メガヒヨの生息日記

メガヒヨ(観劇、旅行、鳥好き)のささいな日常

Priscilla日本版観てきました・総括編

2016年12月30日 | 国内エンタメ

先日28日。メガヒヨはプリシラ日本版の前楽公演を観てきた。

更に盛り上がっているキャストさん達の熱演に惹かれ、二時間半楽しんできた。
楽しい気持ちの一方、これがBroadway版通りだったら更に良かったのになとも思った。

とはいえもう終わってしまったこと。
不満に思った点は演出編一幕・二幕に書いたので、ここでは気持ちを整理して箇条書きしてみるね。

・DIVA、キンタロー。さんをはじめ、キャストは良かった。

・山崎さんは決して自分とはマッチしない役をよく務めあげた。音域も違うのによく自分仕様にカスタマイズしたと感心する。

・演出に関しては、誰もが知る古典の名作ならまだしも、日本初上演の作品をいじり倒すのはひどい。
日本人はオリジナルを知るチャンスを失ってしまう。

・初上演の作品はキンキーブーツの様に演出家を招いて制作してほしい。
日本人演出家はあくまでオブザーバーとしての参加を希望。

・それでも役のイメージから大きく異なる山崎さんが主演前提、しかも一人のアダム役は山崎さんより年上という条件のなか、作品として成立させたのは評価したい。

・古屋敬多さんはじめ、さまざまな分野から才能を引っ張ってきたのも亜門さんならではと思う。

・噂に聞くオリンピック演出はぜひ頑張っていただきたい。その舞台で今回のキャストさん達を活躍させてほしい。
そして亜門さんはその仕事に専念して、翻訳ミュージカルからはしばらく手を引いていただきたい。(結局コレが言いたかった!!)

なーんて、こんな所でこぼしてたって何も変わるわけではなし。

今回痛感したのは、本物を見たけりゃBroadwayに行かなくてはいけないということ。
日本のデフレとドル高のダブルパンチで、年一回の訪米も正直かなりキツイのだけどね。
でも演出を日本人が行うと、大きくその人のフィルターがかかってしまうのは浅利さんや宮本亜門さんで実証済み。
日本から出なかったら、ずーっと日本版しか観られないのだ。

2011年に観たあの美しいBroadway版Priscillaの様な感動を再び味わいたい!!
メガヒヨはそのために、2017年も馬車馬や機関車猿のように働くのであった。