」との整合性がまるでないじゃん。)
今度は開店時刻の10時を待って彦根市内のワイモバイル取扱店に電話。コロナ対応で来店が予約制となっていることを伝えられ、11時と13時が空いているとのことでしたが、ここでも「本人確認等が取れないためせっかく来てもらっても無駄足になる可能性があります」と言われて頓挫。職場からはそんなに近くないし、国道8号線沿いにあるため帰り道からもたいぶ外れるので。それでダメモトのつもりで長浜市内のショップに寄ることを決めました。それがGoogleマップで見つけた下ですが、着いてみれば統合・移転による新規店舗の開店準備中でした。中に入って事情を説明したものの今はパソコンもないので無理とのこと。「後日来て下さい」と言われたため土曜日の朝に出直すかもしれないと告げて去りました。
その日の昼過ぎに時計を戻しますが(←ぺこぱの漫才か!)、モバイルルーターの購入直後に送られてきた書類を捜していた時、机の引き出しに「本製品ご利用ガイド」を見つけました。そこには「モバイルパックサービスセンター」の電話番号も。(嬉しいことに「0120」で始まる無料通話のものでした。先に挙げた2社は「050〜」または「0570〜」ゆえ、しっかり金を取られました。)その書類はSIMカードの開通手続きに関わるものなので、相談するなら最初からそちらにすべきだったようです。オペレーターさんはすぐ出ました。用件を伝えたら、しばらく後にルーターの内部に記載されているIMEI番号(製造番号)を訊かれたため、1枚目画像のようにカバーを取り外して回答したところ、それで契約内容の確認ができた模様。(先に画像で示したSIMカードの12桁番号は不要とのこと。)Y!Mobileと契約を結んだのは(ルーターの購買者ではなく)その会社ですから当然といえばそれまでですが、そちらから問い合わせてくれることになりました。そしてセンターからの電話でPUKコードを教えてもらい窮地を脱出できたのは翌日(ほとんど24時間後)のことでした。モバイルルーターで使用する場合はSIMカードにわざわざPINコードを設定することもないため、「まったくアホなことをする奴やなぁ」と思われていたかもしれませんが・・・・兎にも角にも感謝です。
おまけ
本文で使ったスクリーンショットはもちろん「再現モード」によるものです。ロック後の画面も撮影していますが、もし脱出できなければお笑い種、というより「アホの二乗」もいいところ。けれど私はそうはなることはまずないと読んでいました。先述した通り、AUやナミビアのSIMカードには最初から明記されていることから、PINロックされる度にPUKコードが新規に発行されるのではなく、決して変わることのないものが一つだけ存在すると考えられるからです。
おまけ2
月7GBという上限はあるものの、スマホで高速通信できることになったため「安かろう〜」の方は昨日解約しました。とはいえ今月いっぱいは使えるようなので、それまではモバイルルーターに入れて補完的に利用することにしましたが・・・・・
スマホにスロットが二つあるので試しに入れてみました。スリープ画面(左)には「Y!MOBILE」「NTT DOCOMO」の両社がちゃんと表示されます。ただし4G回線の電波の強さがまるで違うのには驚きました。「道理でこれまで混雑時間帯は通りに面した窓際に行かないとネットがまともに使えなかったはずだ」と納得。
これらはSIMカードの設定画面ですが、両方オンにしていても自動的に使い分けてくれるのではなく、データ通信、通話、SMSと用途ごとに指定する必要があるみたいです。どちらもデータ専用なので後の二つは使えませんけどね。
在宅勤務が必要となったため昨年購入したモバイルルーターですが、最近やたらと熱を持つことが多くなり、充電中に赤ランプが点灯することも度々。そして持ちも明らかに悪くなりました。バッテリがへたってきたようです。(それで調べて判ったことですが、残量が20%を切ったら充電し、80%程度で留めておくのが長持ちの秘訣のようです。空っぽにしたりケーブル繋ぎっぱなしでフル充電するのはNGとのこと。)それは寿命だと割り切るとしてもSIMカードの方はまだ契約が丸々5ヶ月残っており、このままお蔵入りにするのは勿体ない。ということで、スマホで使うことを思い立ちました。これまで幾度となく「ポンコツ」「糞」呼ばわりしてきた現行の回線(MVNO)は遅いし(時にノロノロになることも)、すぐ制限がかけられるので。
