(昨日の話です)
昨日は穏やかに晴れて夏日になるという予報だったのに、朝から日は射さないわ南よりの風なのに冷たくて寒いわで、全くのハズレ。おかしいやろっ!と愚痴ってみても始まらん。
10時頃まで様子見したけど好転の兆しはないので、トレーニングは近場でお手頃な林道滝谷武奈線へ。23Tでは上り坂がきつく感じた。なまったなー。展望はすぐれなかったので下界の俯瞰写真は無し。
林道最高所付近からの霊仙山。雪も解けたし機を見て登山しに行かなきゃ。このあとリムの不具合に気づいた。
左奥の方から前輪ブレーキだけでそろりそろりと降りてきた分かれ道出合い。通常はそのまま画像後方へ向かってダウンヒルを続けるのだけど、リムがリムなので予定変更し、以前から気になってた右奥へ下っていく、昼なお暗い道へ突入。
軽トラでさえ限られた場所以外での離合が不可能で、落ち葉と小石だらけのうっそうとした道の先には、あたかもタイムスリップしたかの様な廃村が点々と。
その一つの男鬼(おうり)地区。噂には聞いてたけど、山奥の谷あいのホントに狭い場所。よくまあこんな場所に人が住んでたもんだなあ。特に昔の冬は雪も厳しかったろうに。
でもなぜかホッとする佇まい。家並みだけ見れば日本の原風景的な姿とも言えそうな。
今や人は住んでないけど、日頃から手入れはされてる様子で荒れてはいない。屋根工事でもするのか足場が組まれた家もあった。
ウォッちず http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?b=351632&l=1361955
ガードレールの無い路肩から転落しない様に気をつけつつ更に進むと、
落合地区。ここも廃村だけど霊仙山の南西側の登山口でもあるので、割と多くの人が入り込んでる。
でも道は極めつけに狭い! 自動車の運転に自信のない人、バックが不得手な人は絶対進入禁止だね。
彦根の東側に連なる山塊(芹川を挟んだ南北の山々)の中には、このような廃村が点在している。地図上では地名が消えてしまった集落も。
いずれも地形的に複雑で厳しく、狭い谷あいや斜面の台地に形成されているのだけど、彦根の街から直線距離的にはかなり近いにもかかわらず、平家の落人伝説でもありそうな風情でありますね。
元々は今で言う林業(杣人、木こり)とか炭焼きを生業としていたのかしら。不便な所だけどつい足を運んでみたくなる、とても不思議なエリアなのです。
この地域のことに関しては、以下のサイト(ブログ)に詳しいです。印象的な写真も魅力的。
e-konの道を行く http://www.geocities.jp/kondodoraibuiko_ne021/index.html
たまに一言のあしあと http://tamanihitokoto.blog87.fc2.com/
さて落合地区からは、定住者のいる最奥集落の河内地区へ下り、その後はbiciFUJIWARAさんを目指したのでありました。
FUJIWARAさんではリムを修理してもらいコーヒーをご馳走になっていると、橋石サイクルの営業の方がヒョッコリ。
あ、この方は今でもヒルクライムなどで活躍されてる藤〇晃〇さんですね。お名前伺ったわけじゃないけど、見ればすぐ分かります。
小柄でひょろりとしてて、過去の実績が実績だけに、確かに強そうだァー。
お二人で昔話に花が咲きまくってたので、こちらはもうひとっ走りと適当なところで退散。