貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

拾八ゞや

2019-04-09 09:04:52 | 日記

拾八ゞや

平成31年4月9日(火)

 昨夕は、青梅の地に霰が舞う。

 ほんのちょっぴり!

 ぴょんぴょん跳ねて、消えていく。

ほんに無常かな?

 今朝は、大垣の円通寺へ。

 

円通寺山門は、1635年(寛永12)

大垣初代藩主戸田氏鉄公が、

尼崎から大垣へ国替えになった時、

菩提寺である本寺の伽藍を移し、

現在地に建立。

 現在の木造本瓦葺きの山門は、

天保年間(1830~44)に再建され、

大垣藩十万石の歴代藩主の菩提寺

の山門に相応しい豪壮な姿を、

今も伝えている。

 参拝!

 

 本寺には、芭蕉と如水の句碑

がある。

 芭蕉の句は、

「こもり居て 木の実草の実 

         拾八ゞや」

 如水の句は、

「御影たつねん松の戸の月」



水草や藻とり作業中

2019-04-08 08:54:30 | 日記

水草や藻とり作業中

平成31年4月8日(月)

 今朝は早くから雨。

 近所の子が入学式を迎える日。

 8時過ぎより雨は一時上がる。

 今FMで、「一年生になったら」

の歌が流れている。

 まどみちおさんの歌詞。

 地域で豊かに育ててあげたい

なあ!

 とりあえず、

「○○ちゃん、入学おめでとう!」

 さて、今朝も大垣市へ。

 芭蕉句碑に出合い、気分一新!

 「名月や 北国日和 

       定めなき」。

 すぐ近くに、加賀全昌寺で詠んだ、

 「庭掃て 出ばや寺に 

          散る柳」

 その説明板。

  庭だけではなし。

 川に育つ水草や藻採りなどの作業を

している業者さんと出くわす。 

 年中行事の一つかな。

 ちょっと汚れも目立つ水門川を、

地元の方々とともに観光の私たちも

応援したいものだ。  

 我が地元青梅も同じかな。

 小松市の那谷寺の私の好きな

芭蕉句の一つにも出合う。

「石山の 石より白し 

         秋の風」

 そして、円通寺に至る。

 その説明

 つづく。


四季の広場

2019-04-07 08:50:05 | 日記

四季の広場 

平成31年4月7日(日)

 ここが、大垣の四季の広場だ。

 馬場町総合福祉会館の所には、

芭蕉句碑。

「降らずとも 竹植る日は 

         みのと笠」

がある。

 左が無料のレンタサイクル車である。

 ここで、家内のつくったおにぎり

2個とおかずをほおばる。

 その中途、3・4名ほどの婦人が

携帯写真で無神経な盛り上がり。

 のんびり昼食と光景の静寂も

破られ、ちょっと無念?

 絶景を細々眺めたりして、

気分一新する。

 

 

 芭蕉句碑の近くに、

「行く春を 翁と語り 

         川下る」

大垣青年倶楽部の方の句や

12名の句もまた楽し!

 美登鯉橋の所を渡らず、

大垣運河の方へ道なりに行って

しまう。

 ちょっと変だな、これじゃ

船は通れないなあ等疑いながら

テニススタジアムまで…?

 やはりおかしいと地図でも

確かめる。

 Uターン。   

 自転車なので、こういう時戻り

も楽。ほんに助かる! 

 敦賀の句に出合って、またまた

気分復活!

 


田三反味噌八斗

2019-04-06 08:41:10 | 日記

田三反味噌八斗

平成31年4月6日(土)

 花に浮かれてエイプリル!

あっという間の一週間だった。

 今朝は、結びの大垣へ。

 旧友木因との再開のくだりでは、

「大垣に泊りける夜は、木因が

家をあるじとす。武蔵野出でし時、

野ざらしを心におもひて

旅立ければ、

「死もせぬ 旅ねの果てよ 

      秋の暮れ」」 と、

旅の緊張感をほぐし、冒頭の句文に

対応させて大垣での様子を表現して

いる。

 ちょうど大垣がこの旅の締め括りの

ような感じを与えている。

 初旅の不安は見事に消去され、

歓喜の大垣という印象。

 元禄元年(1688)の春より、大和

から大阪・兵庫を巡歴しての後、

京都に滞在していた芭蕉は、夏五月、

大津より帰東の途中、岐阜妙照寺

住職である己百上人の案内で、

美濃に来遊する。

 大垣木因亭にて、

「来てみれば 獅子に牡丹の 

         住居哉」

という句を詠み、ここから芭蕉は、

名古屋・鳴海方面をまわり、

8月11日、美濃路を経て、

「更科紀行」の旅に出立する。

 芭蕉は、「奥の細道」の旅の結びで、

大垣を訪れたのが三回目。

芭蕉が初めて大垣に谷木因を訪れて

から、5年の歳月が経過している。

 芭蕉を慕っていた大垣の俳人たち

にとって、格別の意義深い来遊で

あっただろう。

『奥の細道』「大垣」の段では、

「路通も此みなとまで出むかひて、

みのゝ国へと伴ふ。

 駒にたすけられて大垣の庄に入ば、

曽良も伊勢より来り合、越人も馬を

とばせて、如行が家に入集る。

 前川子・荊口父子、其外したしき

人々日夜とぶらひて、蘇生のものに

あふがごとく。且悦び、且いたはる。

旅の物うさもいまだやまざるに

長月六日になれば、伊勢の遷宮おがま

んと、又舟にのりて、

「蛤の ふたみに別 

       行秋ぞ」

と記し、三回目の来垣だなというのが

わかる。

 少し脇道にそれたが、朱塗りの住吉橋を

過ぎると、「田三反句塚」という

芭蕉句碑がある。

「隠家や 菊と月とに 

         田三反」

 月によく菊も賞すべくまことに

恰好の隠棲の地であるの意。

「田三反」とは、一休禅師の詠んだ、

「山居せば 上田三反味噌八斗 

小者ひとりに水の能所 (よきとこ)」

を引用している。

 隠棲の料として、理想的な程度。

木因は舟問屋を営む富家、もとより

三反どころではないが・・・。

 そして、四季の広場へ。


祭前のチューリップ

2019-04-05 08:44:47 | 日記

祭前のチューリップ

平成31年4月5日(金)

 昨日の午後、いつものような

強い風が吹いていなかったので、

羽村のチューリップ畑へ、

自転車で様子伺いに。

 結構な見物客!

 菜の花とちょっとマッチング。

 

 ここは、市内唯一の水田地帯。

「根がらみ前水田」だ。

 裏作を利用して、約40万本もの

チューリップ球根を植栽している。

 関東で最大級を誇るチューリップ

畑だそうな。

 でも、今年はまだまだかな?

 これから背丈も伸びる。

 早咲きの種類。

 成長も楽しみ!

 咲き誇りつつあるチューリップも。

 チューリップ祭は、今週末から。

 6日(土)から開始。

 展望台に上がってみることもことも

できる。

 いろんな出店も、イベントもある。

 桜からちゅーりっぷへ。

 楽しみ、楽しみ!