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▼てな訳で、いつものMOVIX昭島に観に行きましたよ!
公開初日、夜の8時からの字幕スーパー版を観に行ったわけだが、お客さんが、私と連れを入れて8人しかいなくて寂しかった^^;
▼この作品は、ピクサー作品ではないのだが、ディズニーが傘下におさめたピクサーの作風を色濃く反映した作品のようだった。
私は、ピクサー作品では、『トイ・ストーリー』や『モンスターズ・インク』『ファインディング・ニモ』『カーズ』など、人間以外の世界を舞台にした作品には感動させられたものだが、
『ミスター・インクレディブル』や『レミーのおいしいレストラン』などの、人間の世界を舞台にした作品には、その完成度は別として、それ程の感銘を受けることはなかった。
さて、人間の少年が主人公の『ルイスと未来泥棒』はどうだったか?
▼冒頭こそは、ルイスが、赤ちゃんの時に孤児院に捨てられる様がゆっくりと描かれるが、そこから凄まじき矢継ぎ早の展開が始まる。
すっかり発明オタクに成長したルイス。
同室の、ルイスの発明につきあわされて寝不足の野球好きの少年。
オタクぶりが祟って、里親の見つからないルイス。
発明コンペに参加するルイス。
そこに現われる多種多様の人物たち。
ルイスに忍び寄る「山高帽の未来泥棒」
ルイスを助けようとする時空警察(?)の少年。
少年のタイムマシンで未来に連れて行かれるルイス。
タイムマシンで俯瞰される極彩色の目まぐるしき未来世界。
そこで知り合う個性的な人物たちのロビンソン・ファミリー。
それらが、スピーディーに展開されるのだ。
各シチュエーション、各人物たちには、それぞれの面白いエピソードが用意されているのだが、私にはそれを吟味する余裕がなかった。
正直、私は、ついて行けないように感じた。
私は、「これは、物語のテンポを間違えた作劇なのではなかろうか?」と思った。
やっと一息ついたのは、未来泥棒が繰り出した太古の恐竜を、ルイスが勇気を出して撃退した後、ロビンソン・ファミリーに自分が望んだ家族像を見出した時だった。
そこで、私も、やっと、ゆっくりと作品に感情移入できたのだった。
・・・しかし、冒頭の高速の展開は、私の記憶にちゃんと残っていて、それらの「全て」が、後になって、見事な伏線になって生きてくるのだった。
それについては、ネタバレになってしまうので、語らないでおく^^;
私は「ああ、この人がこの人で、この言葉がここで生きてきて、この雑音がここで使われるのか」と、前半に劣らぬ謎解きのスピード感を味わえるのである^^
▼ルイスも、未来の少年ウィルバーも、実に表情豊かにCGで描かれている。
ただ、私は、どうも、この二人が嫌だった。
それが何故かを、映画を見ながら考えたのだが、答えは簡単に分かった。
私は、少年と言うものが好きではなかったのである。
特に、物語の最初は、ルイスは不器用だったし、ウィルバーは悪ガキだった。
なんか、いけ好かなかったのだ。
しかし、ルイスは、物語の最後では、見事に成長していく。
ウィルバーは、悪ガキのままだが、そのウィルバーを抱きしめるルイスが頼もしかった。
▼私は、ピクサー系の作品では『モンスターズ・インク』が大好きで、そのラストシーンが特に大好きだった。
幼女ブーが、モンスター世界から人間世界に戻ることができて、モンスターであるサリーやマイクと永遠の別れとあいなった。
・・・と、思いきや、すぐに再会できたのだ^^
私は、「物語はこうこなくっちゃ!^^」と感激した。
それでこそ、物語は広さを増すのである^^
しかし、このシーン、製作者側では賛否両論だったそうだ。
そして、『ルイスと未来泥棒』においては、ルイスは時を遡り、自分を棄てた母親に再会しかける・・・。
しかし、ルイスは、それをやめた。
それでいいと、私は思った。
この場合は、それで、物語が広がっていくのである・・・^^
PS.ウィルバーの着ていたTシャツが欲しいなあ^^
(2007/12/22)
公開初日、夜の8時からの字幕スーパー版を観に行ったわけだが、お客さんが、私と連れを入れて8人しかいなくて寂しかった^^;
▼この作品は、ピクサー作品ではないのだが、ディズニーが傘下におさめたピクサーの作風を色濃く反映した作品のようだった。
私は、ピクサー作品では、『トイ・ストーリー』や『モンスターズ・インク』『ファインディング・ニモ』『カーズ』など、人間以外の世界を舞台にした作品には感動させられたものだが、
『ミスター・インクレディブル』や『レミーのおいしいレストラン』などの、人間の世界を舞台にした作品には、その完成度は別として、それ程の感銘を受けることはなかった。
さて、人間の少年が主人公の『ルイスと未来泥棒』はどうだったか?
