Gmailのアカウントはブックオフオンラインの「お気に入り・入荷お知らせ」などプッシュ受信したいものに使っている程度。それで受信トレイも空っぽのことが多いのですが、今日迷惑メールを見てみたら結構入っていました。その中から。
文面は下の2件もほとんど同じ。(三つ目が "Hi," で始まっていることぐらい。あと原文は同じなのに翻訳ではなぜか「こと」が「何か」に、「個人的な電子メール」が「プライベートメール」になってます。)詐欺メールであるのは言を俟たないことですが、イスラエルさんとやらの所属は "Secretaría de Comunicaciones y Transportes"(通信運輸省)ですか。職場のパソコンからこんなものを送信するのは感心しませんねえ(苦笑)。ちなみに先々月のマルコ君は経済省でした。
上の2件の送り主はどう見てもスペイン語かポルトガル圏の名前ですが、ドメイン名の ".ao" がどの国か判らなかったので調べてみたら後者のアンゴラでした。そうなると「ホセ・コルテス」ではなく「ジョゼ・コルテズ」さんですね。そして "bna" は "Banco Nacional de Angola" で国立銀行のようですから、連絡したら大金をくれるという美味しい話でも持ちかけてくるのでしょうか? でもメールアドレスが異なるのはいただけない。どうせどちらも捨てアドに決まってますが。(追記:既にこちらで紹介されていました。)
文面は下の2件もほとんど同じ。(三つ目が "Hi," で始まっていることぐらい。あと原文は同じなのに翻訳ではなぜか「こと」が「何か」に、「個人的な電子メール」が「プライベートメール」になってます。)詐欺メールであるのは言を俟たないことですが、イスラエルさんとやらの所属は "Secretaría de Comunicaciones y Transportes"(通信運輸省)ですか。職場のパソコンからこんなものを送信するのは感心しませんねえ(苦笑)。ちなみに先々月のマルコ君は経済省でした。
上の2件の送り主はどう見てもスペイン語かポルトガル圏の名前ですが、ドメイン名の ".ao" がどの国か判らなかったので調べてみたら後者のアンゴラでした。そうなると「ホセ・コルテス」ではなく「ジョゼ・コルテズ」さんですね。そして "bna" は "Banco Nacional de Angola" で国立銀行のようですから、連絡したら大金をくれるという美味しい話でも持ちかけてくるのでしょうか? でもメールアドレスが異なるのはいただけない。どうせどちらも捨てアドに決まってますが。(追記:既にこちらで紹介されていました。)
少し前に迷惑メールが来ました。
全然覚えのない外国語なのでGoogle翻訳にお願いしたところ、文法的には綻びのない日本語になりました。けれど・・・・
「予防」の2行目でしっかり笑わせてくれました。俺だってできるもんならアップグレードしたいわ!
ちなみに「アップグレードするには、こ」をクリックしたら前に見たのと同じ画面が表示されました。同じ狢だったか。
痺れる
2021-11-07 | 日記
この名作テレビアニメのPART1が深夜にBS12トゥエルビで再放送されると知ったので予約録画して昨日観ました。何せ初回放送は私が6〜7歳の時なので、記念すべき第1話をリアルタイムで視聴したかは定かでなし。また放送開始からしばらくは面白さがイマイチ解らず、飛び飛びだったと記憶していますが、シリーズ後半はほとんど観たはずです。この5年後に始まった第2シリーズから人気が出ましたが、私はこのシリーズに一番愛着があり、何度も再放送を観ているので上記リンク先にある「各話リスト」のタイトルから筋書きも大抵思い出せます(とくにタイムマシンやコンピューターとの対決、そして最終回が傑作)。
(今更ですが、キャラクターなどを出すと著作権が絡んでくるのでエンディングテーマだけにしました。本当はこれもダメなんでしょうけど。)
改めて「声の出演」を見ると多くの方が鬼籍に入ってしまわれましたね。(そして原作者も一昨年に。)次元大介役も先月ついに引退。そういえば石川五ェ門と峰不二子役はこのシリーズ限りでしたが、前者の凄味のある声が私は大好きでした。(美声の2代目さんも名優でしたが。)先のニュースに出ている二代目次元役の姓(大塚)を見て「息子さんでは?」と直観しましたが大当たり。それにしてもこちらに出ている小林氏のコメントのカッコイイことといったら!
