怒らないほうがいいと頭では理解しているのに、なぜ私たちは怒るのでしょう。
私たちが怒るときの理由を分析すると自分の好き勝手にいろいろなことを判断して怒っているというしくみがあります。
人というのは、常に「自分は正しい。相手は間違ってる」と思っています。
だから怒るのです。
相手が正しいなら怒る理由がありません。
自分は完璧で間違いない。相手が悪いと思うから怒るのです。
じゃあ、あなたは完璧ですか?と聞くと、そんなこと思ってませんと言うのです。
人前では建前で自分はダメだと謙虚さをみせながら、頭の中では自分が正しいと考えてしまうのが
人間です。
でも、よく考えてみると人間が完全であるはずはないでしょう。
すぐに「私は完璧だ」とか「私は正しい」というとんでもない考えを捨ててしまって素直になるのが一番です。
怒りの毒は健康、人間関係における信頼、満足感という三つの宝を失います。
完璧を求めず、ないものねだりもやめて、今あるすべてに感謝、そういう習慣を心がけたいものです。
合掌