☆「名人」ならぬ「タロ人」こと三遊亭鬼丸師匠が、名人をお呼びして催す二人会in埼玉市民文化センターに行った。
・・・「タロ人」とは‥‥
名人ではない鬼丸が考えた造語。
名人の「名」を分けてカタカナの「タロ」にしながら徐々に近づけて、
お客の気がつかない間に名人を名乗るという鬼丸の姑息な作戦でもある。
彼女でも連れて行こうと思ったのだが、用事があるとのことで、ババァを連れて行った(正確には母親)。
今回の「名人」は、柳家花緑師匠だった。
知らない方だったのだが、さて、高座に上がった姿を見てみると、
首都高を八王子方面に進んだ時に見える「須崎(だったか?)石材」の立て看板の噺家だと知った^^
◇
なお、最近、読まれた「ゴゴモンズ」ネタを載せておきます。
≪ 鬼丸師匠、かおりん、グッドアフタヌーン!!
・・・メインテーマ『イラっ!まわりを凍らせた 子供や老人の一言!』です。
人間にはダメダメな時期があるようで、私は、それが浪人時代でした。
中高とほぼ皆勤賞だった私ですが、予備校に行きたくなくなり、いつも自宅で勉強もせずに、マンガを読んだり、ゲームをしていました。
姉がピアノ教室をしていたので、そこに通ってきていた幼児や子供を集めて、遊びのリーダーとして君臨していました。
両親は、「人間には、そんな期間もあるのだろう」と、子供たちに、人形を使って即興で話を語っている私を温かく見守っていました。
しかし、ある日の、ある幼女の無垢な一言が、場を震撼させ、イラ立たせました。
その子は、無邪気にいいました。
「オマエは、オトナなのに、イツモ、オウチにいるけど、なにしてんだよ?」
周囲の誰もが、気をつかって言わなかった、私のナイーブな核心を衝く発言でした。
私は、一瞬でイラッと頭が沸騰したものでした。 以上! ≫
それから、下は、記録を残しておらず、放送も聞いたはずなのですが、聞き逃したけど読まれていたネタ。
お店に来たお客さんが「読まれていましたよ^^」と教えてくれました^^;
思い出して書きます。
≪ 鬼丸師匠、かおりん、グッドアフタヌーン!!
・・・メインテーマ
『イラっ! お父さんお母さん、私はソレを断ち切りますよ!』 です。
私の両親は、ファミレスなどに行き、ハンバーグセットなどの、平らな皿に盛られたゴハンに、必ず、塩を振ったものでした。
私は、それが嫌で嫌で! なんか、外食してることに舞い上がっているみたいじゃあないですか。
子供の頃はそれでも、それが普通だと思っていたのですが、大人になって、ちょっと恥ずかしいことだと分かりました^^;
私は、この伝統を、断・ち・切・り・ま・す!! 以上! ≫
う~、こういうシンプルなネタは、わりと爆発力があるんですよね。
鬼丸師匠とかおりんは、どんなコメントをしてくれたんだろう・・・。
◇
私とババァは、会場のある埼玉県市民文化センターに早目につき、近くの焼肉屋さん「朱苑」で食べた。
うまかった!!
が、母親の食べたクッパみたいのに入っていた「マルチョウ(モツの脂身のかたまり)」ってのが、ヤバいくらいうまかったっス!
鬼丸師匠は浦和在住とのことで、このお店なんかでも食事するのでしょうか?
で、市民文化センターの図書館等にも行ったりするのでしょうか?
近くのファミマにも行ったりするのでしょうか?
隣りの「GEO」で、AV借りたりもするのでしょうか?
・・・などと書くと、気持ち悪いでしょ^^;
だが、その手の男が、会場に来ていたのでした・・・!!
私とババァがロビーの椅子に座っていると、隣りで立っていた老夫婦に話し掛けている男ありけり。
歳の頃、二十代前半、外見は普通だが、やや視線があらぬ方向を見つめている。
簡単に言うと、おそらく、ここに書いたら、私が大人げなくなるような「心の病」の方なのだが、まあ、私なので書いてみる^^;
・・・そいつは、
「ゴ、『GOGOMONZ』、聴いてますか?」と老夫婦に聞くのだ。
こいつの特徴は、二度繰り返す。
「ゴ、『GOGOMONZ』、聴いてますか?」
「? ・・・は、はい。たまに聞いてます」
老夫婦は、最初は無難に答える。
「面白いですよね。面白いですよね。・・・メ、メールを番組に送ったことがありますか? メ、メールを番組に送ったことがありますか?」
「い、いいえ・・・」
「出してみてください。出してみてください。お、面白いですよ。面白いですから」
「は、はぁ・・・」
この辺りで老夫婦は、相手が普通じゃないと分かる。
私は、そういう人には敏感なので、最初の一声で理解していた。
「ア、アルシェに行ったことはありますか? ア、アルシェに行ったことはありますか?」
・・・ナック5の番組の公開生放送を行なうスタジオアルシェのことである。
「い、いいえ・・・」
「行ったら、シ、C Dショップの中にブースがあって、お、面白いですよ。面白いですから」
「は、はぁ・・・」
私は、この男が「ブース」と言う言葉を知っていたのが面白かった。
その後も、「かおりん(横田かおり)」「ザキシマさん(ゴゴモンズの構成作家)」の名前を発しつつ、ひとしきり質問すると、その男は老夫婦を開放した。
おそらく、用意していた質問がなくなったのであろう。
続いて、そいつは、私の隣に座っていたおっさんに、同じ質問を始めた。
しかも、声が大きいので、同じ質問を開始したのが、先ほどの老夫婦にも聞こえていよう。
周囲の皆にも筒抜けだ。
こ、こいつ・・・、手当たり次第だ!!!
私は、その「通り魔的な犯行」に恐怖した。
話し掛けられた人は、あたかも心をレイプされたかのように、これから落語を楽しむ陽気な雰囲気が台無しにされる。
お、俺には、は、話し掛けるなよ!!!
男のドモリは伝染する。
◇
会場に入る。
前回の同会場では、私は中央の最前列だったのですが、今回の席は、早目に予約入れたのに、前左ブロックの後方でした。
おそらく、中央前ブロックは、花緑師匠のファンで埋め尽くされているのでしょうか?
で、真後ろから、「ゴ、『GOGOMONZ』、聴いてますか?」と、隣りの席の人に聞いている声が聞こえた。
アチャーッッ!!^^;
(続く 2013/10/28)