おまけ
経緯はWikipediaに詳しく書かれていますが、この初回シリーズは途中で監督が降板し、高畑勲&宮崎駿のゴールデンコンビに交替しています。私が面白さを感じるようになったのもそれ以降かもしれません。にもかかわらず視聴率は一桁に留まり、結局打ち切りとなったとのこと。そういえば以前ここで触れた「ドラえもん」、そして「宇宙戦艦ヤマト」も同じ憂き目に遭っています。優れた作品でも最初から人気が出るとは限らないという例ですが、気付いてみれば製作はいずれも日テレ系(「ヤマト」は讀賣テレビで他は日本テレビ)でした。呪われていたのか?
さっきまで家の田んぼの近くの水路まで行ってサトイモの皮剥きをしてきました。この器具は父の手製。落水の力で水車が回転すると中の芋が擦れ合って剥けるという仕組みです。
10分ほどでこうなります。半分に分けて2度回しました。かつてはよく見られた風景だそうですが、今では知っている人も少ないでしょうね。ということでビデオも貼っときます。
この手のアホメール(フィッシング詐欺メール)は無視することにしていましたが・・・・・・
リンクの下が「働け働け」としつこく言われているようで可笑しいったらありゃしない。それで採り上げる気になりました。それにしても何をしてくれるんでしょうね、この「サラサマサービス」という会社は?
リンクの下が「働け働け」としつこく言われているようで可笑しいったらありゃしない。それで採り上げる気になりました。それにしても何をしてくれるんでしょうね、この「サラサマサービス」という会社は?
昨日は前々から雲海を見てみたいと思っていたおにゅう峠(注)へ。(注:元々そういう名前の峠はなかったのですが、林道小入谷線が整備された時に県境の峠として新たに命名されたと聞いています。)あるブログのコメント欄に「紅葉は今が見頃かも」などと書かれていたのですが、当日朝チェックした現地の天気予報は曇りで微妙。しかしながら、土曜はさらに良くないし日曜日は午前中に町自治会の重要な会合。このままグズグズしていたらチャンスを逃してしまうと考えたため出発を決めました。本当は5時前に家を出たかったのですが、準備に手間取ったことで15分ほど遅れました。
夜間の運転はもちろんですが、国道367号線を外れてからの朽木の県道は急カーブや幅の狭い区間が多く、初心運転者にはちょっと任せられない。ということで私がずっとハンドルを握ることに。途中で小雨に降られましたが、短時間で止んでくれました。小入谷線は福井県側の上根来線も含めて完全舗装ながら、1車線道路のため途中で2度の行き違いがありました。(最初は譲ってもらい、次は私が少しバックして譲りました。)
Googleマップが示した所要時間(約2時間)より少しは早く着けたものの、7時を少し回っていました。(北陸自動車道と敦賀線/舞鶴若狭自動車道を利用し、小浜側から詰めれば20分ほど短縮できるようですが、そこまでするのもねぇ。)既に先客がいました。道幅は十分あるため縦列駐車すれば数台停められますが、もし大勢が押し寄せたら通過するしかないでしょうね。
こんな看板も立っていました。「鯖街道」と聞いて私が真っ先に思い浮かぶのは若狭街道(国道27号線→303号線→367号線)ですが、こちらにある通りルートは複数ありました。なお、ここは正確には第一展望ポイントであり本当の県境は約1.6km先(北方)にあります。
私たちが上ってきた尾根筋の道を走る車も時々見えました。
しばらく撮影タイム。雲海も少しは残っていましたが、こういうのと比べたら見劣りするのは認めざるを得ません。やはり来るのが遅すぎたかも。とはいえ濃霧で視界がほとんど効かないこともあるでしょうから、これで良しと考えることにします。