スマホのスロットはnanoサイズのため、そのままではmicroSIMは入りません。それで園芸用の剪定鋏で周囲を切って押し込んだらちゃんと認識しました。(もちろん金属部分を傷つけないよう慎重に慎重を重ねました。ちなみに専用のカッターも売ってるみたいです。)それで止めとけば何も起こらなかったのですが・・・・・・やはり端末のパスワードだけでなく、SIMカードにもPINを設定しておきたい(注)と考えたのが躓きの始まりです。(注:紛失・盗難の際にSIMを抜き取られて使われるのを防ぐためです。)
このPINコード入力画面で4桁の数字を入れれば完了のはずでした。が、スマホに設定しているPINを入力するものと思い込んでいた私は、右画像下の「SIMカードのPINコードが間違っており、残り試用回数は○回」云々の警告に全く気付かぬまま3度間違えてしまうことに。ソフトバンク系のSIMではPINコードの初期設定が「9999」であることを後で知っても手遅れ。(言い訳ですが、数ヶ月前にOSのアップデートをしてから反応が遅くなり (数秒から10秒程度フリーズすることもしょっちゅう)、その時の動作もギクシャクしていたことが影響したのは間違いありません。旧機種を通り越してロートルですから、買い換え時期はとっくに来てるみたいです。あと、使用言語をスペイン語に設定しているのも悪用されぬようにと考えてのことですが、やはりこのような錯覚を引き起こすリスクは高くなりますね。)
それで、いきなりこの背景真っ黒の画面になりました。メッセージは「SIMカードがブロックされています。続けるにはPUKコード(注:PINロック解除コード)を入力して下さい。」ぐらいの意味。他社への乗り換えを防ぐための「SIMロック」とは別物の「PINロック」がかかった状態(注)です。(注:こちらなどで言及されていますが、あるテレビ番組で紹介されていたため私と同じくドツボにはまった被害者が多数出たようです。ついでながら、私はその「授業」とやらを受けたいとは夢にも思いません。以前たまたま観たのがあまりにも軽薄&お粗末だったので。)また右画像に「8」と出ているのはやはり試用回数の残りで、もしPUKコードを10度間違えるとSIMカードは永久に無効(復活不可能)となり有償で再発行を受けるしかなくなります。
こうなると自力ではどうにもならないことはすぐ判りました。実は2度目だったからです。初回はNOKIAの端末を使っていた10年ほど前のことですが、その時はMVNOのサポートセンターに電話し、数時間後に8桁のPUKコードを教えてもらえたので同日中に危機から脱出できました。ちなみにAUの場合はカードを送る際のプラスティック製台紙にPUKコードが記載されているとのことですが、それ以外は問い合わせて教えてもらう必要があるようです。そういえば、かつて何度も出張していたナミビアではSIMカードのケースにPINとPUKを印字したシールが貼ってあったっけ。
まずはルーターの日本正規代理店のサイトを訪れ、「お客様サポート」のページに書かれていた番号に電話。ところが、オペレーターによると「うちではハードの問題しか対応できません」として、SIMカードを発行したY!Mobileに連絡するよう指示。それはそうかもしれませんが、あまりにつれない対応にガッカリ。続いて「ワイモバイル公式 - カスタマーサポート」へ。最初にチャットでしばらくやり取りしたものの、「申し訳ありませんが、お近くのショップ窓口でご相談下さい」で打ち切り。どうやら私が同社の端末を利用している契約者ではないことが理由と思われました。それで対応時間(9時〜)になるのを待ってカスタマーセンターに電話。先に書いておくと、またしても時間の無駄に終わりました。
まず携帯端末の番号を尋ねられましたが、「データ専用回線なのでありません」と答えたら、先方はそれでもSIMカードに番号は振られているはずと指摘。確かに「070」で始まる数字の列が表示されていたのは見ましたが、端末がロックされてしまった今となっては確認不可能。(記録するかスクリーンショットを撮っていれば、ですが、まさかこんな事態になるとは誰も思いませんよね。)そこで本人確認のためとして住所、氏名、自宅&職場の電話番号と立て続けに訊かれましたが、いずれも該当するものはなし。そりゃそうでしょう。そちらとは契約してませんから。私がいくらモバイルルーターに入っているSIMであることを強調しても向こうはよく理解できないのか押し問答の繰り返し。
