望月宿に別荘がある友人のTさんから、地梨子(じなし)をとりに行きましょうとのお誘いがあり、妻とたまたま避暑に大阪から来ていた母との3人で出かけた。
昨年、Tさんが作った地梨子酒をいただき、今年はぜひ自分で作ってみたいとお願いしてあったのを覚えていただいていたのだ。
Tさんの別荘から数分歩いたところで早速地梨子の実を発見。大きさは梅の実と同じくらいで、木の丈に比べとても大きいのに驚く。
地梨子の果実(2016.8.12 撮影)
この地梨子は「くさぼけ」のことで、「バラ科ボケ属の一つ。50cmほど。実や枝も小振り。本州や四国の日当たりの良い斜面などに分布。シドミ、ジナシとも呼ばれる。花は朱赤色だが、白い花のものを白花草ボケと呼ぶ場合もある。果実はボケやカリン同様に良い香りを放ち、果実酒の材料として人気がある。減少傾向にある」(ウィキペディア(Wikipedia))とある。
この地梨子にはもう一つの話がある。昨年、元勤務先の同期入社の仲間5人が転居祝いに来てくれて、中の一人のIさんのサックス演奏を聴く会を開いた。
このときもう一人のIさんがお土産にプレゼントしてくれたのが、水上勉さんが書いた「土を喰う日々-わが精進十二ヶ月-」という文庫本であった。
この本の中の十月の章に、他の果実酒と共に地梨子酒のことが次のように書かれていた。
”・・・先生ご夫妻からいただいた二種の果実酒を呑んでみた。ひどくうまかった。とりわけて地梨子は香りといい、黄金色の艶のある色といい申し分なく、みごとな味だった。
「地梨子は果実酒の王者なり。芳香抜群にして、欧州各国においてさかんに製せられ、王侯貴族に好まれ玉楼に供されてより、歴史はふるく、紀元前にさかのぼるといわれる」
先生からもらったパンフレットにはそう書かれてある。・・・”
私も、貴族になった気分でこの地梨子酒をいただくことにしよう。
昨年、Tさんが作った地梨子酒をいただき、今年はぜひ自分で作ってみたいとお願いしてあったのを覚えていただいていたのだ。
Tさんの別荘から数分歩いたところで早速地梨子の実を発見。大きさは梅の実と同じくらいで、木の丈に比べとても大きいのに驚く。
地梨子の果実(2016.8.12 撮影)
この地梨子は「くさぼけ」のことで、「バラ科ボケ属の一つ。50cmほど。実や枝も小振り。本州や四国の日当たりの良い斜面などに分布。シドミ、ジナシとも呼ばれる。花は朱赤色だが、白い花のものを白花草ボケと呼ぶ場合もある。果実はボケやカリン同様に良い香りを放ち、果実酒の材料として人気がある。減少傾向にある」(ウィキペディア(Wikipedia))とある。
この地梨子にはもう一つの話がある。昨年、元勤務先の同期入社の仲間5人が転居祝いに来てくれて、中の一人のIさんのサックス演奏を聴く会を開いた。
このときもう一人のIさんがお土産にプレゼントしてくれたのが、水上勉さんが書いた「土を喰う日々-わが精進十二ヶ月-」という文庫本であった。
この本の中の十月の章に、他の果実酒と共に地梨子酒のことが次のように書かれていた。
”・・・先生ご夫妻からいただいた二種の果実酒を呑んでみた。ひどくうまかった。とりわけて地梨子は香りといい、黄金色の艶のある色といい申し分なく、みごとな味だった。
「地梨子は果実酒の王者なり。芳香抜群にして、欧州各国においてさかんに製せられ、王侯貴族に好まれ玉楼に供されてより、歴史はふるく、紀元前にさかのぼるといわれる」
先生からもらったパンフレットにはそう書かれてある。・・・”
私も、貴族になった気分でこの地梨子酒をいただくことにしよう。
主人も果実酒を造るので、いいなぁ!と言っておりました。
でもちょっと早いのではないかなって。
秋の熟した実の方が、香りが良くて美味しいのではって。
薬草として使うなら、青いうちかなって言っておりました。
私は飲めない人なので・・・