このLindaがスマホで撮影したものと三つ上の画像とを見比べて思ったことですが、同じ時間帯にほぼ同じ地点から撮影しても機材によって色合いは大きく異なるものですね。ちなみに横にいた人のスマホの画面をチラ見したらずっと鮮やかでした。高級機は補正機能も充実しているのかな?(パソコンに落としてPhotoshop等で加工すれば同じことですが。)
(追記:ということで、彩度とコントラストをちょっとばかし補正したものを貼っときます。)
ちょっと悔やまれるのは、この地点に来る前に何度か目に入った見事な雲海をカメラに収めなかったことです。(前方から車が来るまで停車して撮影することは十分可能でした。)ここからバックする訳にはいかないし転回するスペースもない。ということで諦めて先へ進み・・・・・
正真正銘のおにゅう峠へ。ここは10台以上停められそう。
視界が良ければ日本海も拝めるとのことですが、それでも「絶景度」は先の展望ポイントよりだいぶ落ちます。
先の看板は方角というか鯖街道の発着点を表すものと考えればまあ許せますが、県境に立てるのなら「滋賀県← →福井県」あるいは「近江国← →若狭国」とすべきでは? とにかく自分の居住地がないがしろにされているようで、いい気持ちはしませんでした。
ここから引き返すことは可能でしたが、滋賀県側(旧朽木村)でとくに訪れたいところはないし、上り途中で目にした雲海も消えてしまっている可能性が高い。ということで、この後のプランは決めていなかったものの、そのまま福井県(小浜市)に入ることに。下へ降りるまでほとんど対向車と出くわすことがなかったのはラッキーでした。
鯖街道に因んだ壁画が見えたので1枚。(福井県の鳥はつぐみだそうですが、もしかして右がそれ?)
近くの観光名所といえば三方五湖ですが、4年前に行っているので、とりあえず進路を東に取って海を目指すことにしました。国道27号線と分かれて敦賀半島へ。
「こうやって(淡海=琵琶湖でない)本物の海を間近に見るのは久しぶりだなぁ」と私は運転中思っていましたが、その後Lindaに「もしかしたらご家族が来日された時(平成最後の日の前日)以来かも?」と言ったのは誤りで、昨年の北海道旅行3日目にオホーツク海を見ていました。ただし海水に触れるほど近くに寄ったのは、やはり2年半ぶりでした。
ここで停車したのは、今年4月に再稼働したものの先月23日から運転を停止している関西電力美浜発電所を撮るためでした。さらに北上し長ーい敦賀半島トンネルを抜けて反対側へ。
この後に通りかかった日本原子力発電敦賀発電所の前でもシャッターを押したはずなのですが、なぜか写ってませんでした。
Lindaは海の青さと水の透明度に感激していました。
続いてここへ。無料の駐車場が複数あるのはありがたい。
しばらく砂浜を散歩。奥に見えるのは原発ではなく敦賀火力発電所です。(景観を損なっている感アリアリですが、仕方ないでしょうね。)
警告文がスペイン語でも書かれているのは良いことですが、「キャンプと焚き火禁止」の前者が "Acampary" になっているのが惜しい。英語の "Company" あたりに引っ張られてしまったのでしょうか?
こっちは正確でした。
松林内の遊歩道を戻りました。さすがは「日本三大松原」(他は三保の松原(静岡県) と虹の松原 (佐賀))の一つとされているだけに広大でした。
ベンチにこんなプレートを付けている自治体が日本にどれだけ存在するのでしょうか?(これを知っている日本人も。)
再び砂浜に出てみたら子供達が網を引っ張っていました。子供会か何かの地引き網体験だったのでしょうか?
