貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

「やおら」勘違いと神炊館の句

2018-01-20 08:38:02 | 日記
「やおら」勘違いと神炊館の句

平成30年1月20日(土)

 今日は大寒。子らから寒なりそうな

朝空だ。

 私は目覚め後布団の仲でストレッチを

十数分やってから、起きる習慣。

 もう20年近くになるかな。

「やおら起き出でて・・・・。」

という起き方の表現なのだが・・・。

 どうも勘違いから来るのだが・・・。

不適切感がつきまとってしまう。

「やおら」を辞書で調べると、

「そろそろ。おもむろに。しずかに。やわら。」

とある。

 ゆっくり、静かに起きるので、しっくり

きてもいいのだが・・・・

 どうも、「やおら立ち上がる。」という

表現に慣れ、「やおら」の意味は「急に、

不意に」ととらえてしまっているから。

 認知違いは、こんな現象をうんでしまう

のだ。

 「やにわに起き上がる」

 「やにわに立ち上がる」

の「やにわに」と訂正するようかな。

 取りあえず「やおら」の意味を訂正して

・・・・・。

 それでは、他にどんな句碑が?

神炊館神社へタイムスリップ!



これは、小林久敬翁の顕彰碑と辞世の句。



これは、藤井晋流の句碑
 
その句の説明



雨考の句碑



その句の説明



市川多代女の句碑



その句の説明



「此うえに 又としよらん 初時雨」

 芭蕉を尊敬していた多代女の句は、

やはりいいなあ!

「かしめる」って?

2018-01-19 08:29:33 | 日記
「かしめる」って?

平成30年1月19日(金)

 昨日の青梅の天気予報は「晴れ」。

 ところが、一日中今にも雪か雨が降り

そうな曇天日。ちょろっと日本画に出て

くるお日様がかすむように顔を出してく

れる。

 大違いの予報もまた一興!

 ところで、「かしめる」という言葉。

 初めて知る。勿論使ったこともない。

 「接合部がはずれないように、締め付け

たり、打ち付けたりしてしっかりととめ

ておく」というような意味らしい。

 広辞苑にはない。

名詞の「かしめ」はある。

 「ボイラー・水槽・ガス溜などのリベット

継手の部分からの漏出を防ぐために、板金

の縁を、刃先の平らなたがねを当てて叩き、

隙間をなくすこと。コーキング。」

と説明してある。

 LANケーブルなどのコネクター部分に使う

道具に「かしめ工具」があるという。

 意味はよく分かったけど・・・。

 なぜ、一般化しなかったのか?

 さて、今朝も神炊館へ。



 正岡子規の句碑も見つかる。



 芭蕉翁のことが歌に!

裏面に説明が。



「山里の 桑に昼顔 あはれなり」

そして、高浜虚子の句碑も。



まだまだ・・・‥幾人もの句碑がある。


 続く。


霧濃き多摩川と神炊館の芭蕉

2018-01-18 08:16:39 | 日記
霧濃き多摩川と神炊館の芭蕉

平成30年1月18日(木)

 朝霧が凄い!何年ぶりか?

朝霧青梅だ。

 そして、朝霧深霧多摩川!

これが堰の上手。



堰の下手。



 今日は暖かくなりそう。

 幸え給え!という高揚気分のなかで、

須賀川の神炊館へ。奥のほそ道碑だ。



 奥の細道碑には、宗祇戻と曾良随行

日記の須賀川の記録分が篆刻されている。



 もう少し近づいてみる。



 アップすると、



 判読可能。きちんと整備されている。

 嬉しい限り。


確定申告完了そして神炊館へ

2018-01-17 13:47:30 | 日記
確定申告完了そして神炊館へ

平成30年1月17日(水)

 神戸の震災からもはや23年もたつという。

 父が神戸にいた関係で、震災後、研修を兼ね、

神戸・三宮などその様子をつぶさに観た。

 その後、耐震関係、防災計画等、神戸にいる

知人などから情報をいただいて、ずいぶん勉強

させてもらった。

 先日、10秒前に地震予報があった。

 10秒間でもヘルメット、火の元など十分対応

がとれる自分とその時間の長さを感じた。

 有難いことだ。

 今朝は、確定申告をいつものように、e-tax

でやることんした。

 年金生活になったので、今年からしなくても

いいのかと思い、税務署に確認したら、したほ

うがよいとのこと。

 昨日、ナンバーカードのカードリーダーを

新たに買い求め、やり方も理解したので、

今朝からやることにした。

 医療控除もあるので、それを打ち込み、

2時間ほどかかって、完了。

 今年も早々に終わり、一安心!!

 午後の散歩も終え、また須賀川市へ。

須賀川市 神炊館神社

 「おたきや」さんだ。   

2017(平成29)年6月3日 12:45~

石鳥居より



先ず、社記に目を通す。

 奥州須賀川の総鎮守である神炊館神社

(おたきやじんじゃ)は奥の細道の途次、

芭蕉が参詣した神社。



 かわいい阿吽像



 碑がたくさん並んでいる。



 それは拝殿してからっと。

 
全国でも唯一珍しい社名は、御祭神である

建美依米命(初代石背国造)が新米を炊いて

神に感謝したという事蹟に因るという。

室町時代に、須賀川城主であった二階堂為氏

が信州諏訪神を合祀したことから、現在に至る

まで「お諏訪さま」としても親しまれているよ

うだ。

慶長3年(1598年)に現在の諏訪町に遷宮

され、現在須賀川市の中心市街地にありながら

閑雅を保つ鎮守の杜に四百数十年の時を超え

てお祀りされている。

 私は、今回で二度目の参拝である。



 丁寧に、参拝の仕方なども・・・・。



 次回に続く。




妙味?ことばの変転

2018-01-16 08:16:16 | 日記
妙味?ことばの変転

平成30年1月16日(火)

 高校時代の「古文」で、「梨」は平安時代(?)

頃までは「ありの実」と呼ばれていたと知った。

 万物が流転するように、ことばも変転。

ことばも生き物なのだ。

 今日の朝刊に、「優しい」の変容ぶりが紹介

されている。

 広辞苑では、古い順に意味の変容を紹介。

① 万葉集の時代は、身も痩せるように感じる。

 恥ずかしい。

とある。

 その後、

② 周囲や相手に気をつかって控え目である。

 つつましい。「大鏡」。

そして、源氏物語の頃は、

③ さし向かうと恥ずかしくなるほど優美

 である。優美で風情がある。

 変容の一途だ。

 そして、ちょっと今風に近いがちょっと違うか。

④ おだやかである。すなおである。

  おとなしい。温順である。

「肌に優しい洗剤」などの使い方は現在も活用。

 これは、

⑤ 悪い影響を及ぼさない。という意。

⑥ 情深い。情がこまやかである。

 これが今風の意かな。

 やっぱり辞書って面白い。

「憮然とした表情」。

 今は不機嫌の意味合いで使っている。

 20世紀前半までは、「表情を失う様」を

「憮然」と使っていたようだ。

 「肌寒い」は、今「はだざむい」と濁って

使う人も多い。「肌に寒し」は「はだ・さむし」。

 「はださむい」より「はだざむい」といった

方が寒い様子がより出ているからだろう?

 今朝は。ことばの生き様を楽しんだ。

 ありがとう!

 有難しもそうだなあ!!