いよいよツェルマットを離れる。
またもや楽団が演奏で送り出してくれた。
来たときと同じようにマッターホルン・ゴッタルド鉄道に乗車。
まずは乗り換え地点のフィスプに向かうよ。
途中駅からお向かいの席に韓国人の可愛い女の子が座った。
アメリカに留学中で、日本の映画が好きだというEちゃん。
彼女との一時間のおしゃべりはとても楽しかった。
Eちゃんが私の英語レベルに合わせてくれたというのもあるけれど、アメリカ人より話していることがよく分かった。
あとそれと、韓国の方に「ヨン様」という日本語はフツーに通じるんだね(笑)
そうそう。メガヒヨの席周辺にはEちゃんの他に中国系らしい女の子も座ってたんだけど、改札にきた車掌さん(写真・上)は日・中・韓女子を巧みに見わけて挨拶をしてくれた。
この美しいエメラルドグリーンの渓流の光景も見納め。
リッフェルベルクの女王にまたお目にかかりたいな。
電車はフィスプに到着。
ここでフィレンツェに向かうEちゃんとはアドレス交換してお別れし、メガヒヨはスイスの首都・ベルンに向かうよ。
湖の街、トゥーンを通過。
ここもいつか訪れたいなぁ。
一時間ほどの乗車の後、ベルンに到着。
スイスを旅する場合、荷物をあらかじめ最終目的地の駅に送ることが出来るファストバゲージというサービスがある。
しかし心配症な上に節約したいメガヒヨは、気合で荷物を運んでいた。
事前に調べていた通り、ベルンにはコインロッカーがあるしね。
中型スーツケースとリュックを押し込む。
使用料は7スイスフラン。(2013年6月現在)
身軽になったら、散策開始といくかな。
トラムが発達している街なのであちこち架線が張り巡られているよ。
熊公園かバラ公園に行こうと思いつつも、道を間違えたらしく別の公園に入ってしまった。
普通の感覚なら綺麗な公園なのだろうけど、標高3,800mの世界から下りたばかりの身としてはノイズが強く感じられた。
脚を開いて昼寝している人もいるし、気分はげんなり。
気を取り直して、高台から記念写真など1枚。
木陰では地元の方がチェスをするなど、のどかな光景。
ベルンはスイスの首都なだけあって、様々な建物がある。
これは国立銀行。
連邦議会議事堂。
街の中心、ブンデス広場ではお子様たちが水遊びに夢中。
その日はそれぐらい暑かった。
ベルンの名物の噴水。様々なモニュメントが飾られて、それぞれ由来があるよ。
この噴水はガイドブックに載っていないので名前は不明。
他のものより古いからで、由緒ありそうなんだけどね。すがるクマが可愛い。
ベーレン広場では、昼間は青空市が開かれている。
目にも鮮やかな青果や花々。
メガヒヨはここでモーベンピックのアイスを食べた。大好きなピスタチオ味。
平日なのにパレード? 何かの宗教の行進みたいだった。
ここでも巨大チェス。
競技人口の多いゲームを見ると、自分もルールを覚えようかなと思ったりする。
その国の言葉は話せなくても、チェスでコミュニケーションが出来たりするからね。
広場を離れてマルクト通りを東方向に進む。
街のランドマークである時計塔。
通りの両脇にはアーケード街。
このアーケード。ウナギの寝床の様に奥ゆきがあり、様々なお店が中に入っているよ。
通りはクラム通りと名を変え、さらに続く。
「オレ様の名前をいってみろ!!」というセリフが頭に浮かんでしまった、鉄仮面のクマ。
ケンシロウの兄のジャギではなく、ベルンの創始者であるツェーリンゲン家を象徴するクマの兵士の像。
あちこちに街の象徴、クマが見受けられる。
さっきの鉄仮面クマもそうだけど、旧市街には噴水が集中しいくつも見られるよ。
正義の女神の噴水まで見たところで折り返すとするかな。
帰り道はウインドウショッピングでもしながら歩く。
宝飾店に、
帽子専門店。
お花屋さんなどなど。
数々の路面店が並ぶ。昔の銀座もこんな感じだったのかな。
住んでいる方々の生活水準の高さを伺わせるラインナップ。
旧市街より一本奥に入った道も歩いてみる。
石造りの素敵なチャペルを見つけた。
ふと振り返るとお酒の気配。
あー。噴水でワインを冷やしている。いいな~!!
でもそろそろチューリッヒへの電車の時間。駅に戻らなきゃ。
そんな訳でベルンを駆け足で観光したメガヒヨなのであった。
印象としては、ヨーロッパのあちこちに見られる綺麗な街といったところ。
ルッツェルンやチューリッヒが旅程に入っているのなら、タイトなスケジュールの人は寄らなくてもいいかも。
まぁ午前中にマッターホルンの雄大な光景を見た後なので、ベルンでは何を見ても感動が薄くなっちゃったのかな。
もちろんゆっくり回れば、素敵な場所もいっぱい見つかるかも知れないし。
次回訪れるとしたら、グリンデルワルト滞在中に雨が降った場合かな。ユングフラウ地域からは結構近いので。
あ、そうそう。アインシュタインが相対性理論を発見した時の住居がここベルンにはあったんだっけ。寄らなかったけど。
もし今後の人生において、相対性理論を理解し、大きな興味を持てるような心境になった暁には訪れたいと思うかもね。
メガヒヨの頭脳がそこまで躍進する予定は、残念なことに全くないのであるが(笑)