メガヒヨの生息日記

メガヒヨ(観劇、旅行、鳥好き)のささいな日常

メガヒヨ in NY 2012初夏その5 《PRISCILLA開演前編》

2012年07月21日 | NEWYORK

ホテルにチェックインするやいなや、メガヒヨはシャワーを浴びて身支度を整え、とあるレストランに向かった。
今回のNew York旅行にて大変お世話になる方と待ち合わせをしていたのだ。

話は5月にさかのぼる。
メガヒヨのブログをたまたま読んで下さった、Nickくんの日本人姉的存在のKさん(略してNick姉さん)。
このお方はPRISCILLAのハードリピーターで、最終的には公演を58回もご覧になっている。

Nick姉さんはメガヒヨのNickくんに対する執念…もとい情熱に心動かされたとのこと。
そして何と、彼のバックステージツアーに連れて行って下さると、おっしゃったのだ!!

ここでちょい説明。
Nickくんのバックステージツアーとは、彼がAIDS Charityの一環としておこなっているもの。
彼が募っている寄付の口座に500ドル以上寄付をした方々に、PRISCILLAの舞台裏を終演後に案内しているのだ。

もちろんメガヒヨもそのバックステージツアーには心揺れていた。
小遣い500ドルかき集めて、ツアーに申し込んでしまおうかと思ったこともある。
しかし英語が不自由なこの身。
コミュニケーションが成り立たない、だけど邪険には出来ない、はるかかなたの国からやって来たコアなファン…。
これは相当なハードルかも
Nickくんの前にかつてない試練として、立ちはだかってしまいそうだ

さすがのメガヒヨ様も、そこまでNickくんを困らせてしまうほどドSでは無い。
ツアーのことは諦めていた。

そこに夢のようなお誘い!!
まるで一条ゆかりの『プライド』みたいな展開だね。
名門音大生の史緒さんが、苦学音大生の萌ちゃんをオペラに誘うあのシーン。
(いや。Nick姉さんは優しく声を掛けて下さったので、あのマンガとはかなり違うってば)

プライド 1 (クイーンズコミックス―コーラス)
一条 ゆかり
集英社


だけど初対面の方にそこまで甘えてしまっていいのかな?
お気持ちはありがたいですが…と、辞退するつもりでいた。
しかしその後に何度も声を掛けて下さったNick姉さん。
メガヒヨはやっぱり自分の心に素直になり、連れて行っていただこうと思い始めた。

もちろん直ちに相応のお礼をするのは難しい。
ただ、時間を掛ければ話は別かも。
相手にアンテナを張り続けていて、キャッチした彼女のニーズにもし応えられれば、少しずつでもお返しが出来るんじゃないかな。
そう(自分に都合よく)考えた。
そしてお言葉に甘えさせていただくことにした。

そんなでPALACE劇場近くの某和食レストランでNick姉さんとお会いした。
席でお待ちになっていたのは、マンハッタンのキャリア・ウーマンの風格が漂う、ゴージャスなお方だった。
おのぼりさんのメガヒヨ、大緊張!!

Nick姉さんはとても優しく、以前チャリティオークションで競り落としたトゥシューズをメガヒヨのブログネタの為に持ってきて下さった。
こちらはPRISCILLAの冒頭での葬式シーンで、Kyle Brownくん演じるバレリーナが履いていたものである。
トゥシューズのオークションは知る限り3回あったのだけれど、そのうちの一足だった。


このトゥシューズ、なんと落札価格は1,100ドル。
かなり白熱したオークションだったのこと。
Nick姉さんはPRISCILLAへの愛と感謝の気持ちを、チャリティへの貢献で表している。
一度きりなどではなくて、継続的なものだから頭が下がるなぁ。
メガヒヨも金額はマネできなくても、続ける姿勢は学びたい。


さて。時間になったので二人してPALACE劇場へ。
入口にてLittle Sisterさん(以後LSさん)と待ち合わせをしていた。
ブログやmixiでとてもお世話になっていて、今回が初対面。
こちらのLSさんは青いエミューであるJeff Mitzlerくんの大ファン。
ステージドアでのあまりの好青年ぶりに惚れ込んでしまったとのこと。

三人並びの席についたところで、メガヒヨはもう一人お会いする方がいた。
実はこのメガヒヨ、英語が不自由なくせに本場のNickくんのファングループに入れていただいている。
この6月8日より数日前にファン集会が開かれていたのだけれど、その中の中心的存在Sさんがメガヒヨのためにグッズをとっておいて下さったのだ。
それをたまたま同じ日に観劇するに劇場にくるKさんが、持ってきてくれることになっていた。

座席番号を聞いていたし、写真でお顔も見ていたのですぐに分かった。
Kさんは遠い国から来たメガヒヨをハグで迎えてくれた。
彼女も、お友達のAさんもとても感じがいいアメリカン・ガールだった。

こちらがグッズの数々。
ほとんどが手作り。しかも当日は100個以上用意したというんだものね。すごいっっ!!

グッズは全て製作者による提供品。
参加者は集会の当日グッズの代金を払い、それを主催者の方が集めてNickくんに渡したとのこと。
彼の選んだCharityに寄付出来るようにってね。

そのシステムと、運営の手際のよさには敬服した。
何かの折には参考にさせていただきたい。

そしてこちらがいただいたグッズの数々。
(ごめんなさい、メガヒヨは代金を支払ってなかったりする)

Muscle & Mascaraご出演のMさんご提供のINICKバッジ、Raさん製作の写真入りバッジ、
Sさん手作りの♪Mac Arthur Parkのカップケーキ型ネックレス、
そしてRoさんによるI Nickうちわ(!!)

こちらには驚いた。ジャニーズなど日本のコンサートと同じだよ。
まさにファン行動のボーダーレス化を感じたなぁ。
人は国境を越えても、そうそう愛情表現って変わらないってね。 
どこの国でも、大好きな人を応援したい気持ちは一緒なんだね。