すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【第2次森保ジャパン】ペルー戦でビルドアップはどうするのか?

2023-06-18 07:59:48 | サッカー日本代表
骨格が見えたエルサルバドル戦

 相手のレベルと退場者が出たことで1回目のマッチレビューでは選手個々人への評価に留めたが、エルサルバドル戦で見せた日本の戦い方は早めの縦パスとそれが奪われた時のハイプレスからのショートカウンター、またはサイドからのクロス(特にポケットを意識した)という感じだった。

 右は久保と堂安と菅原、左は三笘と旗手と森下という2セットが組になり、左右から攻撃を繰り出した。この2ブロック間の中央の「へそ」には守田が鎮座し、攻守を差配した。時に旗手も降りて2CMFでバランスを取った(2人は個人的に話し合ってそうしたらしい)。

 あとは試合が試合でプレー機会が少なかったので触れなかったが、板倉と谷口の両CBは持ち上がりも含めすばらしかった。またGK大迫が上田に出した長い縦パスと、それをこともなげに胸で収めた上田には唸った。

 全体に、縦に詰まった3月シリーズとは対照的な展開だった。

 特に久保にとっては、彼が代表チームで初めて機能したゲームとして記念に残るだろう。それでもまだ彼はいつものように気が急いている感じがしたが、まあ程度問題だ。どうやったら久保がメンタルを整え代表でドンと構えてプレイできるのかはよくわからない。

 いずれにしても、一定の形が見えたテストマッチだったといえる。注文としては1試合を通じてインテンシティを落とさず(むろん「試合運び」という意味でそうするなら理解するが)球際に厳しいプレッシングサッカーをやってほしい。

中村敬斗に注目したい

 残るテーマは、エルサルバドル戦がハーフコートマッチになったために問題が覆い隠されたビルドアップだろう。

 20日のペルー戦では、また3月シリーズでやったギクシャクする偽SBをやるのだろうか? それともエルサルバドル戦のようにSBはまっすぐ縦に走る香車になるのだろうか?

 あと最後に触れておきたいのは中村敬斗についてだ。

 ひとり彼のまわりだけが、まとっている「空気」がちがう感じがした。何かが漂っている。際立った雰囲気をもつ選手といえるだろう。

 見るからに何かをやってくれそうな、何かとんでもなくスペシャルなプレーを繰り出しそうな、そんな特別な選手という感じがする。彼の今後に注目したいと思う。

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