貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

浜松市岩水寺 住職の抵抗で今があり!芭蕉と十湖の句!もまた良し!

2023-09-09 10:34:28 | 日記
令和5年9月9日(土)
浜松市: 岩 水 寺   
<堂々たる山門>
    
 総本尊は
嵯峨天皇病気平癒の薬師如来。
 本尊の厄除子安地蔵菩薩
(国の重要文化財)は
安産祈願・子授け祈願で知られる。
<本殿>
 
 脇本尊は
弘法大師と不動明王。
 厄除子安地蔵菩薩は
天竜川の龍神であり、
かつ母の化身であるが故、
家を守るは岩水寺と呼ばれている。
<子安j地蔵尊仁王門>

 岩水寺は神亀2年(725)、
人々の病魔退散、健康長寿を
祈念した行基菩薩が薬師如来の尊像
を刻み、開創。
 その後、
弘仁6年(815)春、
先年の薬子の変にて
心身痛められておられた嵯峨天皇に、
病魔退散の祈願をし、
天皇は健康を取り戻される。
 病気平癒・無病息災・健康長寿
の信仰。
 明治の神仏分離令の際、
薬師堂を中心とした岩水寺と、
地蔵堂を中心とした龍宮山(水天宮)
とに分離される所であったため、
住職が薬師堂から地蔵堂に移り住み
抵抗。
 現在地蔵の方が有名であるのも、
それ故である。
<緑深い岩山を背にしている>

 坂上田村麻呂の天竜川龍神伝説。
 安産祈願に特徴有。
 地蔵のお腹を借りて出産。
安産の御神体の中にある布の色
により性別が分かるといわれる。
 布は全て百年以上前の物。
 古ければ古い程ご利益あり。
 厄除け祈願に特徴有。
 体の厄のみならず、
心の病や自身の罪を消去する等。
 緑一杯の岩山を背にした
生々しい雰囲気のある寺である。
<参道際に芭蕉と十湖の碑>

 芭蕉の句碑は、
修行僧に尋ね、
教えていただく。
<芭蕉句碑>

 芭蕉の句は、   
「かはほりも 
  出よ浮世の 
    花に鳥」
<十湖の碑>

 松島十湖の句は、               
「山吹や 
    人の富貴も 
       水の泡」
 明治24年建立。
 芭蕉の句の説明板は、
倒れていたのを立て撮影。

 その後風で飛んでいくと困るので、
また元のように寝かせ、
重しを載せる。
 貴重な文化財の一つだから、
(早めに直して!)という
願いも込めて・・・。


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