人手(男手)が足りてなさそうに見えたため私も飛び入りで助っ人に。
網にかかった魚を子供達が次々とクーラーボックスへ。
最終的にこれだけになりました。大物の真鯛も2匹。この後はバーベキュー会場へ移動するというアナウンスがありましたが、もちろん私は誘われませんでした。時刻は11時前で帰るにはまだ早い。そこで近場の観光スポットをGoogleマップで検索したところ、数キロ先に赤レンガ倉庫があると判明。ただし「今日は閉まっている可能性あり」云々と表示してきましたが、行くだけ行ってみることに。
で、実際は開いていました。おそらく平日の水曜日が定休日ながら祝日の場合は翌日に休んでいるのでしょう。スマホのアプリは日本の祝祭日までは考慮してくれないようなので注意が必要です。ところでクチコミ欄には「横浜や函館、神戸の同施設と比べたら物足りなさを感じる」という投稿もあったのですが、それらを訪れたことのない私にも今ひとつの印象でした。2棟建っている倉庫のうち1棟はジオラマ館、もう1棟はレストランや土産物屋などで、ともにこれといった見どころはなし。それでサッサと出ることにしましたが、そこで手に取った観光マップで鉄道資料館がすぐ近くにあることを知り、徒歩で向かいました。
中でもらったパンフレットの表紙に「旧敦賀港驛舎」とありました。入館無料ながら地元長浜の鉄道文化館と比べたら展示のスペースも数も取るに足りないことは否めませんが、北陸本線は日本の鉄道としては非常に古い歴史(明治15年開通)を持ち、さらに昭和30年代にルートが大幅に変更されたという経緯もあるため、鉄道ファンが泣いて喜びそうな資料がたくさんありました。中には敦賀→舞鶴→ウラジオストックからシベリア鉄道などを経て最終的に巴里に至るという壮大な時刻表も。(写真撮っとくんだった。)また旧路線のトンネル群一つ一つの入口がプリントされた暖簾を下り線の順にくぐって先に進むというのもアイデア賞もの(先に同じ)。最後にマジカルフォトのコーナーへ。
床にはデフォルメされたSLの写真が描かれていました。これだけ見たら「なんじゃこりゃ?」ですが・・・・・・
撮影地点でカメラを構えたらこの通り。遠近法を利用して立体的に浮かび上がる仕組みでした。お見事!
資料館を出る時、受付の御婦人から「海がきれいに見える」と勧められた金崎宮へ。本殿の先には古墳や城跡などがありますが、結構な上りでいい運動になりました。右画像で大型船舶が横付けしているのは先に気比の松原から見えた火力発電所ですが・・・・・
自転車行では何度か横を通ったことがあるものの、上から眺めたのはもちろん初めて。黒いのは船が運んでくる石炭と思われますが・・・・・・原発がほとんど動かせないため「必要悪」なのかもしれませんが、今グラスゴーで開催されている会議(COP26)の報道を見れば、こんなやり方をいつまでも続けていく訳にはいかないのは明らか。宰相K氏の演説が「化石賞」とやらを受賞したと伝えられていますが、当然の報いでしょう。
下へ降り、金ヶ先緑地で少々遅い昼食(手製弁当)を摂ってから帰路に就きました。そこで改めて思ったのが家と敦賀の近さ。(そういえば長浜市の広域合併によって隣市にもなりましたし。)Googleマップの到着予想時刻とほぼピッタリの1時間ちょっとで着いてしまいました。(国道8号線バイパスのお陰で敦賀の中心街を通らずに市外へ出られるようになったのが大きい。)滋賀県北西部の外れにあるから当然とはいえ、片道約2時間を要するおにゅう峠までの半分ほどで戻れてしまったのが意外でした。
さて、今月中旬以降には京都へ行こうと考えています。清水寺の大改修は昨年終わっているし、インバウンドの外国人観光客もまだ少ないでしょうから。それでも紅葉シーズンの土日祝はごった返す恐れがあるため、代休を取って平日に訪れるつもりです。(実は今月末と来週頭に休日出勤の予定があり、それらの4週前から前倒しで取得可能です。)これから廻るルートをじっくり検討します。(なおLindaがとくに希望しているのは、東寺のがらくた市もしくは弘法市ながら、今月はともに日曜開催となるため見送り。)よく考えたら電車に乗るのも久しぶり。北海道旅行での関西空港との往復以来となります。(その次の長野旅行は集合場所の多賀サービスエリアまで自家用車でした。)さらにコロナが終息すれば「大阪近郊区間大回り旅」も復活させます(実現すればLindaとは4度目)。もうちょっとの辛抱?