▼冒頭こそは、ルイスが、赤ちゃんの時に孤児院に捨てられる様がゆっくりと描かれるが、そこから凄まじき矢継ぎ早の展開が始まる。
すっかり発明オタクに成長したルイス。
同室の、ルイスの発明につきあわされて寝不足の野球好きの少年。
オタクぶりが祟って、里親の見つからないルイス。
発明コンペに参加するルイス。
そこに現われる多種多様の人物たち。
ルイスに忍び寄る「山高帽の未来泥棒」
ルイスを助けようとする時空警察(?)の少年。
少年のタイムマシンで未来に連れて行かれるルイス。
タイムマシンで俯瞰される極彩色の目まぐるしき未来世界。
そこで知り合う個性的な人物たちのロビンソン・ファミリー。
それらが、スピーディーに展開されるのだ。
各シチュエーション、各人物たちには、それぞれの面白いエピソードが用意されているのだが、私にはそれを吟味する余裕がなかった。
正直、私は、ついて行けないように感じた。
私は、「これは、物語のテンポを間違えた作劇なのではなかろうか?」と思った。
やっと一息ついたのは、未来泥棒が繰り出した太古の恐竜を、ルイスが勇気を出して撃退した後、ロビンソン・ファミリーに自分が望んだ家族像を見出した時だった。
そこで、私も、やっと、ゆっくりと作品に感情移入できたのだった。
・・・しかし、冒頭の高速の展開は、私の記憶にちゃんと残っていて、それらの「全て」が、後になって、見事な伏線になって生きてくるのだった。
それについては、ネタバレになってしまうので、語らないでおく^^;
私は「ああ、この人がこの人で、この言葉がここで生きてきて、この雑音がここで使われるのか」と、前半に劣らぬ謎解きのスピード感を味わえるのである^^
▼ルイスも、未来の少年ウィルバーも、実に表情豊かにCGで描かれている。
ただ、私は、どうも、この二人が嫌だった。
それが何故かを、映画を見ながら考えたのだが、答えは簡単に分かった。
私は、少年と言うものが好きではなかったのである。
特に、物語の最初は、ルイスは不器用だったし、ウィルバーは悪ガキだった。
なんか、いけ好かなかったのだ。
しかし、ルイスは、物語の最後では、見事に成長していく。
ウィルバーは、悪ガキのままだが、そのウィルバーを抱きしめるルイスが頼もしかった。
▼私は、ピクサー系の作品では『モンスターズ・インク』が大好きで、そのラストシーンが特に大好きだった。
幼女ブーが、モンスター世界から人間世界に戻ることができて、モンスターであるサリーやマイクと永遠の別れとあいなった。
・・・と、思いきや、すぐに再会できたのだ^^
私は、「物語はこうこなくっちゃ!^^」と感激した。
それでこそ、物語は広さを増すのである^^
しかし、このシーン、製作者側では賛否両論だったそうだ。
そして、『ルイスと未来泥棒』においては、ルイスは時を遡り、自分を棄てた母親に再会しかける・・・。
しかし、ルイスは、それをやめた。
それでいいと、私は思った。
この場合は、それで、物語が広がっていくのである・・・^^
PS.ウィルバーの着ていたTシャツが欲しいなあ^^
(2007/12/22)