書店で久々に「山と渓谷」を手に取ってみた。何気なく裏返してみると定価1000円の表示。1000円?!
付録が付いているとか何かの大特集をしている場合の「特別定価」ではなく、普通の定価が1000円。ほんまでっか、高っー!
昔(何年前だ?)筆者が時々買っていた頃は、確か700円だか750円くらいだったと記憶しているけど、ずいぶん高くなったなあ。
以前に比べて中身が充実しているとか総ページ数が増えたという訳でもない。いやむしろ薄くなった気がする。
こんな価格でもちゃんと売れてるのかな。売れてるから売ってるのか(変な日本語・・笑)。山ガールとかが新しい読者層になってるのかしら? それにしても高いと思うのは筆者だけか。
因みに隣にあった「岳人」の定価は800円だった。この辺がリーズナブルってもんでしょう。
で、そのヤマケイをペラペラとめくっていて目に付いたのが、今年8月の富士山山頂の様子を写した写真。
山小屋が立ち並ぶ通路を肩を触れ合わせながら行き交う登山者。ひゃー、こりゃまるで休日の竹下通りみたいだ。
今年の富士山はわんさかと登山客が訪れて、過去最高の40万人に達したという報道は何度か目にしたけど、頂上はこんなに酷い状況だったのかとビックリ。異常。
記事は詳しく読んでないけど、登山者の増加に伴い遭難も増えているとも書いてあった。
そりゃそうだよな。装備がお粗末でも技量が未熟でも、取りあえずバスで五合目まで行って、あとはホイホイと安易に登れてしまう山だからね。
登山道が整備されているとはいっても、登れば登るほど勾配はきつくなるし気温も下がるし、足元は火山岩でけっこうゴツゴツしているし、五合目から一気に登れば高山病になる場合もあるし・・・・。
富士山は麓から見る端正な佇まいとは裏腹に、決してナメてはいけない山なのですぞ。