夜間の運転はもちろんですが、国道367号線を外れてからの朽木の県道は急カーブや幅の狭い区間が多く、初心運転者にはちょっと任せられない。ということで私がずっとハンドルを握ることに。途中で小雨に降られましたが、短時間で止んでくれました。小入谷線は福井県側の上根来線も含めて完全舗装ながら、1車線道路のため途中で2度の行き違いがありました。(最初は譲ってもらい、次は私が少しバックして譲りました。)
Googleマップが示した所要時間(約2時間)より少しは早く着けたものの、7時を少し回っていました。(北陸自動車道と敦賀線/舞鶴若狭自動車道を利用し、小浜側から詰めれば20分ほど短縮できるようですが、そこまでするのもねぇ。)既に先客がいました。道幅は十分あるため縦列駐車すれば数台停められますが、もし大勢が押し寄せたら通過するしかないでしょうね。
こんな看板も立っていました。「鯖街道」と聞いて私が真っ先に思い浮かぶのは若狭街道(国道27号線→303号線→367号線)ですが、こちらにある通りルートは複数ありました。なお、ここは正確には第一展望ポイントであり本当の県境は約1.6km先(北方)にあります。
私たちが上ってきた尾根筋の道を走る車も時々見えました。
しばらく撮影タイム。雲海も少しは残っていましたが、こういうのと比べたら見劣りするのは認めざるを得ません。やはり来るのが遅すぎたかも。とはいえ濃霧で視界がほとんど効かないこともあるでしょうから、これで良しと考えることにします。
このLindaがスマホで撮影したものと三つ上の画像とを見比べて思ったことですが、同じ時間帯にほぼ同じ地点から撮影しても機材によって色合いは大きく異なるものですね。ちなみに横にいた人のスマホの画面をチラ見したらずっと鮮やかでした。高級機は補正機能も充実しているのかな?(パソコンに落としてPhotoshop等で加工すれば同じことですが。)
(追記:ということで、彩度とコントラストをちょっとばかし補正したものを貼っときます。)
ちょっと悔やまれるのは、この地点に来る前に何度か目に入った見事な雲海をカメラに収めなかったことです。(前方から車が来るまで停車して撮影することは十分可能でした。)ここからバックする訳にはいかないし転回するスペースもない。ということで諦めて先へ進み・・・・・
正真正銘のおにゅう峠へ。ここは10台以上停められそう。
視界が良ければ日本海も拝めるとのことですが、それでも「絶景度」は先の展望ポイントよりだいぶ落ちます。
先の看板は方角というか鯖街道の発着点を表すものと考えればまあ許せますが、県境に立てるのなら「滋賀県← →福井県」あるいは「近江国← →若狭国」とすべきでは? とにかく自分の居住地がないがしろにされているようで、いい気持ちはしませんでした。
ここから引き返すことは可能でしたが、滋賀県側(旧朽木村)でとくに訪れたいところはないし、上り途中で目にした雲海も消えてしまっている可能性が高い。ということで、この後のプランは決めていなかったものの、そのまま福井県(小浜市)に入ることに。下へ降りるまでほとんど対向車と出くわすことがなかったのはラッキーでした。
鯖街道に因んだ壁画が見えたので1枚。(福井県の鳥はつぐみだそうですが、もしかして右がそれ?)
