貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

桜井市: 西 行 庵 鎮座する西行像と芭蕉!とくとくと!

2024-07-15 10:30:24 | 日記
令和6年7月15日(月)
桜井市:   西 行 庵                
  吉野山の奥を一人で歩く。

 30分ぐらいてくてくと
気楽に歩いていると、
結構な平地に西行庵がある。

 周囲は、やはり西行が望んだ
桜の木々の中である 西行庵の中に、
西行が鎮座していた。
<西行庵>
<鎮座する西行>

 途中の苔清水、
西行は、
「とくとくと落つも苔清水
 汲みほすまでもなき
 すみかかな」
という歌を残す。
 西行を慕い訪れた芭蕉は、
「露とくとく 
   試みに浮世 
     すすがばや」
 と詠んでいる。

「ねがはくは 
  花のしたにて 
     春死なむ 
   そのきさらぎの        
      望月の頃」
と、
17歳上の待賢院璋子に恋い焦がれ、
その思いを花への愛に昇華させた
ともいわれている。
 この歌そのまま自分の最後を適える。 

 芭蕉が理想の人と追っかけた
こともわかる気がする。  
 西行は自死に近し?!