気の向くままに2

その日の気分で、思いついたことを書いていきます。

歩こう、歩こう~♪(その3)

2005-08-23 21:08:19 | yaplogから

八幡平頂上は標高1613m。
展望台に上がってみた。
四方をアオモリトドマツが覆っているせいか、
ガスがかかっていたせいか、
あまり眺望がいいとは言えなかったが、
美味しい空気を吸って、気分爽快だった。
帰ってきてから調べてみたら、
アオモリトドマツは氷河期からの生き残りの生物だそうだ。
何百万年もの長い間、
氷河時代と気候が似ている(?)この場所に種を落として、
存在し続けてきたのかと思うと、
シャッターを切った時には不気味に思えた、その黒っぽい松かさもまた愛おしい。

帰りは、「メガネ沼」や「鏡沼」を通る直線コースを一気に下って駐車場についた。
日頃から良く歩いている母親も最後まで元気だった。
「今でなければ来られなかった。いい経験させて貰った。」と何度も言っていて、
A型なのにマイペース過ぎて周りを疲れさせるのが玉にキズの人なのだが
(母さん、ごめんねー)、連れて来て良かったなと思った。
予想通り、一番へたっていたのは私だったようだ。

最初から帰りは温泉に入って汗を流そうと計画していたのだが、
このあたりは温泉が非常に多く、
何処にしようか最後まで悩んだ。
「後生掛温泉」の泥湯も捨て難い魅力があるが、
母と義弟に世界でも珍しいと言う強酸性の源泉100%を味わわせたくて
「玉川温泉」に立ち寄ることにした。
100%の源泉は体の悪い所がピリピリして痛いと言うことだが、
どこも痛く感じない。
悪いところがない健康体なのか、それとも単に鈍感なだけなのか…。
(たぶん、後者?)
ぬるめのお湯でずっと浸かっていても全く湯あたりしない気持ちよさだった。
(後で聞いたら、20分以上入っては駄目だと書いてあったそうだ。)
前夜、トムヤンクンの鍋で火傷をしていた私は右手をずっとつけていたのだが、
何の変化も無く、1回で直そうと言うのは甘かったようだ。
温泉旅館の次男坊として育った義弟も、
今までの温泉の概念を打ち崩されたようで、
「温泉と言うより、ここのは薬湯だよ。」とその刺激に驚いていた。

いろんな所に寄り道しながらの欲張りドライブだったが、本当に楽しい1日だった。