その通話中、SIMカードを切った時に出た破片に数字が書かれていたのを思い出したので、ゴミ箱から拾い出して伝えましたが、それでも埒はあかず。結局「店舗へ行って下さい」となり、私は「アホか!」と暴言を吐いて受話器を叩き付けたろかと一瞬思いましたが我慢。(ここでクールダウンのため余談ですが、「PUK」は「プック」とは読まないみたいですね。対応したオペレーターは「ピーユーケーコード」と言ってました。でもそれだと「ピンコード」との整合性がまるでないじゃん。)
今度は開店時刻の10時を待って彦根市内のワイモバイル取扱店に電話。コロナ対応で来店が予約制となっていることを伝えられ、11時と13時が空いているとのことでしたが、ここでも「本人確認等が取れないためせっかく来てもらっても無駄足になる可能性があります」と言われて頓挫。職場からはそんなに近くないし、国道8号線沿いにあるため帰り道からもたいぶ外れるので。それでダメモトのつもりで長浜市内のショップに寄ることを決めました。それがGoogleマップで見つけた下ですが、着いてみれば統合・移転による新規店舗の開店準備中でした。中に入って事情を説明したものの今はパソコンもないので無理とのこと。「後日来て下さい」と言われたため土曜日の朝に出直すかもしれないと告げて去りました。
その日の昼過ぎに時計を戻しますが(←ぺこぱの漫才か!)、モバイルルーターの購入直後に送られてきた書類を捜していた時、机の引き出しに「本製品ご利用ガイド」を見つけました。そこには「モバイルパックサービスセンター」の電話番号も。(嬉しいことに「0120」で始まる無料通話のものでした。先に挙げた2社は「050〜」または「0570〜」ゆえ、しっかり金を取られました。)その書類はSIMカードの開通手続きに関わるものなので、相談するなら最初からそちらにすべきだったようです。オペレーターさんはすぐ出ました。用件を伝えたら、しばらく後にルーターの内部に記載されているIMEI番号(製造番号)を訊かれたため、1枚目画像のようにカバーを取り外して回答したところ、それで契約内容の確認ができた模様。(先に画像で示したSIMカードの12桁番号は不要とのこと。)Y!Mobileと契約を結んだのは(ルーターの購買者ではなく)その会社ですから当然といえばそれまでですが、そちらから問い合わせてくれることになりました。そしてセンターからの電話でPUKコードを教えてもらい窮地を脱出できたのは翌日(ほとんど24時間後)のことでした。モバイルルーターで使用する場合はSIMカードにわざわざPINコードを設定することもないため、「まったくアホなことをする奴やなぁ」と思われていたかもしれませんが・・・・兎にも角にも感謝です。
おまけ
本文で使ったスクリーンショットはもちろん「再現モード」によるものです。ロック後の画面も撮影していますが、もし脱出できなければお笑い種、というより「アホの二乗」もいいところ。けれど私はそうはなることはまずないと読んでいました。先述した通り、AUやナミビアのSIMカードには最初から明記されていることから、PINロックされる度にPUKコードが新規に発行されるのではなく、決して変わることのないものが一つだけ存在すると考えられるからです。
おまけ2
月7GBという上限はあるものの、スマホで高速通信できることになったため「安かろう〜」の方は昨日解約しました。とはいえ今月いっぱいは使えるようなので、それまではモバイルルーターに入れて補完的に利用することにしましたが・・・・・
スマホにスロットが二つあるので試しに入れてみました。スリープ画面(左)には「Y!MOBILE」「NTT DOCOMO」の両社がちゃんと表示されます。ただし4G回線の電波の強さがまるで違うのには驚きました。「道理でこれまで混雑時間帯は通りに面した窓際に行かないとネットがまともに使えなかったはずだ」と納得。
これらはSIMカードの設定画面ですが、両方オンにしていても自動的に使い分けてくれるのではなく、データ通信、通話、SMSと用途ごとに指定する必要があるみたいです。どちらもデータ専用なので後の二つは使えませんけどね。