
森絵都さんの「永遠の出口」を読んだ。
2003年『本の雑誌』年間ベスト2と言うことなので、
完成度は間違いないだろうと思って、
図書館から借りてきたのだが、
読み終わった今、ちょっぴり微妙な感覚に捉われている。
確かに10代の女の子の成長期にはこんな気持ちの揺れがあるんだろうなとは思ったし、
いろんなことにぶつかり、苦しみながら大人になっていくって言うのも分かるし、
誰にでもありそうなエピソードが綴られていて、
それなりに面白いんだけど、
なんかすっきり感動はしないんだな。
何故なんだろう。
いい作品だとは思うんだけど。