メガヒヨの生息日記

メガヒヨ(観劇、旅行、鳥好き)のささいな日常

PRISCILLAの衣装をビーズで作ってみた 前編

2012年07月01日 | メガヒヨ様のお芸術作品

めったに出かけられない海外の渡航先について葛藤した末、メガヒヨは6月のNewYorkにPRISCILLA QUEEN OF THE DESERT the musicalを観に行くことに決めた。

そうと決めると、主役の三人にプレゼントを用意したいと考えるようになった。
とはいえ、あまりにも高価な品物は用意出来ない。

ビデオブログMuscle&Mascaraでアルマーニのスーツをプレゼントされて喜ぶNickくんの映像があったけれど、そんな高級品とてもじゃないけどムリ!!
そんな訳で、ささやかな予算は彼が募集しているAIDS charityにまわし、オリジナルアイディアの手作り品で勝負に出ることにした。

ふと頭に浮かんだのは過去に作ったビーズドレス
映画『デトロイト・メタル・シティ』に出演した俳優・細田よしひこさんに、着用の衣装のミニチュアをプレゼントしたメガヒヨ。
とても喜ばれたのが嬉しくて、今でもよく覚えている。

  
  

よし、決めた! ビーズドレスを作ろう。
どのシーンの衣装にしようかな?
ここはやっぱり、『I Love the Nightlife』でしょう。
Nickくんもあの衣装が一番のお気に入りと言ってたし、バーナデットのワンピースはふわりとして優雅だし、ミッチのサンダル・ドレスはこの作品のアイコンみたいなものだしね!!

そう決めて、材料を集め着手したのが5月の連休から。
まずは比較的シンプルなバーナデットのワンピースから手をつけた。
しかしこれは意外に手ごわかった(笑)

これは製作過程を記録しているのでご覧いただきたい。
(この時点ではカメラを手にする余裕があった(笑))


まずはビーズ、テグス(2号)、そしてトルソーを用意。
メガヒヨはtutuさんの通販で購入している。
あと実際にはもっと多くのビーズを消費したよ。

丸小ビーズで作るミニチュアビーズドレス (レディブティックシリーズ no. 2795)
 
ブティック社

参考書籍は前回に続きコチラ。
身ごろ部分のみ、49ページのChacconaを参考にさせていただいた。


裸の状態のトルソー。


ベースのブルーのビーズにシルバーを少々混ぜながら、
ウエストマーク部分として最初の一段を編んでいくよ。


くるくると段を増しバスト部分まで編んだら、袖ぐり・襟ぐりを形どり、
前身ごろと後ろ身ごろを背中面でつなげるよ。


袖をつけるよ。
バーナデットのひらひら袖。
これってどのビーズドレスの本にも載ってなかったから、試行錯誤したなぁ。


上半身が完成したら、お楽しみのスカート製作へGO!!


作業的には、このフレアのボリュームを増していくところが大変だったかな。
ぎゅっと目のつまったビーズを拾って、さらに目の数を増やしていくのね。
ウエスト部分では11目編まれたビーズが、ヒップラインからは44目になったよ。


ここからはひたすら黙々と編んでいくのみ。
ブルーとシルバーのバランスを取りながらね。


Tony先生のご尊顔を思い浮かべながら編んでいく。
ここら辺でいいかなぁと魔がさす自分を、「"I Love the Nightlife"でスピンするTony先生のスカートは、この上なくボリュームたっぷりだった。」と励ましつつひたすら編む。


ところで…メガヒヨは職人属性の生き物である。
好きな作業をしている時は、眠らなくてもご飯を食べなくても大概へっちゃら。
通しで12時間は集中力を持続出来るんじゃないかな?
もちろん好きな人のためにする場合限定ね(笑)


目は疲れたけれど、一段一段編みながらスカートを長く豪華にしていく作業はとても楽しかった。
ウエストから15段編んだところでやっと満足が行く出来に。

胸元のひらひら部分を別のテグスで作り、取れない様に編み込んでやっと完成っっ!!
休みの日をフルに使って、丸二日かかったよ。
Tony先生喜んでくれると嬉しいなぁ。

後半に続くよ♪