近くの観光名所といえば三方五湖ですが、4年前に行っているので、とりあえず進路を東に取って海を目指すことにしました。国道27号線と分かれて敦賀半島へ。
「こうやって(淡海=琵琶湖でない)本物の海を間近に見るのは久しぶりだなぁ」と私は運転中思っていましたが、その後Lindaに「もしかしたらご家族が来日された時(平成最後の日の前日)以来かも?」と言ったのは誤りで、昨年の北海道旅行3日目にオホーツク海を見ていました。ただし海水に触れるほど近くに寄ったのは、やはり2年半ぶりでした。
ここで停車したのは、今年4月に再稼働したものの先月23日から運転を停止している関西電力美浜発電所を撮るためでした。さらに北上し長ーい敦賀半島トンネルを抜けて反対側へ。
この後に通りかかった日本原子力発電敦賀発電所の前でもシャッターを押したはずなのですが、なぜか写ってませんでした。
Lindaは海の青さと水の透明度に感激していました。
続いてここへ。無料の駐車場が複数あるのはありがたい。
しばらく砂浜を散歩。奥に見えるのは原発ではなく敦賀火力発電所です。(景観を損なっている感アリアリですが、仕方ないでしょうね。)
警告文がスペイン語でも書かれているのは良いことですが、「キャンプと焚き火禁止」の前者が "Acampary" になっているのが惜しい。英語の "Company" あたりに引っ張られてしまったのでしょうか?
こっちは正確でした。
松林内の遊歩道を戻りました。さすがは「日本三大松原」(他は三保の松原(静岡県) と虹の松原 (佐賀))の一つとされているだけに広大でした。
ベンチにこんなプレートを付けている自治体が日本にどれだけ存在するのでしょうか?(これを知っている日本人も。)
再び砂浜に出てみたら子供達が網を引っ張っていました。子供会か何かの地引き網体験だったのでしょうか?
人手(男手)が足りてなさそうに見えたため私も飛び入りで助っ人に。
網にかかった魚を子供達が次々とクーラーボックスへ。
最終的にこれだけになりました。大物の真鯛も2匹。この後はバーベキュー会場へ移動するというアナウンスがありましたが、もちろん私は誘われませんでした。時刻は11時前で帰るにはまだ早い。そこで近場の観光スポットをGoogleマップで検索したところ、数キロ先に赤レンガ倉庫があると判明。ただし「今日は閉まっている可能性あり」云々と表示してきましたが、行くだけ行ってみることに。
で、実際は開いていました。おそらく平日の水曜日が定休日ながら祝日の場合は翌日に休んでいるのでしょう。スマホのアプリは日本の祝祭日までは考慮してくれないようなので注意が必要です。ところでクチコミ欄には「横浜や函館、神戸の同施設と比べたら物足りなさを感じる」という投稿もあったのですが、それらを訪れたことのない私にも今ひとつの印象でした。2棟建っている倉庫のうち1棟はジオラマ館、もう1棟はレストランや土産物屋などで、ともにこれといった見どころはなし。それでサッサと出ることにしましたが、そこで手に取った観光マップで鉄道資料館がすぐ近くにあることを知り、徒歩で向かいました。
中でもらったパンフレットの表紙に「旧敦賀港驛舎」とありました。入館無料ながら地元長浜の鉄道文化館と比べたら展示のスペースも数も取るに足りないことは否めませんが、北陸本線は日本の鉄道としては非常に古い歴史(明治15年開通)を持ち、さらに昭和30年代にルートが大幅に変更されたという経緯もあるため、鉄道ファンが泣いて喜びそうな資料がたくさんありました。中には敦賀→舞鶴→ウラジオストックからシベリア鉄道などを経て最終的に巴里に至るという壮大な時刻表も。(写真撮っとくんだった。)また旧路線のトンネル群一つ一つの入口がプリントされた暖簾を下り線の順にくぐって先に進むというのもアイデア賞もの(先に同じ)。最後にマジカルフォトのコーナーへ。
床にはデフォルメされたSLの写真が描かれていました。これだけ見たら「なんじゃこりゃ?」ですが・・・・・・
撮影地点でカメラを構えたらこの通り。遠近法を利用して立体的に浮かび上がる仕組みでした。お見事!
