ある大学の心理学の授業でこういう実験をしたそうです。
とある映画を学生達に見てもらい、感想文を書いてもらいます。
次にその映画についてディスカッションしてもらいます。
そのときに、学生の中にサクラを紛れ込ませて、主演の俳優について、ひどい悪口ばかり
言わせます。個人的に怨みでもあるかのように、けなします。
その話し合いが終わった後、もう一回感想文を書かせると、最初の感想文では俳優について
とても好感を抱いていた学生達が、手のひらを返したように悪い印象ばかり書き込んだそうです。
なにを言いたいかといいますと、人というのはそれくらい他人の意見や感情に振り回されやすいということです。
よく他人の噂話だけでほかの人を判断してしまうことありますね。実際に会ってみると噂とは違って
好印象なことも多くあるものです。
他人の悪口を聞くと、今までなんとも思っていなかった人でも、
同じように悪口を言ったり嫌いになってしまうことがあります。
もうこうなると伝染病みたいなものです。しかし、賢者は人の噂話に惑わされることも左右されることも
ありません。他人に同調されることなく、誰も怨むことない人生のほうがよくないですか?
合掌