メガヒヨの生息日記

メガヒヨ(観劇、旅行、鳥好き)のささいな日常

映画『カムイ外伝』

2009年09月19日 | 国内エンタメ
松山ケンイチさん主演の映画『カムイ外伝』が本日公開なので、早速観に行って来た。
主な客層は50代以上の男性だった。
女性やカップルは意外に少なかった。

メガヒヨは松ケン渾身の新作にわくわくしながら見入った。
しかしながら上映開始間もなく、カムイが追手に追われるシーンで「勘弁して下せい。」と思ってしまった。

まず、血がいっぱい出て怖い。
骨が折れる描写にもゾゾゾと来た。
そこまでリアルにする必要があるのかと思うほど。
次から次への格闘シーンの連続に、気が休まる間が無い。

しかも忍者の皆さんは物理法則上ありえない妙な動きをしている様に見えた。
露骨なCGで不自然な表現になっていて少々残念。
もちろん役者さんが体を張ったアクションをしたのは知っている。
でもせっかくの努力も、過剰なCGによる演出でほとんど見えなくなってしまうのだった。

「生き抜け」というのがこの作品のメインテーマと聞いていた。
しかし露骨な殺傷表現に引きまくってて、上映中はすっかり頭から抜け落ちてた。
この映画を観て、生死をからめた人生問題にまで考えが至らないかも。正直言って。

メガヒヨは客席で一度白けてしまうと、物語に感情移入が出来なくなってしまう生き物である。
あまり映画の世界に入り込めないので、萌えポイントを探しながら2時間過ごすことにした。
いつ残酷描写が始まるかとびくびくしつつ。

以下、本日の萌えポイント

1.松ケンのふんどし姿が拝めた。
クラウザーさんの覇獣の鎧、銭ゲバの腹巻ダイナマイトに匹敵する格好よさだ。

2.小雪さんは今回漁師の妻役なので質素な着物しか着ないのだけど、
相変わらず色香を漂わせていた。
美しい人は何を着ても美しいのだった。

3.松ケンと大後寿々花ちゃんのセクロボ以来の共演が観られて嬉しい。
しかも淡い関係で、見ててなごんだ。
どうでもいいがメガヒヨは物語について何の基礎知識も無かったので、
当初は松ケンが人妻の小雪さんに横恋慕する話かと思っていた。

4.海中で檻に閉じ込められた松ケン。
見事脱出するのだけれど、使った必殺技が先日観たハリウッド版ハチ公と全く同じなのであった

以上、メガヒヨの趣味にはあまり合わない作品だった。
でも松ケンはこの作品にかなり力を注いでいたので、ヒットすればいいなと思う。