資料館を出る時、受付の御婦人から「海がきれいに見える」と勧められた金崎宮へ。本殿の先には古墳や城跡などがありますが、結構な上りでいい運動になりました。右画像で大型船舶が横付けしているのは先に気比の松原から見えた火力発電所ですが・・・・・
自転車行では何度か横を通ったことがあるものの、上から眺めたのはもちろん初めて。黒いのは船が運んでくる石炭と思われますが・・・・・・原発がほとんど動かせないため「必要悪」なのかもしれませんが、今グラスゴーで開催されている会議(COP26)の報道を見れば、こんなやり方をいつまでも続けていく訳にはいかないのは明らか。宰相K氏の演説が「化石賞」とやらを受賞したと伝えられていますが、当然の報いでしょう。
下へ降り、金ヶ先緑地で少々遅い昼食(手製弁当)を摂ってから帰路に就きました。そこで改めて思ったのが家と敦賀の近さ。(そういえば長浜市の広域合併によって隣市にもなりましたし。)Googleマップの到着予想時刻とほぼピッタリの1時間ちょっとで着いてしまいました。(国道8号線バイパスのお陰で敦賀の中心街を通らずに市外へ出られるようになったのが大きい。)滋賀県北西部の外れにあるから当然とはいえ、片道約2時間を要するおにゅう峠までの半分ほどで戻れてしまったのが意外でした。
さて、今月中旬以降には京都へ行こうと考えています。清水寺の大改修は昨年終わっているし、インバウンドの外国人観光客もまだ少ないでしょうから。それでも紅葉シーズンの土日祝はごった返す恐れがあるため、代休を取って平日に訪れるつもりです。(実は今月末と来週頭に休日出勤の予定があり、それらの4週前から前倒しで取得可能です。)これから廻るルートをじっくり検討します。(なおLindaがとくに希望しているのは、東寺のがらくた市もしくは弘法市ながら、今月はともに日曜開催となるため見送り。)よく考えたら電車に乗るのも久しぶり。北海道旅行での関西空港との往復以来となります。(その次の長野旅行は集合場所の多賀サービスエリアまで自家用車でした。)さらにコロナが終息すれば「大阪近郊区間大回り旅」も復活させます(実現すればLindaとは4度目)。もうちょっとの辛抱?
詰むの?
2021-11-02 | 日記
最近この将棋に因んだ小説を買いました。
ブックオフオンラインでは先を越され、それ以前もアマゾンで希望価格(送料込み500円以下)に達するのを待っている内に売れてしまったことが2度ほど。それでとうとう痺れを切らし、少し予算オーバーながら購入に踏み切った次第。
不詰のはずの(ルールに則って解こうとすれば絶対詰まない)詰将棋に取り憑かれた人物が重要な対局を前にして自ら姿を消すという奇抜な出だしが非常に面白く、受け取ったその日に(試し読みのつもりで)読み始めたら止まらなくなりました。私が指将棋より詰将棋の方を好む人間ということも多分にあるでしょうね。推理小説で小道具的に(ダイイングメッセージなど謎解き)に使われるのは過去にも何度か目にしましたが、詰将棋そのものが軸となってストーリーが展開するというのはちょっと珍しいのでは?
作中では語り手を含め「元奨」(奨励会 (プロの養成機関) の退会者)が複数登場し、将棋界の表裏も事細かに書かれています。この人やこの人ならとくに不思議はありませんが、奥泉氏は「元奨」でも元将棋担当新聞記者でもない。よっぽど入念な取材を行ったのでしょうね。構成力と筆力は言うに及ばず(さすがは芥川賞受賞者)、それにも大いに感心しました。やや小さめの字で300ページを超える単行本ですが、明日は祝日だし、次の週末には読み終えてしまうかもしれません。
ところで、いつになるかは分かりませんが、アマゾンのほしい物リストおよびブックオフオンラインのお気に入り・入荷お知らせリストに突っ込んでいるこれとこれも読んでみたい。どちらも主人公の将棋指しがタイムスリップする話ですが、その方向が逆(前者は現代→江戸時代、後者は江戸時代→令和)なのが興味深いです。両方揃うのを待って取りかかるつもりですが、1冊ずつではなく少しずつ交互に読み進むのもアリかな?