貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

貝と身の分かれ ふたみの別れ

2022-01-28 15:02:37 | 日記
令和4年1月28日(金)
『旅のものうさ(心身の疲労)も
いまだやまざるに、
長月六日になれば、
伊勢の遷宮拝まんと、
また舟に乗りて、
蛤の 
 ふたみに別 
     行く秋ぞ
 芭蕉はゆっくり休む間もなく
伊勢に向けて旅立つ。
 蛤の貝の部分と身の部分を、
分けるようにして人々に別れて
旅に向かう。
 その旺盛な旅心には驚嘆する。