なんと寂しくも強烈な風景か。
4月30日の男鬼町に続き、7日には同じ山塊の中にある廃村、武奈町を訪れてみた。実はこのしばらく後に、ご報告した通りパンクしたんだけどね。
ウォッちず http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=351651&l=1362015
山の中を辿る道から分かれて、この町に下っていく荒れ気味の小道を見ただけで何となく予感めいたものを感じたけど、こんなに廃れてしまってるとは・・・・。
朽ちて屋根だけが残ってる家屋。心痛むほどに無残。一部を除きほとんど全ての家屋が消失してしまってる。廃村というよりも、むしろ廃墟という印象ですね。
まだしっかり残っている石垣を見渡すと、かつては20~30軒くらいが寄り添うように建っていたかと思われ、多くの人々が生活していたんだなと偲ばれますね。
廃墟のような場所だけど廃材等はそれなりに片付けられていて、地面も草木がぼうぼうということではないので、今でも最低限の手入れはされてる様子。
レーサーシューズだから歩き回ることができず、奥の方の状況はよく分からなかったけどね。
それにしても、常々人の手が加えられ立派な家(町)の形がのこってる男鬼町とのあまりの違いに愕然。
峰をひとつふたつ隔てただけなのに、離村廃村後の行く末がこれほどまでに大きく変わってしまうものなのか。
前後に道が繋がり往来のある男鬼町とは違って、武奈町は袋小路的な地形だから、元の住人以外からはほとんど忘れられてしまった存在なのかしら。
所詮部外者でしかない筆者だけど、ちょっと、いや、かなり複雑な思いでこの場を後にしたのでした。
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5月8日の「サイクルトレインに乗って」、遅ればせながら「つづき」ました